犬の病気、猫の病気などを詳しく解説しています。

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股関節形成不全との闘い

 

股関節形成不全とは?

 

 

股関節形成不全とは、本で調べると「股関節寛骨臼の発育不全・変形・大腿骨頭の変形・扁平化による股関節の弛緩」と病理学的に説明されています。
股関節形成不全の原因は、明確にはわかっていないそうですが、血統による出現頻度がはっきりしているために遺伝性の疾患であることは確かなようです。
犬種によっても差があり、ラブラドール・レトリーバー、ゴールデン・レトリーバーの他ジャーマン・シェパード、セントバーナード、ブルドッグ、ロットワイラー、秋田犬などの大型犬種でその発生が多いと書いてあります。
生後6ヶ月から1年ごろまでに発症する例が多いそうで、早くて生後3ヶ月ぐらいから、遅い場合は7歳ぐらいまでに起こるとも言われています。
股関節形成不全には、外観から判断するいくつかの症状があります。
股関節寛骨臼の発育不全・変形、大腿骨頭の変形・扁平化により股関節が弛緩し、後肢の慢性的な跛行(はこう)=足を引きずることやお尻を左右にゆすって歩くモンローウォークとよばれる歩行時のふらつきなどがみられるなら股関節形成不全を疑ってみるべきだと思います。
原因としては、遺伝的素因に加えて発育期における栄養素の不均衡やタンパク質と灰分、特にカルシウムの過剰摂取が、その発生を助長するとも考えられているそうです。 急速に発育する超大型犬や大型犬に発症が多いことから、発育期の骨と筋肉の発達に不均衡が生じるためとも推測されています。
一般的な症状としては、後肢の跛行です。この跛行の程度は軽度のものから歩行が困難なものまでさまざまです。跛行は生後2ヶ月まではほとんど認めることはできないそうですが、生後4ヶ月から1歳頃までに明らかとなる場合が多いそうです。
運動することをいやがるようになる、ついで四肢をつっぱるような姿勢や片方の肢をかばう歩き方がみられるようになり、さらに症状が進むと、歩行時に腰が左右にふらつき、後肢を外側に回転するように踏み出します。さらに症状が悪化すると大腿骨頭が変形しているため、股関節自体がしっかりと正常の位置におさまらない状態いわゆる脱臼(股関節脱臼)してしまうことが多いそうです。
我が家のラブは、とにかく散歩には行きたいのに、歩き出すと2、3歩で座り込んでしまいました。橋の上で動かなくなり、仕方なくだっこして帰ることが日課でした。ラブラドールは散歩させなければストレスがたまるとか本に書いてあったのでとにかく時間のある限り散歩と思っていたのが裏目に出たようです。ラブにとって本当に痛かったんだ、辛かったんだとレントゲンを見てかわいそうなことをしてしまったと悔やんでいます。
このホームページが同じ悩みを持つオーナーの方への良きメッセージとなれば幸いです。
股関節脱臼とは?
円靭帯がきれて大腿骨頭が寛骨臼からはずれてしまった状態です。
股関節形成不全の場合には、股関節脱臼をおこす頻度が高くなります。
主な症状として突然、跛行したり、痛みのため患部(肢)をうかせて歩いたりすることがあるが、脱臼後の時間が経過すると痛みに耐えながら患部に体重をかけて歩こうとします。
正常な犬の股関節(専門書から抜粋)
正常な股関節のレントゲン!
ラブのレントゲン映像!全身麻酔です。
発病当時のレントゲンです!(1998.07.10生後197日目)
発病当時のラブのレントゲン写真(重度の股関節形成不全)!脱臼もあり!
2歳の誕生日に撮影したもの。脱臼が治っている!
1年後のレントゲン!脱臼が奇跡的に治っている。
治療中の妻のアイデア!動くな!
獣医の指示。絶対安静!これでも結構じっとしてくれた。
股関節形成不全との闘い!
私はずぶの素人で、犬の病気・・・犬の性格・・・犬とのつき合い方・・・等何も知らない普通のサラリーマンです。・・ですが、素人なりに、真剣に取り組んできました。どれが正しいとか・・してはいけないとか・・・本を読みあさったり同じ悩みを持つメール友達から多くのことを教えて頂いたり・・とにかくラブの股関節を治してやるということだけを思ってやってきました。
そして、2歳のレントゲン検査で脱臼が治っていることを知らされ、帰宅する車中で涙が止まらなかった・・・こんなラブ父とラブ母です。
我が家の取り組んだこと全てが正しい事だとは言い切れません。が、悪くならなかったことは事実です。

