毎日のように野良猫のことや、捨て猫、多頭崩壊などの相談が絶えません。
3匹の野良猫に餌をやったら、この春から夏にかけて仔猫が13匹生まれて、近隣から苦情が絶えないので何とか相談にのって欲しいと依頼がありました。
捕獲器を数台積んで仲間と現地に行きました。
現地ではあちこちから猫があらわれ、、まさに猫だらけ、、捕まえようとすると逃げまくり右往左往と手がつけられません、、成猫から捕獲し仔猫は室内で慣らして里親探しと、、手順を決めて帰ろうとすると、かすかにどこかから猫の鳴き声が聞こえました。
耳を澄まして泣き声をたどると、となりの廃屋から聞こえます、、中に入ると母猫らしき三毛猫が飛び出してきました、、痩せて小さく幼い猫でした、、。
母猫が飛び出したあとに痩せた仔猫が横たわっていました、歯もしっかり生えていて様子から見ると2ヶ月はとうに過ぎているようですが、、お腹の中はからっぽで、、餓死寸前でした。
わずか180gの小さな小さな子です、、体温はすでに低下していて一刻を争う様子にすぐに病院に向かいました。
やれる限りの治療をして、、翌日にはミルクを飲み高栄養の食事も食べて、、体重も200gになりました。
目にも力が湧いてきたように見えました、、明日が来ると信じていました。
翌朝、昏々と眠るような姿で死んでいました、、保護して、たった3日目の朝でした。
生まれてからの日々は空腹と寒さが続き、、良いことは何もなかったでしょう、、こんな子たちがどんなにたくさんいるのでしょうか、、?
猫を飼ったら不妊手術をする、、どんなことがあっても捨てない、、たったこれだけのことを守っていけば不幸の連鎖は起きないのに、、悔しくて、悲しくて、やりきれない思いでいっぱいです、、今度生まれてくるときには猫に生まれたらダメだよ、、、。