犬と猫と人のスローな毎日です

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史歩

お姫様(猫)としもべ達(犬2匹、人間2人)のまったりスローな毎日です。

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Apr 28, 2005
動物愛護保護法 改正案
20050428-1.jpg>自民、公明、民主の3党は27日、動物愛護管理法の改正案を公表した
というニュースがあったので、公表された改革案本文がどこかに落ちてないかと探してみたけど見つからず。
それ以前の3/9に、自民&公明でまとめた案と民主党がまとめた案というのが発表されていたらしい。
自民&公明のほうは、おおまかな内容しかみつからなかったが、民主党の案のほうは詳細なものがネット上にあった。

◎民主党の案から抜粋
>飼主の責任
>・愛護動物そのものの生態に応じた飼養に努め、終生飼養を原則とする。
>・身勝手な引取り依頼や逸走、むやみな繁殖の防止に努める。
>・感染症の予防措置及び発生時の措置に努める。
>・「周辺生活環境を損なわないため」に飼主の遵守基準を定める。
これがこのまま決まれば、混合ワクチン、フィラリア予防薬、ノミダニ駆除あたりも、個体の健康を損なう心配がない場合は必須、と取れる。
糞と鳴き声なんかの騒音は、ぬるいとはいえ今も規制があるけど、排尿のほうも基本的に自己所有地以外では禁止。出ちゃったらできる限り拭き取るくらいしないと訴えられるかも知れない。
法律として、決まりとして一応あるってだけじゃなくて、そのくらいシビアになるといい。
無理だろうけどね。

他にも、動物取扱業にオークションやふれあい施設まで含まれていたり、虐待の定義に暴力や毒餌だけじゃなくて、「健康・衛生管理の怠慢」、「精神的・肉体的苦痛を与える行為」、「恐怖感等パニックに陥れる行為」まで含めてあったり、罰則に「飼養禁止命令」の措置まであったりと、さすがNPOがからんだ改革案だけある。
案だけで終わらないこと、言葉だけの法律で終わらないことを願う。


……ところで。
一方で、痩せ型の犬種のオーナーさんには、ちょっと変った悩みがある。
その本来の姿である、スマートな体型が「虐待」と思われてしまうこと。
太ることが命取りな犬種だから、気をつけているのに「ちゃんとご飯あげてるの?」とか言われる。
何も知らないくせに愛護家ぶるやつが一番危険だ。

ニュース記事:
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050427-00000155-mai-soci

民主党の案:
http://www.satokenichiro.com/douai.html

自民党の案:
http://www.jimin.jp/jimin/daily/05_03/09/170309c.shtml

Apr 25, 2005
トリノの犬
20050425-3.jpgイタリアのトリノというところで、ペットの犬に関する新しい法律ができたそうだ。
整形(断尾や毛の染色)を禁止し、散歩の回数(1日3回以上!)や散歩の方法にまで言及したとても厳しいものだとか。

散歩の回数はともかくとして(トイレは絶対外!とか、極端に家が狭い!とかでなければ、3回は必要ない気がする)、日本の法律とはありかたそのものが違うんだなぁ〜と痛感した。
日本のって、根っこは人間保護なんだよねぇ。
静岡でスピッツ30頭
20050425-2.jpghttp://www.shizushin.com/local_west/20050423000000000027.htm
今度は静岡の倉庫に放置されていたらしい。
スピッツばかり30頭。
先日の放置事件と違って、人気犬種とか、子犬ばかりとかではないから、里親探しも難しくなるのかな。

