今日の英国は、第一次世界大戦と第二次世界大戦、そして近年の戦いにおいて英国の兵士として亡くなった人々を追悼するメモリアルデーでした。
11月11日午前11時には国のあちこちで2minute silence2分間の黙祷)を捧げました。
なので、教会も半旗を掲げています。
この時期街中で赤いポピーの形をした紙のバッチを胸につけた人を沢山見かけます。(趣旨は違うけれど、日本の赤い羽根のよう。)赤いポピーは戦場で倒れた兵士を象徴するのだそうです。
以前戸々の家を赤いポピーを持って募金に歩いていたおじいさん(元退役軍人)が、我が家にやってきて、玄関の扉を開けて日本人(過去の敵国)の家だと分かったとたん、とても複雑な表情をしていたのを覚えています。
不愉快そうな、でもそれを隠そうとするような、複雑な顔。
今日も大型スーパーの入り口で立派な軍服を着たおじいさん達が募金活動をしていました。
普段は穏やかな英国紳士のおじいさん達だけど、この日だけは私はチョッとおじいさん達が怖い。
またあの時みたいに「第二次大戦で親友を失ったんだよ!」と攻めるような口調で言われるのではないかと・・・
英国にとっての勝利の戦いは、日本にとっては敗戦なんだけど。