去年からずっと観たいと思っていたミュージカル「ビリー・エリオット」に行ってきました。

邦題は「リトルダンサー」という映画のミュージカル版。

音楽はサー・エルトン･ジョンが手がけ、観た人達全員が「素晴らしい！絶対感激する！」と太鼓判を押しているので、去年から予約を入れて楽しみにしていました。

ロンドンのビクトリア・パレス・シアターにて夜7時半開演。

ストーリーは1980年代初頭のサッチャー政権下の北イングランドの炭鉱町に住む少年ビリーが、その才能を見出されてロイヤル・バレエ・スクールに入学するまでの感動のお話。

不況のどん底にあえぐ当時のイギリス、北部の炭鉱町は連日ストライキで荒れている。母を亡くし、男気の強い厳格な父と兄は最初バレエに対する偏見（バレエ＝女の子の習い事）から少年のバレエに対する情熱を理解できない。

不況による苦しい生活、才能を見出してくれるバレエ教師、家族愛、少年のほとばしる才能、色々な感動のエッセンスがギッシリ詰まった中に、全篇イングランド北部独特のワーキングクラスの強い訛りで語られ、笑いのツボも散りばめられていて、涙と笑いで感動の3時間でした。

歌えて、バレエ＆タップダンス＆アクロバット的運動能力に長けていて、演技が出来て。。。しかも『声変わりをしていない』13歳までの男の子。

かなりの厳しい条件のビリー少年を少なくとも3人はキャスティングするのは大変なことだろうと思いました。

私が観たのは肌の色の黒いビリーで、本来の白人ビリーの常識を超えたキャスティングだったけれど、その才能に圧倒されました。

ただ、大人になったビリー役は本来のストーリー通り白人ダンサーだから、ロイヤルバレエ団に入ると肌の色まで変わるんかい？という突っ込みを入れたくなったけど(ﾉ´∀｀)ﾉﾞ

１２０％大満足！

是非また観たい！と思うミュージカルでした。

ロンドンを訪れる機会のある方には是非お勧めのミュージカルです！

夢心地のまま夜のロンドン市内をドライブして家路に着きました。

（行きは渋滞で3時間、帰りはすいていたけど1時間40分。夜からの日帰りロンドンはやっぱりキツイわ）

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