ご飯を食べているときも、おやつを食べているときも、近づいても、頭をなぜても、体を触っても、吠えることがない。
朝方。体をすり寄せてきては、お腹をでろりんと出し、もっとなぜろとねだる。
もしも、地球が崩壊し、野性に返るときがきたら・・・。
こいつは弱肉強食社会の中でやっていけるのだろうかと、心配になる。
目が悪いのか、鼻の効きが悪いのか、そばに蜘蛛や昆虫が通っても気づかないことが多い。
3.475センチを超えるりんごは、口からいったん出さなければ食べきれない。いや、かみ切れない。カラスがそばにいたならば、きっと感謝されるだろう。
これでいいのか。これでいいのだ。
だって我が家で飼っているのだ。
地球滅亡まではまだ間がある(はずな)のだ。