今日は午後から出張トリミングに行ってきました。
当店は基本的に「出張トリミング」は行っていないのですが、獣医さんからお願いがあり、お邪魔することになりました。
お客様はパピヨンの男の子だったのですが、家の外に出るのが大嫌いで、病院やサロンに行くと極度の緊張状態に陥ってしまうそうです。その上、心臓病を患っているため、一番落ち着ける環境でのトリミングが望ましいという獣医さんの判断でした。
過去に極度の緊張状態になった時に生死を彷徨うほどの発作が起きた事もあるそうで、私は獣医さんと連絡を取りながらトリミングをさせてもらいました。
この子は2才の時に縁あってこのお家に迎えられました。その時からお外が大嫌いで殆ど外に出さずに生活していたそうです。
そこで私が疑問に思ったのは「嫌がる・怖がる」=「させなくていい」なのか??という事です。
この先、生きていく上で避けては通れない物には「避ける」のではなく「慣らせる」という事をしなくてはならないと思います。
ワンちゃんの社会化期は生後2カ月から6カ月が最も重要と言われていますが
その時期を過ぎれば「物事に慣れない」のではなく、慣れるスピードがゆっくりになってしまうだけで、2才になっても5才になっても遅すぎる事はありません。
今回のワンちゃんのように「発作」のような命に関わる出来事が起きてからでは、命のリスクを背負って「慣らす」というのは、簡単にできる物ではありません。
そうなる前に、そうはならないように苦手な物に目を逸らさずに、ワンコの為に平気な物を一つでも多く作ってあげてください。
はなちゃん
週末は「わんにゃんドーム」に行かれるそうです いっぱい楽しんできてね