今朝、読み終わりました。
この本を図書館で借りて来るのは3回目です。
1回借りると返すまでに2回は読むので、もうすでに5回は読んでいる事になります。
5匹の犬に囲まれて暮らしているという作者らしく、犬がたくさん出て来るのもこの本に惹かれる理由の1つです。
そして、登場する犬が1頭1頭みんな個性的で素晴らしいのです。
主人公の精神分析医・ジェインと死んだ母親との確執と和解、大学時代の親友を自殺に追い込んだ犯人探し、家に住む幽霊、高校時代の憧れの先輩とのロマンス、名付け親の新しい生き甲斐、いろんな犬との関わりなどなど、内容は盛り沢山なのですが、展開のおもしろさにどんどん読めてしまいます。
主人公のジェインよりも、私が好きな登場人物は名付け親の老夫婦の奥さん、トリクシー。
今まで犬と縁がなかった彼女がふとしたきっかけで犬と知り合い、無私の愛情を注ぐようになり、さらに上のレベルを目指すようになる、サイドストーリーの方が好きだったりします。
そして、何度も読んで結末はわかっているのに、必ず感動でうるうるしてしまう、エピローグの7ページが何よりもお薦めです。
『ジェインに舞いおりた奇跡』(ファーン・マイケルズ)ヴィレッジブックス、ソニー.マガジンズ