昨日は「母の日」だったけど GWにくっついた週末だし
夕方にはすっかり忘れきっていた... ただの言い訳だ...
徹が 遊びから帰宅するには早い時間に ひょっこり戻ってきた
何やら コソコソそそくさと自分の部屋へ行く 挙動不審
こちら側から見えない手に 何かを隠し持っているようだ
「徹、待ちなさい! 手に何を持っとるとぉー? 見せなさい!」
悪ガキの徹、、、またか、、と、怒りモードの私
振り返って私の前へ来て 「ママ、いつもありがとう。」と小声で言うと
後ろ手に隠していた カーネーションを渡してくれた
私が号泣したのは言うまでもない、、、ごめんネ、ごめんなさい、徹。
そして、ありがとう、本当にありがとう、ありがとう、徹。
私が徹だったら 「こんなモノ、買ってくるんじゃなかった!」 と
花を母親に投げつけていたに違いない
そんな感情をグッと堪えて 花を差し出した徹の胸中を思うと 本当に
自分が情けなく 後悔の念に襲われる
徹も涙を流している どれ程 悲しく 悔しかったことだろう
それなのに 「ママが喜んでくれてよかった」 と 涙の止まらぬ私を
まだいたわってくれる
徹は悪ガキだけど 心根が本当に優しく 花や動物が大好きで
世話もしっかりできる男子だ
そして 心がしなやかで強いことも知った GUN譲りだな