若い頃のうぃ。部屋の掃除をしてたら、昔のうぃの写真が大量にでてきてちょっと嬉しい夜うさぎです(^^)
今日、久しぶりに若いゴールデンを見ました。
いや、ゴールデンを見るのは別に久しぶりでも珍しいことでもないんです。
が、若いゴールデンとなると、あんまり見かけないんですよね。
まだ毛の伸びきってない、若いゴールデン。かわいい〜…
普段見かけるゴールデンは、白髪交じりでうぃと同じくらいから年上の子がほとんどです。
子犬・若犬ってあんまりいない。この年齢層が何を意味するかというと。
何年か前のゴールデンブーム。なんですね…。
昔のハスキーブームや最近のチワワブームほどじゃないけど。
気立てのいいレトリバー、初心者でも飼いやすい・しつけやすい。盲導犬になる犬もレトリバー。遊び好きのレトリバーは愉快な家族の一員になります。
そんな感じのラブ・ゴールデンブームがありましたね。
うぃはその頃に飼った子です。ブームに乗ったわけではナイのですが…
ブームになった犬種は、当然たくさん繁殖されます。
たくさん繁殖される、ということは、言い方は悪いけれど大量生産みたいなもので…近親交配とか、遺伝病持ちなのに繁殖させるとか…そういう裏側は、いっぱいあったと思います。
その結果が、今はっきり出ています。
レトリバーのHD…股関節形成不全は有名。
ガンにおけるレトリバーの割合も、とても高いです。
ゴールデンは特に多いですね。二匹のうち一匹はガンになるってくらい…。
これは、ブームによる乱繁殖を繰り返された結果と言われます。
最近は小さい犬のブームが続き、気立てがよくても大型犬・食費も散歩量もたっぷりかかるレトリバーのブームは終わりを告げたようですね。
若いゴールデンに出会う事は少なくなりました。ラブは安定した人気を持っていますが…ゴルは毛の手入れが面倒ですしね。
去年の夏の事です。
たまに行くペットショップに、ゴールデンの子犬がいました。
初めて見た時にもう三ヶ月過ぎていて、割引になっていた子。
気になって、頻繁に通いましたが、いつ見てもいる。
3割引が半額になって、7割引になる頃には、ずいぶん大きくなっていました。
飼える立場じゃないくせに、長々とその子のケージの前に居座って、いい人がきっと君を迎えに来てくれるよってつぶやくしかなかった私。
ある日その子はお店から姿を消していました。
いい人が迎えに来てくれた…そういうことにしておきたい。そう思っておきたい。
神様。あの子は幸せになれましたか?
ブームの過ぎた犬種は、見向きもされないのですね…
どんな犬種だって、どんな子だって、犬はかけがえのない家族になるのに。
そもそも、なぜブームが起こるんでしょう。
ブームって何なんでしょうね。命なのに。
最近はMix犬がブームだとちらほら耳にします。
Mixといっても、意図的に純血種同士をかけあわせたハーフ犬。
わざわざ違う犬種をかける意味が分かりませんよ…
繁殖の裏側とか、危険性とか、もっとちゃんと考えてほしいです。日本人は、裏側とか隠れた危険とか、考えなさすぎです。
ガンだってそうですよ。動物を飼っていたら、他人事じゃないのに。
日本の、動物のガンに対する意識の低さ。
2〜3頭に1頭、ガンになっている時代なのに。
無知や無責任があまりにも多い、最近のペットブーム。
動物と一緒に暮らすという、その責任の重さ、重大さを、もっと考えてほしいですね…
そんな事を、こんな小さな小さなブログで語ってみても、世の中は変わらないんですけど…ね。