真夜中に雪が降りました。
空からヒラヒラ白い花びらが舞い落ちてきます。
次から次と天窓に舞い降りては、美しい結晶で模様を作るのが面白くて、眠るのも忘れてしばらく眺めておりました。
それから数時間後
道路の雪は解けてしまったけれど、野原の雪はまだきれい。
夏には蔦の生い茂っていた緑色の窓は、真っ赤な秋色を経て、今朝は真っ白いキャンバスに裸の蔦。
まるで墨絵のよう。
そして午後には、まるで魔法が解けたかのように、いつもの野原の姿に戻りました。
pm4時30分。
少し前なら真っ暗な時間だから、ずいぶんと日が伸びました。
行きつ戻りつ振り子のように揺れながらも、ちゃんと今年も春の足音が近づいています。
太陽の周りを今この瞬間も地球は回っているのね。
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