ケンブリッジ大学インターナショナルサマースクールも中盤を迎えた第二週目。
今日はアートヒストリーの講師と共にロンドンのテートブリテン&テートモダンのエクスカーションツアーに出かけました。
道中は遠足気分!渋滞に巻き込まれた私たちのバスが、ロンドン塔の前でゆっくり走っていたので、写真を撮ってみました。
レクチャールームを飛び足して、普段スライドやパワーポイントを見ながら受ける授業とは違い、実物を見ながらの講義は興味深いです。
まずはテートブリテン。
ゆっくり館内を歩いていると、突然疾風のごとく走り去るランナーが。。。
おっと危ない!
みんなあわててよけています。
子供の頃から、「廊下は走らない!」って教えられているけれど、ましてや公の場である美術館の中を全速力で走るなんて!目を疑う光景です。
でも実はこれもアートなんですって!
作品番号850。
マーティン・クリード(Martin Creed)というイギリスのアーティストの作品です。
このアーティストは、2001年にターナー賞を受賞したこともあり、その受賞作品は「部屋の中で電気がついたり消えたりする作品」だったらしいし、ある作品なんか「女の子が嘔吐する姿」っていうから、かなり風変わりなアーティストかも。。。
美術館というフレームの中で、疾走するランナー。
死=静 ならば 動=生。
以前カタコンベを訪れた作者が、カタコンベの閉館5分前に駆け足で観光したとき、「”修道士たちの遺骸の周りを駆け足でまわる自分”を”死者の周りを忙しく走り回る生者”だと気づいたことがヒントになった」のだとか。
鑑賞している私たちも、その芸術作品の中に含まれていて、しかも瞬間にして消えては現れる芸術(ランナーは4人いて、30秒ごとに現れては消えていきます。)
う〜ん、モダンアートって観念的なのねぇ。。。
ちなみにこの展示は7月1日〜11月16日までの限定展示です。
午後にはテートモダンに移動。
テムス川沿いのこの美術館は、もともと発電所だったもの。
設計者は、ケンブリッジ大学の図書館も手がけています。
いい景色を見ながら食事ができると評判の7階のレストランに上がってランチをしようと思ったけれど、混雑していて断念。。。
ランチは次回までお預けにして、写真だけパチリ
美術館内はどこも込んでいたので、近くのカフェでランチ。
講師の先生の解説で、今までとは違うアートの鑑賞の仕方や目のつけ所を学んだので、次はゆっくり一人で来ましょ!
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