3回目のワクチンも終わり散歩をし始めた4ヶ月ごろのことです。家を出て5分もすればいつも橋のど真ん中で座り込んでしまう毎日でし。何も知らない私は、無理矢理引っ張ったりしましたが、がんとして動こうとはしませんでした。いつも、帰りはだっこしての散歩となりました。
5ヶ月になってもそれこそ散歩は3歩だけ・・・3歩歩いては座り込み・・・また、極端なモンローウォークが目立つようになりました。
そして、とうとうあの日、妻が涙を流して座り込むラブの異常に気づき病院に駆け込みました。
入院となり全身麻酔の上、レントゲン検査の結果・・・重度の股関節形成不全が発覚したのです。
このままだと、もし歩けても、歩くのが精一杯で、走り回るなんてとっても無理だろうということでした。
・・・・安楽死さへもあり得る・・・と聞いたとき・・・・帰りの車中では涙が止まりませんでした。
両足だから、かなりの重度である。が外科手術したからといっ完璧とは言い切れない。
外科手術は最終決断とし、内科治療からやっていこう・・ということになり炎症止めの注射をうちながらの安静生活を続けることになりました。
散歩はもちろん厳禁、可能な限り歩かせない。
基本的にはゲージ内での動きに限定!つまりほとんど歩けない状態。
しかし、このゲージ内のみの生活は、しばらくで断念!それではということで平坦部分のみの動きに限定することとし、リビング内だけの生活を続けることになりました。
通院も、赤ちゃんかごに入れて歩かせないで連れて(携帯)行きました。
とにかく、歩かせないこと!段差をなくすこと・・・・・これしかないと獣医からの指示でした。
トイレは、庭で腰部分にタオルを回して持ち上げて補助(介助)してやりました。(妻の発案・簡易介助具です。)

妻は、「早く直りますように」と祈りながら股関節部分をいつもマッサージ(さすって)してくれました。
そんな家族総出の介助を2ヶ月ほど続け、獣医からやっと散歩の許可が下りて徐々に歩かせ、現在に至っています。
妻が今でもしみじみと語っております。あの時は・・・絶対治してみせる・・・と念じながら毎日ラブと接してきた・・と。

