１５時５０分
ボニーの面会に行く。
みかんちゃんお母さんも心配して駆けつけてくれた。
「エチレングリコール中毒」の可能性について説明と質問を受ける。
車のバッテリーやアイスノンの中身などに使われるエチレングリコールは、甘いので、犬が舐めてしまう事故もあるらしい。我が家には置いていないものだったが、散歩中はオフリードにしていた事もあり、可能性はまだあった。
こちらも、ネットで調べた結果、疑われる病気「上皮小体機能低下症」について、獣医師に質問。
�．┘船譽鵐哀螢魁璽訝翔任亡悗垢詆賊，慮�解
・一時、クライドにもふらつき、震えなどの症状が見られたため、散歩中に二匹で異物（を口にした可能性がある。
・クライドが発作を発症しないのは舐めた量が少なかったためではないか。
私の見解
・クライドの不調は、犬同士の以心伝心による可能性もあるのではないか。
・先生のお話によると、異物を口にしてから中毒症状が現れるまで２４時間から７２時間、との事だったが、発症した３日前からの散歩ではボニーをノーリードにした時間はほんのわずかで、ボニーは抱っこされている事のほうが多かった。ノーリードの時間の長かった同居のもう一頭の方が症状が軽いのは理にかなっていない。
・普段、拾い食いの心配が大きいのは、むしろクライドである。
�⊂緘蘊�体機能低下症に関する病院の見解
・2頭ともに症状が見られたので可能性は薄い。
・ただし、ボニーの神経症状が（今考えれば）かなり以前から見られた事が気になる。
・「私たちが開業獣医をしていても、一生に2件か3件あるか無いか、という非常に珍しい病気であるので、難病であるし、可能性は薄いと思いたい。」（先生が仰ったままです）
私の見解
・私が、ボニーの単なる癖だと思っていた症状（夜中に訳もなく悲鳴をあげることがあった・頭を床にこすりつけるような行動）が、以前から出ていた神経症状の可能性がある。
・病気の特徴があまりにも似ている。かかりやすい条件（小型犬の成熟した雌犬）も合っている。
・いくら先生が一生に何度も見ない病気だからといって、うちのボニーが違うとは言い切れない。
ボニーの状態も落ち着き、立ち上げれはしないけれど、私とクライドが見えると、こちらに向いて、這ってくる様子が見られたので、私的には、「脳は大丈夫かもしれない」と思った。
今後も調べてみます、との心強いお言葉を頂き、この日は帰ることに。
夕方
バイト後、帰宅してからも、ネットを使った情報収集。
ブログお友達のモグ母さんとhanaさんから、
「愛しき乙音〜原因不明の病気と闘った愛犬の記録〜」
というボニーと同じ低Ca血症に苦しんだワンちゃんの闘病記を綴ったブログをご紹介いただき、早速訪問とご協力をお願いするコメントをしてくる。
しつけ教室のBBSを見てくださった飼い主さんからの情報、
「大丈夫マイペット」
という獣医師への質問が無料でできるサイトに登録、質問をする。
この日は夜半ごろから、「愛しき乙音〜」のharutsukuさんと幸運にもコメントのやりとりが出来、今後の事を色々と相談する事が出来た。
午前4時頃
寝ようとしたが、目が冴えて30分程しか寝られなかった。
29日（木）
朝8時
この日はI病院は休診日だったが、8時頃なら開けてくれるとの事だったので、ご飯を持って面会に行く。
完全に意識が戻っていて、私とクライドを見つめて大粒の涙を流すボニーを見てそのまま連れ帰りたい気持ちになったが、なんとか堪えて、あまり興奮させないように短時間で切り上げて、先生のお話を聞く。
「Ca値は少しづつ上がってきているので、食欲も出てきたし、明日の検査で回復している様なら、内服薬に切り替えて自宅で様子を見てもらう事になります」
と、嬉しいお言葉が頂けた。
