もう20年くらい前の事、母と英国ロイヤルバレエ団の東京公演を観に行った。
大好きな『眠りの森の美女』。
夢見心地でお目当てのアーティストの楽屋の出待ちをしていたら、バレリーナとしては身長の高い、とても素敵な女性が出てきて、快くサインに応じてくれた。
結局お目当てのアーティストのサインはもらえそうになかったから、諦めて電車の駅に向かったら、先ほどの素敵なアーティストが切符を買えずに困っていた。
声をかけて一緒に切符を買い、帰る方向も一緒だったからJRの中でずっとお話していたら、
「よかったらホテルで一緒にお茶しましょう!」
と誘われ、もちろん断る理由もなく喜んでお茶を楽しんだ。
話がはずみ、後日昼食も一緒に食べようということになり、再び母と私と彼女の三人で銀座まで天ぷらを食べに行き、その後お洋服を一緒に買ったりしてすっかり仲良くなった。
東京公演の後は大阪公演だから、観に来ないか誘われたので、これまた断る理由もないから観に行った。
チケットは買っていなかったけれど、幸運にもカンパニー席が用意できると言われ、出演者の友達とか関係者に紛れてまた大好きな『眠りの森の美女』を観る事ができた。超ラッキー
その後、何回か電話や手紙のやり取りがあったけれど、しだいにご無沙汰してしまい、私もお引越ししたり彼女も移動したり、いつしか連絡が取れなくなってしまった。
そんなことも忘れかけていた今日この頃、雨と風吹く暗いイギリスの冬の楽しみとして買った英国ロイヤルバレエ団のDVD『ロミオとジュリエット』の出演者のリストの中に、彼女の名前を発見した。
目を皿のようにして観ていたら、キャラクターダンサーの中に懐かしい姿を見つけた。
すぐにインターネットで名前を検索したけれど、ほとんど情報が得られない。。。
ずいぶん前に退団してしまったのかなぁ?もう一度会いたいなぁ。。。
と途方に暮れていると、とあるUKサイトで彼女が改名していたことが分かった。
私が出会った頃の彼女の名はシャロン・マゴリアン(Sharon Mcgorian)。そして現在の名前はエリザベス(Elizabeth Mcgorian)。
エリザベスの名前で検索したら、出て来る出てくる
退団だなんてとんでもない! 2006−2007年のシーズでも、『眠り』のオーロラ姫の母親の女王役とか、オーロラ姫にのろいをかける魔女役とかで、しっかりキャラクターソリストとして健在だった
写真左の女性がElizabeth (Sharon).
彼女のくれたサイン入りトゥシューズは宝物として今でも大切にしている。
綺麗で、本当の女王様のように優しく気品がある、とても素敵な女性。
自分に厳しくないとやっていけない世界に生きているアーティストらしい、精神的にも肉体的にも強い女性なのだろうと思う。
ネットで見つけた中で、これが一番最近のお写真のよう。
やっぱり今でも綺麗!
当時ガーランドを持って花のワルツを群舞で踊っていた彼女。
一緒に天ぷらを食べながら、
「明日のお稽古で、リラの精の振り付けを習うの!もしかしたら、日本公演中リラの精を踊らせてもらえるかも」
と嬉しそうに話してくれた。
今は激しい振り付けのある役は演じないだろうけれど、彼女の出演している舞台をもう一度見たい。
そしていつかみたいに、楽屋口から出てくる彼女に会えたらいいな。
ロイヤルバレエ団に問い合わせたところ、残念ながら2008年前半は彼女の出演予定はないとのこと。
なので、秋以降のスケジュールがプレス発表さるのを楽しみにします。
でもでも、今年2008年7月に日本公演をするそうなので、そのメンバーに入っていたら、日本では出演するかも〜観に帰りたいぃ〜
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