現在は、見た目にはほとんど健康な犬と遜色のない程度までになり、少しぐらいのハイキングとドッグランを楽しんでいます。
基本的には両後ろの股関節は筋肉で支えているのみで、筋肉の衰え、あるいは体重加重による付加限度を越えた時に歩けない犬になることは今から目に見えています。果たして、それが10年後なのか、5年後に来てしまうのか?
無理な運動、過激な動きにより、症状悪化を早めることなく、出来ればこのままの状態を死を迎えるその時まで続けたい、続けてやることが本当のラブへの愛情ではないかと思っています。
そして、とにかく体重の維持管理を徹底しました。筋肉を強化するにしても体重加重による股関節への負担を出来る限り少なくしてやる必要があると考えています。筋肉での支えにも限界があると考えています。
そして、我が家でとにかく実践したことで股関節に効果があったのではないかと思われることがあります。
それは、散歩に連れていってやれないかわりに私の通勤にあわせて毎日の駅までの車での送迎の際には必ず一緒に車に乗せて行く・・車で出かける時には必ず乗せて行く・・・それも、今から思えば乗せてはいけない場所(助手席)ではあるんですが・・・後ろ足(腰)はしっかり落とし安定させ前足のみで左右の揺れをこらえていました。
そのことが結構、前足の筋トレになったのではないかと思っています。胸から前足部分は他の犬と比べるとかなりしっかりしているように思います。
車にのせることにより、股関節のためには安静につながったこと・・前足のみで支えることが散歩ができない代わりの筋トレに通じたもではと思っています。
また、春から夏にかけては出来る限り泳がせました。水泳が筋トレに絶対効果あり・・・とこれを信じて。
うれしい報告!
1999年11月25日の2歳の誕生日に、股関節のレントゲン検査をしてきました。そのうれしいご報告です。
1998年7月10日に重症の股関節形成不全と診断されて以来その後どうなっているのか今まで心配だった股関節の再検査(レントゲン撮影)に行ってきました。
その結果!!!なんと、当時、完全に脱臼していた後足股関節部分がちゃんと収まっていました。
股関節形成不全は、もちろんそのままの状態ではありますが、脱臼状態が解消されていたところから、「ひとまず安心だ!これで、しばらくは大丈夫だ。よかった。よかった。」と獣医のほうがラブの快復をいたく喜んで、祝いだと言って治療代をもらってくれませんでした。!!
獣医はさらに、「CHD発覚後の自宅での絶対安静が、大きな効果をもたらしたと思う。徹底した対処に感激している。普通の人は、治療後に「歩かしては行けないですよ」と指示しているのにリードをつけてさっさと歩かせて帰る方がほとんどだ。丸山さんは、ちゃんとだっこして帰るは、通院時には、ベビーかごに入れて来たりするなどその徹底ぶりには感激している。CHDも、手術しない場合でも決して歩けなくなるものではなく、飼い方によっては、立ち直っている犬が現実にここにいるということが獣医としても誇りに思っている。他のCHD治療中の方には、こんなこともあるんですよと励ますことが出来る。」とCHD発覚後の措置をほめていただきました。
私は仕事で日中空けており、普段からラブに接していた女房の偉大さに脱帽、感謝している次第です。女房は、神様です。
 報告に立ち寄ったラブ友達が、おいおいと泣いて喜んでくれました。うれしい報告でした。
たんぼを歩きながら!
股関節形成不全の診察結果に対して、皆さんからの心温まるたくさんのメールが届きました。
少し落ち着いてからラブと一緒にゆっくり、じっくり、一通一通かみしめながら読み直しています。本当に有り難う御座いました。
久しぶりの休日、すぐそばのたんぼ道をラブとゆっくり歩いてきました。たんぼのど真ん中で立ち止まりめっきり深まりゆく秋の風景を眺めながら「よかったなあ!!これからもがんばろうぜ!」と二人?で叫んできました。・・・と言った途端、ラブはたんぼをドッグラン!
走れるということは普通のことであるもののその普通のことすら出来ない犬もたくさんいること・・・・・・複雑な思いで走り回るラブを見つめておりました。
あらためて、犬の十戒を読み直し目頭があつくなるラブ父でした。
フジテレビのスーパーニュースでテレビデビュー!2000.09.04
2000年8月の日曜日にフジテレビが我が家に取材にやって来ました。
特集を組んでいる「最新ペット事情」の取材だそうです。我が家のHPを見てやってきたとのこと。
最近増えている犬の成人病や痴呆、遺伝性疾患についてその原因と現状、抱えている問題点、最近のペットを取り巻く現状の取材でした。
ラブの場合は、股関節形成不全との闘い・・・がテーマでした。
さあ、日曜日、テレビ局がやってきました・・・・丸山家・・・騒然・・・・
ラブはもちろんカメラ、ライトに興奮の絶頂・・・私は口内炎でうまく喋れない・・・・何をしゃべったのか??覚えていない。結局私が一番興奮していたのか?
撮影に3時間もかかりました。
しかし残念なことに放映されたのは関東方面だけでした。ラブ友達がビデオに録画して送ってくれました。
フジテレビからも出演記念品とともにビデオが送られてきました。