この日は、精密検査をして診断を確定したい、大学病院など、大きい病院で検査した方が良いのでは？等を聞こうと思っていたのだが、ボニーが思ったより早く回復してきている事と、休診日でスタッフが居ないのか、先生自ら入院動物のお世話に忙しそうだったので、質問は翌日に持ち越す。
クライドの散歩後、帰宅して、ブログのチェックと、「エチレングリコール中毒」について掘り下げて調べる。調べていくうちに、不凍液やアイスノン以外にも、油性・水生マジックや、インクジェットプリンタのインクにも微量ながら含まれている事が判明する。
10時頃
少し仮眠・・・のはずが、緊張の糸が切れたのか、６時間も寝てしまう。
夕方〜
バイト先の社長に、ボニーの事を話すと、
「心配だったら、しばらく休んで良いから、しっかりついててやれ！退院したら会社に連れてきてもいいぞ！」
と力強い応援を頂く。
帰宅後、改めて乙音ちゃんの闘病記を読み返す。昨日は走り読みだったので、色々見落としているかも知れないと思ったので。
harutsukuさんはじめ、色々な方から、優しい応援のコメントを頂き、大分冷静に考えられるようになってきた。
ネット検索は次第に専門的なページにばかりヒットするようになってきて、これといった成果はなし。
１２時
就寝
３０日（金）
９時
病院へ。朝一番でしていただいた血液検査ではCa値が9.1と少し低いながらも正常範囲まで回復。
やはり、毒物中毒による可能性が高くなる。上皮小体機能低下症の検査は、血液中のホルモンの量を測るものなのだか、県内には、犬用の検査をしてくれる機関が無いとの事。基準値が違って、正確な判断には使えないが、人間用の検査機関で調べてもらえるかもしれない、という事をアドバイスしていただき、いよいよ退院！！
一週間様子をみて再検査する事になり、毒物中毒だった時のための肝臓の薬と、低Caを防ぐためのカルシウム剤を頂いた。
帰りは自分で車に飛び乗るほど元気。
夕方
前日にインクジェットプリンタのインクにエチレングリコールが含まれている事が分かったので、エプソンに電話して、印刷物にも残留するのかを問い合わせる。回答は来週になるとのこと。
ボニーは少しだるそうではあるが、食欲もあり、大分落ち着いている様子。
１８時〜
バイト先の会社に一緒に出勤
２１時
帰宅後ごはん。食欲あり。
多飲多尿は以前からの通り。
この日は心配だった事もあり、家族４人でリビングで就寝。
７月１日（土）
６時半
ごはん（食欲あり）
７時半
人間達は出勤。
１７時半〜
まま帰宅。
元気でほっとする。散歩はあまり興奮させなければ問題ないとの事だったので少しだけ家の周りを歩く。
排尿・排便。
晩ご飯も食欲あり。
元気はいつもの半分くらい。
２日（日）
６時半
朝ご飯。食欲あり。
夜のうちに排便あり。
７時半
人間達は出勤。
５時半
まま帰宅。
天気が悪いため散歩は無し。
晩ご飯。食欲はあるが、試しに差し出したドライフードには見向きもせず。
私の後をカルガモ状態でついてまわる。姿が見えないと不安らしい。
元気は６割くらい？
私が動かずに居ると、傍で寝ている。
３日（月）
８時
だーりん出勤。車で会社まで送った後、少しだけ散歩。
歩くのを嫌がったが、これは地面が濡れていたせいでいつもの事。
排便・排尿
９時半
朝ご飯・食欲あり。
〜夕方
ほとんど寝ているが、日に日に元気は出てきている様子。
この日はだーりんが早かったため、バイトには同行せず。
２０時半
まま帰宅。
カルガモ状態は次第になくなってきた。相変わらず寝てばかり。
晩ご飯・食欲あり。
この日はおやつも喜んで食べる。
４日（火）
朝５時に散歩に行く。
おしっこ３回
うんち１回（正常）
足取りも軽くなってきたような気がする。
終日食欲アリ。でも、ドライフードには反応せず。
手作りばかりで贅沢になっているのか、体調が完全ではないのかは不明。
