数日前、実家にいた頃買っていた犬雑誌「RETRIEVER」の4月号を衝動買いしました。
衝動買いの理由はこれ。
特集:レトリーバーの愛、飼い主の愛
読んで、つくづく飼い主は犬より先に死んだらいけないな、と思いました。
そして、死んではいないけど家を出てしまった私は、うぃにかわいそうな事をしてしまったな…と。
実家に電話した時、うぃに声を聞かせたらどんな反応をするか試してみたことがありました。
母の携帯を耳に当ててもらい、「うぃっしゅー。うぃちゃん、元気?」などと呼びかけると。
うぃはじっと声を聞いていて、辺りをきょろきょろ見回した後、急にしょんぼりしてしまいました。
悪いことしたなぁ、と思い、それ以来電話で声を聞かせる事はありません。
実家にいた頃、うぃは私がいなくなっても大丈夫だろうと思っていました。
学校の部活やら何やらであまりサンポにも行けず、うぃと遊ぶ時間も少なかった私。
うぃはうぃで、家族で一緒の場所に居るのが幸せ、という感じで、私にべったりという事もありませんでした。
私がいなくなっても、家族がいればうぃは大丈夫。
そんな風に思い込んで、というか、信じ込んでいました。
それが間違っていたと知ったのは、引っ越して、家を出た後から。
引越しの日、移動手段が夜行列車のため、夜遅くに家を出た私を、うぃは一晩中玄関で待っていたそうです。
普段、うぃは2階にある私の部屋で寝ていました。
私が引っ越してから数日間は玄関で、玄関で寝なくなり2階に上るようになってからも、しばらくは誰もいない私の部屋で一匹で寝ていたそうです。
驚いて、少し涙が出ました。うぃにそんな一途な面があったなんて…。
引っ越して最初の一年は、帰省してまたアパートに戻るたびに、こんな健気な事をしていたうぃ。
(さすがに引っ越した日ほどの事はしなかったけれど)
実家を出てもうすぐ3年、今ではそんな事も無くなりました。
普段家にいなくなっても、しばらくしたらまた帰ってくるという事を理解したんだと思います。
今は私の部屋ではなく、弟と両親の寝室で一緒に寝ています。
ちょっと寂しいような気もするけど、うぃなりに納得した結果ならそれでいい。
でも、私が帰省している間はやっぱり私の部屋で寝ます。
それは、他でもないうぃ本犬が決めた事。
先に寝る弟が、こっそりうぃを連れて行っても、しばらくすると居間に下りてきて、私が寝るために2階に上がるのを待つんです。
そんな姿を見ていると、やっぱりうぃを置いて実家から遠く離れた地に来てしまった自分をちょっと責めたりします。
せめて、もう少し近いところ、頻繁にうぃに会いに帰れるところにすればよかった。
就職したら、もう少し実家に近い土地で、ペットOKの物件を借りて、うぃと二人暮らしをするのが理想です。
10歳過ぎてからの引越し、うぃにとっては負担にしかならないし、私の我が儘でしかないけど。
ま、それ以前に両親がうぃを手放すはずがないんですけど、ね(^^;)
また一緒に暮らす日まで、リンパ腫なんかに負けちゃだめよ。
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