 (フジテレビ スーパーニュース 2000年9月4日の放映)
股関節形成不全の遺伝子がある恐れがあるのに無理をさせて発病させるということの無いように、股関節形成不全専門の検索エンジンにリンクしました。子犬を飼い始めたばかりの飼い主さんや足腰に不安のある方などは一度検索されては・・・・・・・・・・・
激励メール等の紹介 

5ヶ月ぐらいのとき、股関節形成不全かも・・・という獣医さんの診断を受けました。そのころは2階の私の寝室近くで寝ていましたが、階段や滑りやすい床がよくないとの事で泣く泣くガレージをつぶして犬舎にしました。(1階には主人の両親が寝ているので・・・)そのころの獣医さんのお話では、手術をするなら早い方がいいけど 股関節の手術ですから今後の成長の妨げになるかもしれないし、それで100%の完治の保証はできない、たいへんリスクの大きいものであることを聞かされました。それからしばらく通院して様子をみていた頃、実家の東京で、あるブリーダーさんから「お尻のまわりに筋肉をつけるようなトレーニング」が効果的との指導を受け「砂地での歩行訓練なんかをやるといいよ。」とのアドバイスをたよりに、しばらくがんばってみました。
もうすぐ2歳になりますが、いまでは下半身もガッチリしてきて、獣医さんにも「このまま2歳すぎても障害がでてこなければ大丈夫!・・と思う。」などとなんとも情けないような怪しいようなお墨付きをいただきました。
ちょっと腰が弱いような気も若干しますが、飛んだリ走ったりしても結構元気です。TVや雑誌でアジをみたりするとやらせてみたい衝動にかられますが、(ボール遊びやフリスビーがすっごく好きなコなんです。)地道に坂道訓練などで筋トレにはげんでます。


6カ月のころ、まわりの人から、股関節形成不全かもしれないので、病院で診てもらったらと言われ、診てもらったところ、捻挫 だということがわかり、そちらの方はもう大丈夫なのですが、やはりどちらかというと、後ろ足が弱く、獣医さん(盲導犬をよく診ている方)にも、トレーニングで筋肉をブロックすることが大事だと言われました。話しでは、手術という方法(これはもちろん脱臼してしまった場合でしょうが)があるのだそうですが、大変な手術のようです。


私が獣医さんから聞いた限りでは階段は有効ということでした。日常生活の中で存在する階段の上り下りという程度の量だと思います。7月で3才になりますが、8月令で発症し、グレードは8段階の下から3番目の重症と言う事で、放置すると必ず関節 炎を発症すると言われ、より重度の右肢のみ手術に至りました。階段禁止は、手術を仲介してもらった、掛かり付けの獣医師から申し渡され、室内の階段は禁止して、散歩道も階段の有るコースは避ける様にして、偶に違う場所で行き当った時は、ゆっくりと昇降させる様にしてましたが、「有効」との情報が有る事を知り安心しました。獣医師による違いは、グレード差によるのかもしれませんね。
自転車引きもある獣医さんには有効と言われました。あくまでトロットで決して早くないスピードで一日に15分程度の自転車をお散歩の中に組み込むと良いということでした。ところが、ヒーリングをしていただいている気功の先生曰くには自転車引きはダメと言われました。理由は本来の動きとはまったく違うスピードで走ることは運動のリズムの面であまりよくないということ。そして速く走りすぎることも良くない。からということです。
私が知っているのは、舗装路での引き運動はイケナイ、と云う事だけですので、所謂、”引き運動”による股関節への衝撃と理解していましたが、”早くないスピード”と云うのは、人がゆっくりと駆ける程度の速度で、私だと15分も息が続かないので、そこを自転車で、との理解をすると、肯けて、効果が有りそうですね。余談ですが、以前、私が筋肉性の腰痛を発症した時、雪道の上では如何も無かったのですが、融けて舗装の露出した所に差掛ると、腰にズンズンと衝撃が伝わり、こう云う物かと、納得したのを覚えています。そして、最大の難所であった我が家のオールフローリングはやっぱり恐すぎるのでクッションフロアを敷くことにしました。今は半分だけ敷けたのですが、ぜんぜん違います。掃除機すら滑りにくくてお掃除がちょっと大変なほどです。


