4/2(日)
今時期は犬にとって忙しい時期。いや、飼い主にとってもか。
フィラリア検査、ワクチン、狂犬病、ノミ・ダニ予防と相次ぐ。
3,4月は忙しい。
区から狂犬病合同接種、サンゴがお世話になっていた病院からもフィラリア検査について通知がきていたので忘れていたわけではないが、色々な行事(結婚式等)を含めるとそこにまで考えは至ってなかったかも。
さて、久しぶりの横浜の病院へ。
サンゴが亡くなった時から、落ち着いたらアニィも健康診断を受けさせようと決めていた事もあり、また、フィラリア検査と健康診断セットだと割引になるのでそのコースでお願いした。
私たちが向かった時はちょうど豪雨と強風。夏の台風かと思うくらい凄かった。
アニィは病院付近に車が着くとキョロキョロとし出した。覚えてるのかな。
さすがに毎週通ったしね。アニィはただのお供だったけど(笑)
まず血液検査。血を抜かれるアニたんは・・・やっぱり無表情(笑)
よく見ればちょっと違うのだけどね。ふに?て顔してた。
検査結果、すぐ出るものだと思っていたら一週間後になるらしい。
フィラリア検査についても同様。
だから陰性か陽性かわかってからフィラリアの薬を使うことになる。
他触診・耳掃除・肛門絞り・体重測定・等してもらった。
そして初めて気付いた事!キレイと思っていたアニィの歯、歯肉炎を起していた( ̄― ̄゜) ごめんね、手前の方は白いから奥までは見ていなかったよ。
奥歯には確かに歯石がついていた。
これは除去する必要があるので一ヵ月後にやる事とした。
知らなかったのだが歯石除去には全身麻酔をする事になるのだそうだ(驚)
アニィはサンゴのように噛んだり暴れたりしない子なのでおそらく麻酔なしでも大丈夫ではないかという話になったが実際やってみて、危険な場合・アニィの苦痛がひどそうな場合には麻酔が必要となるだろう。
ちなみに麻酔を打つと2万程度・除去だけなら3000円程度らしい。
うーん( -_-) 全身麻酔かぁ・・・。
しかしこのまま歯石を放置するわけにはいかないので、仕方ない。
先生から歯磨きについて説明を聞いた。
まずは歯磨きをし、歯垢を歯石にさせない事。
3日に一度はやって欲しいそうだ。そうなのか。
磨いていたつもりだったけど、さすがに3日に一度はやってなかった。
人用歯磨き粉でも犬さえ嫌がらなければ害はないという事なので人用で試してみる事にする。後でやってみよう。歯ブラシもたぶんわざわざ犬用を買わず人用のものでやってみようと思う。上手くいかなかったりしたら考える。
サンゴの解剖結果が出ていた。説明をうける。
私は専門用語に弱いので何の何がどうという事をうまく伝えられないが、
背骨両脇に出来ていた腫瘍が血管を圧迫していた。
それによって血流が悪くなり肝臓の機能が低下していた。
また、腹水の溜まる原因となっていたようだ。
リンパ腫が脳の延髄に転移していた。
それにより呼吸機能に異常を起こし、最終的に呼吸不全に陥り・・・あのような亡くなり方をした。
そしてこれは先生も予想外だったらしいのだが、解剖時肺の中にもうひとつ別の腫瘍があり、検査結果、それはメラノーマであった。
(↑表示上わからないがリンク有り)
リンパ腫瘍とメラノーマ、どちらが先であったかは定かではない。
メラノーマはおそらく先に口内にできており、それが肺に転移したものと考えられる。
サンゴの口の中の様子を見るなんてことは、口輪をはめて診察をうけていたような状態だったから到底無理だった。それこそ全身麻酔でもかけないと見ようがなかった。気付かずとも当然と言えば当然だ。
勿論、そんな犬(口の中を診れない)に育ててしまった私に責任があるのだが。
メラノーマの方がリンパ腫瘍よりも更に性質が悪いガンで、リンパ腫瘍だけでなく、メラノーマだけでもサンゴは・・・だったということがわかる。
肺に転移してあれだけ延命できた事を考えるとメラノーマははじめに書いた背中の腫瘍の血流の悪さから起こる肝臓機能の低下、つまりそれにより抗癌剤が代謝されないという事から全体の免疫機能低下に繋がり、メラノーマがガンとして発病したのではないかと、私は思う。
どちらにしても、サンゴがとても頑張ったということだ。
それだけのガンに冒されつつ、最期の最期までご飯を食べ、飼い主と過ごせ・・・。幸せだったと思いたい。
サンゴとの生活であの半年に関してだけは、悔いはない。
こうして解剖結果を出してみて、やはり解剖させてもらって病院側も得られた事があったと言われた。やはり「解剖させてくれ」と患者に言うのはなかなか難しい事らしい。
私達は毎週通っていたし、信頼関係も出来ていたし、半年という期間があったし、それと私自信もサンゴについて知りたかったからお願いした。
延髄に腫瘍が出来るという事はデータとして少ないらしい。
ただ、それはまずデータが少ないという事実があるから。
解剖検査していないワンコ達の中には実際にはたくさん居るのかもしれない事だ。
私としては、今後の犬(他動物達)達の医療発展の為にも、出来るだけ多くの人に協力して欲しいと感じた。同じ病気にかかった子たちが出来るだけ負担なく、助かる方法が見出されるように・・・・。
勿論、愛犬をきざまれる・・・という事が悲しく、つらく、嫌だという想いもわかっているが・・・。
先生、半年有難うございました。この場を借りて再びお礼を言いたいと思います。私・旦那・サンゴ・先生にとって、あれが精一杯であり、やるだけの事は出来たと感じています。
これからはアニィを宜しく。
今後は緊急時や重度でない時には近所の病院を探そうと思う。
しっかりした検査・手術などはこの横浜の病院に連れていこうと思う。