犬の十戒
長谷川 理恵 訳
原詩作者不明
日本文芸社 発行
�機イ錣燭靴琉貔犬錬隠闇�から１５年くらいしかありません
それだけに、ほんのひと時でも
あなたと離れていることはとても辛いのです
わらしのことを飼う前に
どうかこのことを忘れないでください
�供イ△覆燭�わたしに望んでいることを
わたしが理解できるようになるまで、少しだけ時間がほしいのです
�掘イ錣燭靴里海箸鮨�頼してください
それだけでわたしは
とても幸せな気持ちになります
�検イ匹Δ�長い時間叱ったり
罰として閉じ込めたりしないでください
あなたにはお仕事や楽しみがあるし、お友達もいます
でも、わたしにはあなたしかいないのです
�后イ箸�どき、わたしに話しかけてください
たとえ、言葉の意味はわからなくても
あなたがわたしに話しかけてくれるその声で
ちゃんと理解しています
�此イ△覆燭�いつもわたしとどんなふうに接しているのか
考えてみてください
わたしはあなたにされたことを決して忘れません
�察イ錣燭靴鮹，�前に思い出してほしいことがあります
わたしにはあなたの手の骨だって簡単に噛み砕ける
すごい歯があるけれど
でも、わたしは決して
そんなことをしないようにしているということを
�次イ錣燭靴里海箸鮓世Δ海箸鬚�かない、
頑固だ、怠け者だと叱る前に
そうなってしまう原因が何なのかなと、考えてほしいのです
もしかしたら、十分な食餌をあげていなかったから？
日中、太陽が照りつけているところに
長い時間ほったらかしにしていたかも？
年をとるにつれて
わたしの心臓が弱ってきてはいないだろうか？ などと……
�宗イ錣燭靴�年をとってからも、どうかお世話をしてくださいね
あなたもいずれ同じように年をとるのですから
�勝ズ粘�の旅立ちの時には
そばにいてわたしを見送ってください
「見ているのが辛いから」とか、
「わたしのいないところで逝かせてあげて」
なんて決して言わないでほしいのです
あなたがそばにいてくれるだけで
わたしはどんなことだって
安らかに受け入れられます
そして……どうかこのことだけはずっと憶えていてくださいね
わたしがあなたのことを
とてもとても愛していたということを
TIFFANYを飼い始める前に購入したこの本。
今でもときどき読み返しています・・・。
この十戒を胸に･･
大切に育てていきたいと思います