我家でも、術後、安物ですが裏に滑り止めのラバーコーティング加工して有るカーペットを敷きましたが、前は、カシャカシャと落着きの無い歩様だったのが、敷いてからは、安定した歩様と為り、具合が良いようです。あとは水泳が良いとよく聞きます。土曜日に生まれて初めての海に行きました。一緒に泳げるお友達ラブと行ったので最初はびびっていたのですが、真似してジャブジャブやっていました。


泳がなくても砂浜を歩くのもいいそうです。水泳が良いと言うのは、良く聞きますね。後、草地での自由運動も良いとの事です。


最初に行った病院(獣医多数の総合病院系)では、「これは人工股関節に取り替える手術しかない」と診断されました。費用は、片足で検査入院を含め60−70万円、とりあえず片足だけ人工関節に換えて3本脚であと1本を支えるのが一般的。この手術を受けた方がいらっしゃいますが、うちの近くには大学病院も整形外科の権威の病院もないし、執刀は関東から獣医さんをお呼びしての執刀になるということで、話を聞くにつれ不安がいっぱいになりました。この病院では、上記の手術以外の治療法を提示してもらえなかったので、もう一軒の病院に診断を受けに行きました。
ここでは、いくつかの選択肢があると教えてもらいました。
1.炎症を抑え骨の変形を抑える薬の服用と体重制限。
2.恥骨筋を切る手術。根本的治療ではないが、痛みは軽減される。ただし、効果は症状が進むと薄れてくる  ので、次の手段をうつ必要がある。手術は簡単。
3.骨頭を切る手術。骨の接触がなくなり、骨の変形による痛みや炎症がなくなる。歩行には支障なし。手術   は比較的簡単。
4.骨盤に三個所の切れ目を入れる手術。切れ目を入れることで衝撃を和らげるクッションの役割を果たす。手  術は難しく、設備の整った病院でする必要があるが、人工物を体内に入れる人工股関節の手術より、リス  クは少ない。
5.骨盤側の向きを変えて、寛骨臼を痛みのない位置にもってくる。手術は難しい。
6.人工股関節に取り替える手術。手術は難しく、日本では執刀できる医師が限られている。まだ確立された  技術ではないので、完全な無菌室と熟練した医師チームがないと失敗する可能性は高い。そのメリットに   ついては、雑誌などでも紹介されていてご存知のことと思いますので、以下、あまり紹介されないデメリット  について書きます。
まず、人工関節と骨をつなぐセメントに問題が起りやすい。無菌室がないと感染症が起ったり、またセメント中の僅かな雑菌で、早い場合は術後3ヵ月で、セメントがぼろぼろになり、再手術の必要が起る。再手術は最初の手術より難しい。問題がなくても、人工関節の寿命は10年くらいであるので、手術の時期(犬の年齢)をよく考える必要がある。
整形外科や大学病院、手術経験の豊富な医師の指導のもとにしないと、所謂「新しい手術をやってみたい医師」は、この手術のメリットを強調し、結果として失敗に終るケースが出ている。総じて、ハイリスクの割にロー・リターンである。他の方法を試して、それでも症状が進んだ場合に検討しても遅くはないので慎重にするべき。ただし、いずれの手術も、体重制限と運動制限をしないと意味がない。走り回るような運動は、どの場合も不可。一生、病気とのお付き合いになります。


