いつも保健所に抑留されている子たちのお世話をしているYさんからの哀しいお便りです、。
一匹の雑種犬が迷い犬として保健所に収容されました。
皮膚病があり、首輪はボロボロ。
明らかに捨てられたようでした。
小柄でなつっこい子でした。
皮膚病をおこしている菌を調べて薬を投与、時間がたてばきれいに毛がはえそろ
ってくるはずです。
なんとか助けてあげたいと思いました。
さいわい、「預かって皮膚病を治してあげたい。その後里親募集をすればいいか
ら」と、言ってくださる方が見つかりました。
処分日前日、「皮膚病を承知で犬を引き取ってくれる人が見つかったので、犬の
引き出しをお願いします」と、保健所職員さんに伝えました。
皮膚病でもいい、って言ってくださるんですから、保健所側もきっと許してくれ
ると思っていました。
ところが…
病気の犬は出せない…
保健所はあんな犬も出すのか、と言われても困る…
犬は明日処分する…
と言われてしまいました。
皮膚病でもいいから、って言ってくれる人がいるのになぜ?
病気の犬は出せない、という譲渡要項があるのは事実でしょう。
でも、それでも面倒をみます!って言ってくれる人がいるのなら、例外を認めて
くれたっていいじゃあないですか!
翌日、その子は処分されました。
処分日前日、救えないことが決定的になったあと、私を見て尻尾をふってくれた
その子と最後の散歩をしました。
ごめんね…と言ってあげるしかなかった…
月並みな言葉だけれど、生まれ変わったら絶対に!しあわせになってほしいです
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