最近知り合ったシルビア&アラン。
ご主人が かつて日本の大学で教鞭をとった関係で、2年ほど日本で生活したことのあるご夫婦です。
大の日本通、
かなりの日本フリークです。
そんな彼らを夕食に招待することになりました。
「日本大好き!和食大好き!どんなことでも日本に関係することなら何でも興味あります!」
と言うだけあって、普通英国人の苦手とする鰻やお刺身も大好きなのだそう。
もっと驚いたのは、彼らの和ものコレクション。
日本人の家庭でもそうそう持っていないような豪華なひな壇飾り(8段)をフルセットで2セット持っています。
更に花嫁衣裳白無垢と色打ち掛けを各3枚ずつ
いちま人形、日本人形やこけし各種、浴衣のみならず、一重、あわせ、などの訪問着を各種3枚以上、帯10本くらい、お茶のお道具一式、自宅のお庭は和風で石灯籠やお地蔵さん!・・・と枚挙にいとまがない!という感じ。
外国人に「着物を着るなら、貸してあげるわよ!」と言われたのは初めてです。
で、日本食を食べたい!というリクエストにお答えするべく再びナンチャッテ和食にチャレンジしてみました。
サーモンの奉書巻き赤キャビア(とびこ)乗せ
ごまめ、菜の花のからし黄身酢和え、小芋
幕の内風お弁当←お弁当箱は12年前ロンドンで購入し便利なのでまた持ってきました!
(実物は食べてしまい、写真は残り物で撮ったので貧相ですが)
大根は英国産なので、ちょっとスが入っていたけれど、かつら剥きして昆布だしと三杯酢に漬けたらなんとか巻けました。
菜の花に見立てたけれど、本当はブロッコリーの新芽。
英国の卵は生では食べられないので黄身は使わず、白味噌、お酢、
みりん、砂糖、だし醤油。
小芋は冷凍を購入。一応海のもの野の物山の物!?
お弁当の中身は
インゲンの胡麻和え、薄切り豚肉の野菜ロール照り焼き風味、
海老のてんぷら、お造り、チラシ寿司。
薄切りのお肉やお刺身用のお魚はケンブリッジでは入手不可能なので、前日ロンドンの日本食食材店「あたり屋」さんにて購入!
おとそ用の酒器に日本酒を入れて一献!
後は冷の日本酒(英国大手スーパーTESCOで購入)をグビグビ!
デザートのフルーツとアイスクリームの他に、和菓子と日本茶を召し上がり、深夜0時までの宴となりました。
ナンチャッテ和食のせいで和食嫌いになっていなきゃいいけど、
日本経済から「ししおどし」についてまで、色々話して楽しいひと時でした。