数日振りに玄関チャイムに激しく吠え立てる様子が、段々元気になってきているようで、うかつにも誉めてしまった。
この日から、なるべく平常の暮らしに戻るべく、人間は寝室で、ぼに＆くらはサークルの中で寝かせる事に。
５日（水）
朝夕ともに食欲アリ。
夜、人間が寝室に行った後、突然鳴き出して、「また？！」と思ったが、最近一緒に寝ていたせいか遊んで欲しかった様子。心配させないで〜〜〜！！
腎臓が落ち着いているのか、おしっこの量もここ数日、いつもより少ないような気がする。うんちも健康そう。
他の薬と時間をずらして、フィラリアの薬も飲ませる。
６日（木）
朝から少しだるそう。暑いせいかと思い、エアコンを始動。ドライで２７℃。これが我が家にはちょうど良いみたい。例年、冷房モードは数えるほどしか使わない。
夜、私がバイトから帰ってからしばらくすると、あの、頭を擦り付ける動き・・・発作の前ほど異常な感じではないけれど、かなり心配になって急遽、夜は添い寝。
朝は食欲アリ。
夜はゆっくり食べていたが、なんとか全部食べる。
排泄は特に変わりなし。
７日（金）
待ちに待った再診の日。
朝一番に病院に着き、血液検査。
結果は、全項目異常なし！！！！！
問題のCaも9.4と完全に正常値。腎臓の数値も正常値だったため、最初に腎機能の異常を指摘されたN病院での検査を受けた時点で、既に何らかの中毒症状が出ていた可能性もある、と先生が仰った。
時間が経っているため、毒物中毒の確定診断は出来ないとの事だったが、疑いはより濃厚になった。
ただし、昨晩のボニーの気になる症状と、安心するためにどうしても原因を突き止めたい旨を相談した。
上皮小体機能低下症の疑いを晴らすためには、血中のホルモン値を調べる必要がある。しかし、これを調べてくれる動物用の検査機関は、県内には無いかもしれないので、人間用の検査機関に問い合わせをしてもらう事に。
待つこと１５分。先生がご存知だった会社は、動物の血液は受け入れてくれないとの事。
その理由が馬鹿げている。なんと、狂牛病事件後、動物の血液の受け入れを拒否している、という。何の関係も無いのに・・・
そして、harutsukuさんのブログを読んで、考えていた「大学病院への受診」の相談もする。
我が家から一番近いのは、岐阜大学獣医学部付属病院である事も事前に調べておいたが、大学病院は、転院の際は、紹介で無いと受け入れてくれないため、ボニーが今の症状について大学病院で調べてもらうためには、I先生の紹介状がどうしても必要なのだ。
相談の結果、ホルモン量の診断がつく検査機関が見つからなければ、岐阜大学に問い合わせてみてくれる、とのことでした。
意外だったのは、I先生が
「岐阜大学で出来る検査か、治療できる病気か聞いてみる」
と仰った事。
私は素人考えで「大学病院＝何でもわかるし、治療できる」と思っていたが、このような難しい症例になると（上皮小体機能低下症だと仮定して。）大学病院によっても得手・不得手があり、必ずしも岐阜大学でわかる、という訳では無いらしい。
ともかく、もし、大学病院に転院する事になっても、最初は血液を送って、それからボニーを連れて行くことになると聞かされ、少しほっとする。（本気で岐阜市内の動物可のウィークリーマンションを探したりしていましたから。）
カルシウムの内服薬を頂き、帰宅。
８日〜１３日
お散歩は控えめにしながらも、日に日に元気になっていき、ごく普通の生活。
ごはんは、手作り食をもりもり食べて、排便も正常。
〜続きは後日も追記します〜
〜以下追記〜
明けたら明けたで暑いよね・・・
なんだかおやじくさい（笑）
ぼに＆くら
金魚
」
ボニー
も普通のをするようになったらしいので、早ければ明日、退院できる事になりました。とりあえずほっとしたよ〜
の中では、疲れたクライドが爆睡中
クライド
ボニー
ママ
ボニー
ボニー
