最近、あまりにも悲しい事件が多いですよね。
夜中にある里親親子のドキュメントをTVでやってました。
子供が欲しいけど授からない夫婦が多い今、
家庭養護促進協会
が仲介に入り、養子を希望しているご夫婦に協力しているそうです。
ある夫婦は乳児院に行き1歳3ヶ月の女の子との養子縁組を希望し、
努力します。
里親研修といって、おかあさんは毎日その子の元に通います。
毎日毎日、その子のそばですこしづつ、慣れるように。
自分のことを「おかあさん」と呼び、お風呂や食事の世話をします。
でも、そのおかあさんにとって赤ちゃんのミルクを作るのも初めて、お風呂にいれるのも初めて、それよりも、赤ちゃんを抱っこするのも初めて。
乳児院の先生のほうが、その赤ちゃんのことは当然知ってます。
でも、先生は手を出さず、おかあさんに託し、親子になるのを見守ってます
そうこう1ヶ月、
赤ちゃんは乳児院からおかあさん、おとうさんのおうちに行かれました。
赤ちゃんは、肌でここ(乳児院)から離れることを感じ取ったのでしょう。
おお泣きでした。
その日の夜、赤ちゃんは熱をだし、おかあさん、おとうさんはパニック!
前途多難だと思うでしょうね。
こちらのご夫婦には5歳のワンコがいて、この赤ちゃんが新しい家族になるというので、おとうさんはいきなりだと大変だと思うのかそのワンコを2階に移し、赤ちゃんから離していました。
いままでは子供のように暮らしていたワンコ・・・
病気になってしまったのです。
ストレスからくるなんか難しい病気。
おかあさんは赤ちゃんとの距離を縮めようようとワンコをみる余裕がなかったのです。
おかあさんはそんな自分を責めたそうです。
ペットではない、家族だったはずだと!
ご夫婦は考え、ワンコと赤ちゃんを一緒の部屋で生活するようになりました。
おかあさんは、初めての子育てをしながら病気のワンコの世話と、
ますます大変!
でも、大変だけど逆に笑顔が増えたそうです。
赤ちゃんはワンコを怖がらなかったから!
そして、ワンコも・・・
血のつながりを超えて、家族になる!
この強い意志がご夫婦の絆をさらに強くしてくれたそうです。
また、こんな家族も
おとうさん、おかあさん、そして3人の子供たち(長男、長女、次男)
ごく普通の家族でも、子供たちはみんな養子です。
子供同士も血のつながりがありません。
子供たちは血が繋がってない事を知っています。
でも、長男はわずか3歳でこの事実を知ったそうです。
でも、
「自分がおとうさん、おかあさんと心から呼べていればそれが家族です」
と言ってました。
長女は自分の宝物をカメラマンに見せていました。
それは自分が出生したときにとった足型と生んでくれたお母さんの指の指紋です。
出生してわずか2週間で、この両親の元にやってきました。
名前もつけました。
でも、長女は「20歳になったら、生んでくれたお母さんをこの指紋を頼りに探したい!」・・・夢だそうです。
おかあさんには「自分だけがこの子の親だ!」と思っていても、
長女は100パーセントそうではない
ショックです。
「でも、私が生んだ子でないのは確かだから、仕方ないです」
と笑顔で言われてました。
なんだか、切ないな・・・・
でも、子供たちはおかあさん、おとうさんが大好きです。
いつも笑いがたえません。
子供が授からない夫婦と実の親とは一緒に生きていけない子供が
めぐりあい、家族になる難しさって計りしれませんが、
みなさん、幸せになって欲しい。
どんな事情があるにせよ、
生まれてきた子には幸せになる権利があるのですもの。
親子の間での確執が原因で起こる悲しい事件がありませんように。
確かに、子育ては大変です。
親の気持ち、子供の気持ちそれぞれ・・・
どの家族にも必ずあります。
(我が家にも当然ありました)
はたして、この私はどうだっただろう・・・
後悔ばかりの子育てだった気がしてます。
今でこそ、大人になってくれている娘達・・・
仕方ない、ママの子だから・・というつぶやきには頭があがらないな。
夜中にふと見れたこの番組、とてもいいものでした。
感動しました。
考えさせられました。
ワンコのブログなのに、スミマセン。