2回に分けまして、「出産」の雑談をいたします。
私の仕事の割合を出してみました。40%親犬、子犬の普段のお世話。25%離乳食。25%出産。10%販売。そうです。お客さんとの接点はたった10%です。今日は出産の事実について・・・。
「犬は安産だ。」「戌の日に腹帯をもらいに行くぐらいだから・・・。」とお思いでしょう?
大型〜中型犬はそうでしょう。
でも、小型犬はぜんぜん安産ではないですよ!!なんてったって親犬が2〜3キロの体重ですよ。子犬は産まれるときは100〜150グラムですから。もちろん帝王切開もします。しかし、毎回帝王切開してたら、私は破産です。
なるべく普通分娩にします。わたしんちは、ブリーダーですから、遠方からも女の子をお持ちの方が「交配」にこられます。その際「2ヶ月近くになったら、必ず、出産の説明をしますのでいらしてください。」とお願いしています。
勉強なしで、小型犬の出産に挑むのは無謀です。「交配」をしたのに、何の説明もしないお店は問題です。本もいいですが、本は説明不足なものが多いです。ハッキリ言って我々、出産させて、ナンボの仕事です。プロですから。信用してください。獣医さんやブリーダーの説明をよく聞いて、しっかり物理的にも、精神的にも準備をして、出産にのぞんでください。命が生まれるのは、そうたやすいことではないですよ。でも産まれたときの感動はぜひ味わってほしいと思います。