ケンブリッジ大学のボート部のボートハウスを訪れました。
フェリックスとのお散歩で、いつもは川向こうから眺めていた建物が目の前に!
ドアや窓などがケンブリッジ・ブルーと呼ばれる薄いブルーにペイントされていて、とても爽やかな印象です。
室内の壁もケンブリッジブルー。
そしてその壁には、ケンブリッジ大学ボート部の歴史を語るべく、1829年に行われた最初のケンブリッジ大学 対 オックスフォード大学のレースから去年2008年までのクルーの名前と勝敗が書かれたボードが並んでいます。
これが2008年のケンブリッジ対オックスフォードのボートレースのクルー。
そうそう、テレビで見ていたけれど前回は負けちゃったのよね。。。
ちなみに2メートル近い身長で平均体重約90キロのいかつい8人のこぎ手を指揮するコックスは、身長162センチ50キロの女子です。
シャワールームもケンブリッジブルーなのね
こちらは室内の練習用ボート。
写真左側の水中に見える光をめがけて漕ぐのがいいのだとか。
一緒に見学していた仲間の一人が、実際トレーニングを体験
してみることにしました。
整然と並ぶトレーニングマシン。
部員達の毎日の日課は、朝6時半〜8時半にここのマシンでトレーニング→それぞれの研究室や授業へ→お昼に再びここに戻り、午後1時にミニバスに乗って隣町イーリーにあるボートハウスへ移動。→ケム川より広くて長い直線コースが広がるThe River Great Ouseで実践練習。→夜6時半頃練習終了。。。
終日お休みは月曜日のみ。
毎年新学期には40人近く集まる部員も、最終的には20人くらいしか残らないんだとか。
まずは学業重視、そして日々の厳しい訓練を重ねて大学の代表としてオックスフォードと闘う彼らは、まさに文武両立、学生の鑑偉い
毎年テレビ中継されて800万人近くが観戦するオックスフォード大学対ケンブリッジ大学のボートレース、通称ヘンリー。
もともとオックスフォード大学とケンブリッジ大学にそれぞれ進学した元Harrow Schoolの同級生二人Charles Merivale(Cambridge)とCharles Wordsworth(Oxford、詩人ワーズワースの甥)が、再会して共にボートを漕いだのが夏休みで、その二人が両大学のボートレースをイースターホリデーに開催することを企画し、1829年ロンドンのテムス川でレースをしたのがそもそもの始まり。
今ではオリンピック選手を輩出するような名門クラブとなりました。(ちなみに去年の北京オリンピックにはこのボート部の元主将など3人が出場)
そしてクルーは学部生よりもカナダやアメリカなど国内外からやって来たPhDなど博士課程の生徒が多いらしいです。
ケンブリッジには通称バンプス(Bumps←川幅の狭いケム川においてボートをぶつけて順位を競うことから)と呼ばれるコレッジ対抗ボートレースがありますが、こちらは年二回学部生を中心としたコレッジごとに闘うボートレース。
一方ケンブリッジ大学ボート部は大学のボート部。
コレッジのボート部と大学のボート部をかけもちすることは、正妻と愛人を持つようなものなのだとか。(←ケンブリッジの達人マダムS談)
ではどっちが正妻でどっちが愛人なのか。。。とマダムSと考えてみたけれど、多分大学のボート部が正妻でしょうね。オリンピックに出るくらいの選手を輩出するのだから。。。ということで二人納得。
今年2009年のヘンリー(Henley)は来る3月29日日曜15:40スタートです。
お時間があれば、テレビで中継されるからケンブリッジを応援してあげてね
おまけ↓
先日里親探ししていたダニー君は、無事新しい飼い主さんのおうちにお引越ししました。
結局私の紹介したお友達のおうちに行ったから、近いうちにまたフェリックスと会いに行こうと思います。
ホッ。。。施設に行かずにすんで安心しました。
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