朝食時。
年末調整書類の提出期限が迫ったので、慌てて保険の証明書を取り出す。
「ありゃ〜医療保険、加入してたんやねえ」
「今頃何を言ってんの? ○○生命に変わった時からず〜と入ってるやん」
こんなに自分ちの事を知らない自分に呆れた。
最近華と晴の散歩の時、
ふと「入院でもしたら大変やなあ。保険のこと考えんとなあ」と
すでに医療保険に加入してる自覚もなく、考えるようになっていた近頃。
「こっちの終身保険ほうは、『掛け捨て』と違うよな?」
「80歳まで加入し続けたら、満期時に1500万円戻ってくる」
「ふ〜ん。それやったら80歳過ぎて年金少なくても
なんとか生きていけるなあ」
「まあアタシはアンタが不意に死んでも、保険で入ってくるお金が
それほど多く無くても、 ローンも無くなるし、余裕で生きていけるで」
「そやなあ。寿命が延びた、っていうても男はやっぱり早く死ぬしなあ」
「チチョは定年過ぎたら、ここをリフォームして転がり込むって言ってるで。
アンタには2階に移ってもらうんやて」
「はは。2階に追いやられる前に、とっくに死んでるかもね」
なぜか老後の話が延々とはずむ(?)
あ!華の朝ゴハン忘れて話し込んでしまったよ。
ゴメン、ゴメン!
「あ〜扶養家族の欄に華と晴を書けたらいいのになあ」
「・・・・・・・」
朝ゴハンまだ?
待ちくたびれた・・・