でもこんなふうに一度に大量だったりすると、マスコミで取り上げられる可能性が高い分だけ、まだラッキーなのかも知れないよね。
東京のセンター(保健所)にいる、今日までの命の子は3頭、明日までの子は13頭。この子達が新しい家族を見つけて、センターを出られる率は低い。
Apr 16, 2005
福岡の14頭、さらに続報
20050416-3.jpg福岡の14頭、今日のニュースでは16匹になってた。保健所かどこかで預かられ中の映像もあった。アナウンサー(?)がいってる通り、子犬だ。しかも多分全部。
またブリーダーの老犬かと思っていたが、どうやらペットショップか他犬種の交配をしてるブリーダーで、買い手がつかなかった子らしい。
推測でしかないけど、かなりの確率でそうだと思う。
「売れ残った子」。余分な命なんてない。たとえ売り物として交配・作出される子達であっても、「お金になる」以前に、「幸せになるために」生まれてくるべきだ。
愛護法はここ数年でずいぶん変わった。本当に少しずつではあるけど、一応は良いほうに変わっているように思う。この進歩が止まらないように願う。
Apr 13, 2005
福岡の犬14匹に引き取り手
20050413-2.jpghttp://www.asahi.com/national/update/0413/SEB200504130001.html
あとから1匹みつかったようなので計15匹?
引き取り手がみつかり、元の飼い主が6カ月以内に現われなければ、引き取り手にそのまま飼われることに決まったとのこと。
ニュースの力。
マスコミも悪いばかりじゃないと、こんな時だけは思う。
Apr 12, 2005
福岡で犬14匹
20050412-1.jpghttp://www.asahi.com/national/update/0412/TKY200504120111.html
「落し物」なんてタイトルがついていたニュース。
でも捨てられた可能性のほうが高い。
捨てられた直後に発見されたのかな? 14匹で全部だといいんだけど……。ウロウロしてて保護され損ねた子がいないことを祈る。
Apr 11, 2005
地域猫-2-
20050411-1.jpg少し前の記事を見つけた。
http://www.kahoku.co.jp/news/2005/04/2005040401000077.htm
現場周辺では発情期の鳴き声や糞害で苦情が多かったとか。
「エサをやるから増える」という声があったことから、不妊処置がされていない個体も存在したことが考えられる。
エサやりをしていれば、たとえ「最初にそこにいた個体」全てに不妊処置をしたとしても、猫は増える(他所から遠征してきた猫が居つく)。
猫が増えれば糞害も増える。不妊処置をしても、発情期には大きな声で鳴く猫が多い(特に一度でも発情期を経験したあとに不妊処置をされたメス)。
そして不思議なのは、ボランティアを名乗って、地域猫と称してエサやりをする個人・団体の多くが、自分の所有地内ではなく、路上などの公共の場所でエサやりをすること。
不妊処置のために一度捕獲するわけだから、処置のあとに自宅庭や団体の施設の玄関先等に放し、餌付けはそこでのみやればいいんじゃないかと思う。

実際苦情が来ているのに、何の対策も取らない(結果がでない対策は、とったうちに入らない)のはおかしい。
結局、自称ボランティアが被虐待猫を生んでいると、この場合は言えると思う。
もちろん、直接の暴行や毒エサをばらまく行為は良くない。これは現在、犯罪行為になるわけだけど、原因を作った人間が被害者扱いなのはおかしい。
被害者といえるのは猫だけで、「地域猫」を「保護」していた人達は虐待をした人達と同様に加害者でしかない。
Apr 06, 2005
地域猫
20050406-1.jpg
地域猫が増えている。
地域猫とは、特定の飼い主のいない猫のうち、ボランティア等によって不妊手術を施され、糞の始末や食事の世話をされている猫のこと。
近所にも2箇所ほど、それと思われる猫のいるポイントがある。
でもそれで充分?
食事を与えるということは、自然淘汰の世界から取り出すということ。
飢えない分だけ活力の高い個体が増えるということ。
それならノミやダニの駆除も定期的にしてくれないと。
ワクチンもちゃんと打って、防げる病気だけは防いでもらわないと。
彼らは自由に歩き回る。他人の土地とかは関係ない。どこが誰の土地かなんてことは、人間のルールであって、飼い猫ではない彼らには関係のないことだから。
でもノミダニ付きで庭を歩き回られるのは困るし、寄生虫入りの便を庭や公園なんかにされるのも困る。
そのへんのことはどう考えているんだろう。ちゃんと対策してるのかな?
地域猫を推奨してるボランティアのサイトをいくつか見たけど、そこまで触れてないんだよね。

うちにも猫がいる。外出なんて獣医くらい、という箱入り娘だ。
犬もいる。犬も室内飼育だけど、散歩にでかける。
だから犬を通して、我が家の猫も外との接触がある、といえる。
犬を通して、猫に寄生虫や病気感染のリスクがある。
猫も犬も好き。だからこそ、野良猫や地域猫は怖い。
野良猫や地域猫も可愛いと思うし、嫌いじゃないけど、うちの子達のほうが大切だから。
それはひどいことかな? 偽善? それでもいい。
「飼う」という言葉で自由を奪った以上は、彼らを守る責任がある。
一緒に暮らしたら、種は違っても家族。他人より家族が大事で何が悪い?

地域猫、気をつけないとそれこそ偽善じゃないかな。
私は不可侵こそが、彼らのためだと思う。
食事を探すのも大変な、厳しい毎日だとしても。

写真はハクモクレン