英国時間の6月30日土曜日15時15分頃(日本時間同日23時15分)、グラスゴー空港でテロによる爆発があった。
写真はBBCニュースサイトより
レンタカーと見られる緑色のチェロキーが空港ターミナルに突っ込んで炎上。
乗っていた犯人と思われるアジア人男性2人が逮捕されたが、一人は重度のやけどを負い重傷。
今のところ一般人の怪我人は報告されていない。
炎上するチェロキーの左下に、やけどを負った犯人が拘束されている。
昨日29日未明にロンドン中心で起きた2件の車による爆破テロ未遂に引き続き今日の爆破テロ。
この爆破により英国は最もレベルの高いクリティカルレベルのテロ警戒態勢に入った。
クリティカルレベルというのは、現在もまだ他のテロの攻撃が起こりうる状態だということ。
国民は何かテロに関する情報を持っていればホットラインに情報提供するよう、また緊急事態は999(日本の110番)に、そして出来るだけ人の多く集まるところには行かないように警告している。
写真はBBCサイトより
折りしも翌7月1日日曜日はダイアナ妃の死から10年目のダイアナ46歳の誕生日。
ダイアナ妃の追悼コンサートがウェンブリースタジアムで行われる予定。
64000人の観客動員が見込まれており、ウィリアム王子やハリー王子はもとより彼らが選んだ有名アーティストが多く出演する予定。
テロの警戒が最高レベルに達している今、厳戒態勢の警備をもってして開催されるのだろうか。。。
2003年から続く英国に対するテロ攻撃の脅威といえば、2005年のロンドン市内の地下鉄とバスの爆破は記憶に新しいところ。
つい先日の27日新首相に交代したばかりのゴードン・ブラウン氏の出身がスコットランドだからグラスゴーが狙われたのか?
ロンドンのみならず英国内どこにいてもテロ攻撃の対象になりうることが明らかになった今、テロリストに狙われる国に住んでいるのだということを再確認すると共に、自分や家族の安全のためには常に情報に気を配り、冷静な状況判断をしなければいけないのだ。。。と再確認。