ルーシー・メアリー・ボストン(Lucy M.Boston)さんの小説「グリーンノウの子供達」("The Children of Green Knowe")をはじめとするグリーンノウシリーズの舞台となったおうちがここHemingford Greyというケンブリッジ郊外の町にあるThe Monor。
グリーンノウのお家としてだけでなく、 オールドローズなど四季折々の美しいお庭が有名です。(アングリア地方のお庭ガイドにも名前が載るほど)
川沿いのフットパスに面した小さなゲートを開けて、早速お庭拝見。
大人2ポンド。
子供無料。
フェリも子供だから無料でいいかな?
(ガーデンガイドブックにて犬連れOKの確認済み)
家の正面から川方向への眺め
この 築900年の家は作者ルーシーさんの住まいでした。
ノーマン時代のこの古い家からインスピレーションを受けて、児童小説「グリーンノウの子供達」を書き始めたのは彼女が60歳の頃。
60歳で文壇デビューというやや遅めのスタートながら、その後次々とグリーンノウ・シリーズを書き上げ、”A Stranger at Green Knowe"は英国児童文学の最高峰カーネギーメダルを獲得しました。(受賞当時彼女は69歳。)
ところでこの木、雪だるまみたい
まるで春?
左の木が二匹のカエルの像に見えるのは私だけ?
それにしても不思議な木がいっぱいだなぁ。
「不思議の国のアリス」のハートのクイーンのお庭に迷い込んだ気分。。。
あっちに秘密のお庭があるんだって
よし行ってみよう
どこを見ても素敵な眺め
見事な りんごの木。
我が家のりんごは確か1個しかなっていなかったような。。。
(来月はイギリス各地でりんご祭りがあります。)
木が両手でそっと日差しを遮ってくれているようなベンチ。
橋のように横たわる巨木。
大蛇みたい
チョッと怖いぞ。。。
「秘密の庭」を辿って家の裏側に出た。
わぁ、本の挿絵の通りだぁかなり感激
(挿絵はルーシーさんの息子さんが描いています。)
お庭には鶏が放し飼いになっていたり。。。
養蜂の箱があったり。。。
そういえばお話の中で主人公のトリー少年は夕食にハチミツトーストを食べていた。読んでいたら私も食べたくなってトースト焼いてハチミツ塗って食べたっけ。
以前ケンブリッジ大学の客員研究員としてケンブリッジにいらしていた「イギリスはおいしい」の作者林望さん(今は作家が本業)は、ケンブリッジ滞在中このThe Monorに下宿していたらしいです。
当時はルーシーさんご本人も住んでいらっしゃったようですが、現在はルーシーさんの息子さんご夫婦が住んでおられるようです。
お庭はいつでも見学可。
今日は予約していなかったので室内は拝見しませんでしたが、事前に予約すれば家の中も見学可。
ケンブリッジに来るまでグリーンノウ・シリーズを知らなかった私に、色々教えてくれたお友達に感謝
次は予約して室内も見学させていただこう!それまでに他の彼女の作品も読んでみようかな。。。
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