もう1ヵ月以上も前ですが・・・
8月25日は、以前からちらりと存在が出ているシーマの弟猫の、10回目の命日でした。
ずーっと書きたいと思っていた弟猫の事。
今日は彼のお話に、少しだけお付き合いくださいませ。
彼の名前はペルソナ。
兄弟であるシーマと共に、我が家にやってきました。
名前の由来はもちろん、シーマと同じく高級車・・・。
愛称・ペルで呼ばれていました。
シーマとペル、どちらが兄でどちらが弟なのか分かりませんが、家族はペルが弟だと思っています。
なので、ここでもシーマが兄・ペルが弟という事で通しちゃいます。
可愛い仔猫の時期を過ぎ、シーマや他所の猫とのケンカに明け暮れ、全盛期を迎える頃には体重約8キロの巨猫に!!
これ、肥満じゃないんです。
適度に脂肪はついていたけど、決して太ってはいなかった。100%、体格です。
犬もびっくりな体格ですよねぇ。近所でも評判の巨大猫でした。。。
そんな巨体でありながら、彼はとても心優しい猫でした。
縄張りを荒らす他所の猫には容赦なく制裁をしていましたが、人間の家族…特に幼かった私や妹に悪さをした事は一度もありません。
大の風呂嫌いでしたが、洗っている人に爪をむけた事もありません。(ただし虐待されているかのような声はあげる・・・;)
ペルと私はとても仲良しでした。
ペルは猫というよりも犬に近い性格で。
毎日、学校から帰る私をお迎えしてくれていました(笑)
私はランドセルに鈴をつけていて、その音が聞こえると必ず玄関の前に出て待っていてくれるんです!
ラッシーかハチ公のような猫でした。
本当の犬であるうぃですら、お迎えは出来なかったというのに(笑)
今でも家族の語り草であります。
ペルはとても掃除機が嫌いでした。
うぃもりんもシーマも掃除機は嫌いですが、ペルほど掃除機嫌いな動物を見た事はありません。
掃除機をかけようと手にとった瞬間に、部屋から飛び出していきます。
一度、部屋の戸が閉まっていて出られなかった事があって、面白がって掃除機を向けたら天井まで登りました。これ実話。
掃除機が置いてあるだけでも固まってしまって、
その掃除機がガタン・・・と倒れると。。。
↑こうなります(笑) 文字通り飛び上がる。
ビデオとかに収めて、おもしろ動画とかに投稿したいくらいでしたよ〜。
彼との別れは、突然でした。
ペルが7歳の夏。彼は家に帰らなくなりました。
もともと、家の中はほとんどシーマの縄張りで、外に居る事が多かったペル。
3〜4日戻らない事はしょっちゅうでした。
でも、その時は2週間も戻らなくて。
ずいぶん心配しました。探しました。ご飯の時間は、声の限りに呼びました。
この週末に戻らなかったら本格的に探そうと話していた、その週が明けて、確か月曜日のこと。
ペルは隣の祖父母の家の裏で見つかりました。
すっかり冷たくなって。
私にとっては生まれて初めての、身近な動物の死でした。
頭では分かっていたけど、動物はみんな自分よりも先に逝ってしまうと初めて実感できた時だった。
後悔は、語りつくせないほどたくさんあります。
もっと可愛がればよかった、もっと撫でてやればよかった、もっと探してやればよかった・・・
たくさんの「もっと〜すればよかった」に押しつぶされずに済んだのは、当時生後半年で暴れん坊将軍真っ盛りだったうぃのおかげです。
ペルはたくさんの事を教えてくれました。
いつまでも一緒に居れるような気がしても、ある日突然いなくなってしまうこと。
たくさんの悲しみと後悔。
後悔しないために、今ある時間を大切にすること。
うぃがやってきたのは、ペルが亡くなった年でした。
ペルとは5ヶ月、シーマとは6年、うぃは一緒に暮らしました。
そのおかげで、うぃっしゅは他所のわんこが苦手であまり仲良くすることができませんが、ねこは大好きになりました。
うぃは兄ちゃんたちが大好きでした。
今のりんくと同じように、いつも後に引っ付いていって、兄ちゃん達の真似をしていた。
けど・・・
残念な事に、兄ちゃんは犬が嫌いなんだよね〜(^_^;)
うぃが来たばかりの頃はすごかった。
シーマは2階から降りてこないし、ペルは何日か家出しました。。。
最終的には、同じ部屋で過ごす事ができるようになったけど・・・
うぃが近づくと、2匹とも容赦なく猫パンチ!です。
それでも手加減していたようで、うぃが血を流した事は一度もなかった。
兄ちゃん達の愛ですかねー。。。
おかげで、何度ねこパンチをくらってもうぃが懲りることはなく、未だにうぃは猫が大好きなままです。
でもねぇ、うぃちゃん。
兄ちゃん達は手加減してくれたけどね、他所の猫はそうじゃないからさ。
突進していくのはやめようよぉ。
猫はうぃが嫌いなんだよぉぉ。
責任とってよ、兄ちゃんたち。
そんなこと言われても。by兄ちゃんズ