昨日、ちょこっとだけ書いたように、だいきちのカウンセリングも卒業を迎えました。
だいきちの問題行動勃発から、約10ヶ月間のカウンセリング。。。
長かったようで、短かったようで・・・
最初は、ひのに対する異常な興奮から始まった。
ふとした瞬間にスイッチが入り、興奮状態が治まらなくなる。
でも、一歩、居間の外に出れば、いつもの従順で大人しい、だいきちの戻る。。。
次第に、攻撃性へとエスカレートしていき、のりも手が付けられない状態となっていった。
神経の病気とか、頭の病気とかいろいろと疑ったけど、結局、お友達ブログから知った、動物行動のカウンセリングを受け、だいきちの行動修正プログラムが組まれました。
まずは、だいきちの強化された悪い条件をリセットすることから始まり、次第に飼い主との良い条件を再学習させていくという手法です。
だいきちには、学習が入りやすいようで、すぐに、のりとの関係は良好に向かいました。
のりに対しては、攻撃性を見せることがなくなり、興奮状態も静止できるようになりました。
しかし、難しかったのが、ひのとの関係性です。
もともと、だいきちは、ひのにべったりな仔。
ひとと一緒に過ごした時間が長い分、ひのへの思い入れが強かったのかもしれません。
その反動のためか、なかなか、ひのとの良い条件を学習してくれず、攻撃性をたびたび見せていました。
カウンセリングの最後の最後に残ったのも、夕食後のひのへの興奮状態。
ひのも心の病気のため、自分のことで精一杯。
なかなか思うように行動できず、すごく辛かったろうと思います。
でも、ひのにも、だいきちにも、負担をかけないように、すこ〜しづつステップアップしていき、ようやく日常生活を問題なく過ごせるようになりました。
ひのとだいきちの距離もかなり近づいており、ひのも以前と比べるとかなり強くなった気がします。
お疲れさま、ひの、だいきち。
良く頑張ったね〜〜〜〜
これで、めでたく卒業です。
でも、これで終りじゃなく、これからが始まりの気持ちでいます。
先生からも卒業の際、最後のお話がありました。
人間も同じですが、高齢になればなるほど、肉体的にも精神的にも衰えてくる。
それに従って不安も増し、問題行動を起こす高齢犬が増えているそうです。
飼い主のコミュニケーションによって、少しでも安定感を与えることが大切ですとのお話でした。
これからも、着実にコミュニケーションを図っていこうと思っています。
このだいきちの問題行動を機に、カウンセリングを通して、いろいろと考え、学びました。
そして、だいきちがどういう性格なのか、どういう思考をもっているのか、深く理解するようになり、だいきちに対する愛情も、より増した気がします。
まずは、犬を犬としてみて、何を欲しているのか理解する。
間違った愛情というのはないだろうけど、間違ったところに愛情を注いではならないということ。
犬とのコミュニケーションをとる、そして、その方法。
犬に、役割を与えてやること。
役に立つことじゃなくてもいいから、飼い主が指示をして、犬がそれに従い、その行動を褒めることで、犬の気持ちが安定するんだって。
そして、とにかく、日々話しかけるようになりました。
もちろん、言葉は理解できないだろうけど、そこから発せられるエネルギーを感じ取ってもらえるように。
良い言葉を、良いエネルギーを感じ取れるように意識して。
なんとなく、犬との生活って、真っ白い画用紙に絵を描くことかなって。。
犬は画用紙の絵、飼い主は描き手。
描き手の書きようによっては、いろんな絵になる。
時には、大変な絵になることも。。。
でも、問題なのは、絵じゃなくて描き手。
修正すべきは、描き手の描き方なんじゃないかなって。
うちの仔ができないんじゃなくて、飼い主ができないようにしたんだって、そう思うようになりました。
だいきちとの生活は、カウンセリング卒業で終りじゃなくて、これからも、ずっと続いていく道です。
だいきち、ふくらと暮らしていると、性格がバラバラで、それぞれに良いところがある。
そして、楽しいことばかりじゃないけど、毎日、新しい発見がある。
これからも、うちの仔達と幸せな「ぱぐ’sらいふ」を過ごしていきたいです。
やっぱり、だいきちはお母ちゃんっ仔が一番似合う。
なにせ、とびっきりの甘えっ仔なんですから〜
これからも、お父ちゃん、お母ちゃん、頑張っていくからね〜