ケンブリッジ在住者に「どこかおすすめの美味しいレストラン知らない?」と聞くと必ず異口同音に登場するのがここ、スリー・ホースシューズ。
ケンブリッジの中心から車で15分くらいのマディングリー(Madingley)という小さな村の一角にあるパブレストランです。
そんなに評判が良いなら、是非行って見たいと思っていたところ、今回念願叶って私の誕生日ディナーをここですることに。
まずはバーで注文した飲み物を持って外のテーブルで暮れなずむ空を眺めます。
手にしたグラスのキールロワイヤルと空の色が溶け合う頃には、気温もぐっと下がって来ました。
席に着くとまず運ばれてくるパンは香ばしく、評判どおりのおいしさです。(写真撮るのを忘れて食べちゃった!)
メニューとにらめっこの末、前菜として私が選んだのはカニのサラダ仕立て。
オリーブオイルとレモンのさっぱりとした味です。
メインはラム。
実は去年までラムもマトンも苦手だった私
ところが先日誘って頂いたペンブルク・コレッジのディナー以来、突然ラムが食べられるようになりました。むしろ好きな食べ物の仲間入りに。。。
で、ラムが食べられるようになった記念すべき年の誕生日ディナーのメインディッシュとして大抜擢!
元々ほとんど嫌いな物は無いから、これで苦手な食べ物はヤギのチーズくらいかな。。。
やわらかくてコクがあり、とてもジューシーなラムでした。
写真左のまるごとにんにく2分の1個以外は全て美味しく頂きました。
料理に無頓着そうなイギリス人ですが、その食事はプディング(デザートのこと)まで食べなければ締めくくることが出来ません。
実は既におなかいっぱいなのだけれど、デザートは別腹別腹
大好きなメレンゲのお菓子、パブロワを頂きました。
かつて「白鳥の湖」が十八番だった天才バレリーナ、アンナ・パブロワにちなんで名付けられたとされています。
白鳥のように純白のメレンゲと真っ赤なベリーのコントラストが鮮やかです。
イチゴは近郊インピントン村のChivers farmから。
9時を過ぎても次々やってくるお客様。夜がふけるにつれ益々にぎやかになり、平日だというのにテーブルは満席でした。
居心地の良い空間で頂く美味しいお料理に大満足
幸せな気分で車に乗り込んだ帰り道、青白く輝く美しい月の光りに照らされた道の真ん中では、一匹の若いきつねがダンスをしていました。
←お陰さまでフェリックスは順調に回復しています。
抜糸には更に一週間かかるけれど、少しずつお散歩再開中。