湿地帯が多く雨のよく降るこの地に住み、散歩を日課とする人間にとって、長靴は生活必須アイテムです。
日本ではダサいイメージの長靴ですが、かの女王陛下だって愛犬コーギー達と長靴姿でご領地を歩いていらっしゃる映像を見かけます。
だからかなぁ・・・長靴の説明書に英国王室御用達のマークがついていたっけ。
今まで長靴を持っていなかったから、せっかくのFen(湿地帯)やmeadow(草原)を思い切り歩けなかった。
たかが長靴なれど新しいものを買うの時は日本円に換算するとチョッと考えてしまう。(現在の円は弱すぎ!というかポンドが強すぎ!?)
でもどうしても必要を感じたから、日々のおやつ代を節約して購入!
早速長〜い散歩に出発!
ここが本日の出発点のパブ前。
ケム川沿いの遊歩道をフェリックスとテクテク・・・
カップルでジョギングする人達が、まるでパブで座って話しているように平然と会話しながら走っている。なんで息が切れないのかなぁ?・・・
Fen Dittonのヴィレッジ。鏡のような川面・・・
ケム川は夏にはBumpと呼ばれるボート競技が開催されるので、この辺りはちょうどよい見物場所になる。
ひたすら歩くこと1時間。やっと折り返し地点のBaits Bite Lockが見えてきた。あの橋を渡って向こう岸を歩いて戻ろう!
ボートがやって来た。
川に段差があるので、ここで水位調整します。
船から下りて
ロックを閉じます
手前のロックを開ければ、Elyまでの15マイルの船路
1マイル=1.6キロメートル
Baits Bite Lock の橋の上から見たイーリー方面の眺め。
折り返したはいいけれど、遊歩道が見当たらない!どうしよう!
とりあえず川沿いの沼地を歩いてみよう。
あっ、野うさぎ発見!
ていうか、あたりに誰もいなくて不安だなぁ
フェリと私は迷子かも?
チョッと失礼してファームを通り過ぎようとしたら、この写真の直後それまでゆっくり歩きながら草を食べていた牛さんが追いかけてきた。きゃ〜っ!
クチョクチョ泥に足を取られてコケそうになりながらも必死で逃げました。
はぁ、怖かった!・・・
振り返った肩越しに大きな顔があってかなり怖かったです・・・
なんとか牛さんの追跡から逃げて、
しばらく歩いていたら、やっとPublic footpath(遊歩道)の標示を発見!
やれやれ・・・
あと2マイルね!
やっとひと気のあるmeadowに戻れました。
フェリックスも他のわんこを見つけてホッとした?
このお方、てっきりオバサンかと思ったらオジサンでした。ビックリ!
耳にエレキギターのピアスをはめてオレンジに染めた長い髪をカチューシャでとめて・・・もしも黄色い髪だったなら
アレっ?美輪明宏さん?
英国版美輪明宏
&
その愛犬Boysie
&
フェリックス
フェリックスも私もノーリードでの遊び方にも慣れました。
本日出会ったそのほかの動物達
水位調整中の船の住犬
フェリのおやつを分けてあげたら、少しだけ友好的になった白鳥
トータル3時間半の長いお散歩でした。
草も深いし泥沼だし、膝を上げて歩き続けたせいか、筋肉痛になりました。
これを続ければなかなかいいエクササイズになりそう!
(牛のチェイスは心臓に悪いですが)