股関節形成不全の愛犬と暮らしていらっしゃるみなさま、その疑いがあるのでは・・・と心配していらっしゃるみなさま、薬やダイエットの情報など、引き続き情報交換していただければ幸いです。今1歳半ですが、8ヶ月頃に判明しました。はじめはショックでした。チョコは未だめずらしいらしくこどもをとるつもりでしたのでなおのことでした。7ヶ月で最初のシーズンがやってきて体重は26キロまでいきました。でもその重みが引き金になって股関節がわかったのです。それからはしばらくの間は痛みを和らげるサプリメントと体重維持で自由運動は控えめに。まだ一歳に満たなかったので減量はちょっとできませんでした。でも1歳になって自転車引きができるようになったころから減量作戦開始。去年の夏から本格的なダイエットを始めて一ヶ月1キロ前後のペースで減らしました。元気なんです。いつもハイパー。すごいんです。犬が大好き。走るの大好き。アイリッシュセッターと一緒に走っている姿なんてまるで馬。当時、公園で走り回ると帰りはびっこ。がしばらく続きました。でも24キロ前半に落ちてからはびっこもほとんどなくなりました。骨のうごき具合によって痛いスポットがあるらし (獣医さんのお話ではお皿の骨が浅いのできっと痛みはジンタイでしょうとのことです。) 数分間動けなくなったことが数回あります。程度によって様々だと思いますが、きっと軽いのだと思います。今はサプリメントも止めて気孔でヒーリングをしてもらっています。痛みだけに効くらしいのですが、それで今のところは大丈夫です。


私も股関節が発覚してから一年弱になりますが、最初は大変だぁ!と思いました。今もいたずらとしつけの方の大変の分量は減っていませんが、脚に関しては落ち着いています。おしりの周りの筋肉を減らすことがないように運動をしていくことが課題です。今年の夏は水泳に挑戦の予定です。


病気が発覚してからは、走る飛ぶ跳ねるは厳禁で、歩く散歩にしていました。そのとき体重26キロ、散歩は朝晩1時間ずつテクテク歩くようにと自分なりに気をつけていたのが、それでも負担が大きすぎたようで、今は獣医でもらうフードで24.5キロ、散歩は歩いて朝晩30分ずつにしたところ、痛みがなくなったようです。運動不足のストレスも特にありません。見た目がガリガリなので、散歩していると、よく可哀相とか言われて辛いのですが、獣医さんから「飼い主さんがそれでダイエットを諦めると結果として犬には可哀相なことになる」と励まされました。逆に、あまり神経質になって運動量を減らしすぎても、筋肉が落ちるとそれこそ歩けなくなります。筋肉で支えて歩いているようなものなので・・・。症状の程度によっても、運動量は一概には言えないと思います。獣医では、歩き方を診たり、関節がどれくらい動くか(症状が進むと関節の動く幅が狭くなる)を診たり、レントゲンで骨の変形と炎症の程度を診て、そのうえで指導してくれました。最近は、とても調子がよく、この2ヶ月ほど、散歩中に脚が痛むようなことはないですが、大粒の砂利道は苦手なようです。足元が定まらないから??


ラブちゃんの腰のことを知りお便りさせていただきました。去年の11月にアメリカのOFAに股関節の診断をお願いしたところ,なんと中程度のCHDと診断されました。生まれてから今までそのような兆候がなかったので,青天の霹靂でした。CDHは進行性の病気なので,今は良くてもこれから年と共に悪化するとのこと。のんびりしているわけにはいきません。生後4ヶ月の時,ウィルス性腸炎(パルボではなっかったのです。)で死にかけ、その2ヶ月後には乳腺が腐るというホルモンの病気でやはり死にかけました。その後,抗生剤やら消炎剤やらの薬のためか免疫力を落としてしまい病気ばかり繰り返すようになっていました。そんなときにいろいろお世話になったペットフードやさんのことを思い出しました。そこでいろいろな製品のPRを見ていてこれはと思いました。「シャークカーティレージ」です。今ガンに効くと言うことで知られていますが,痛みを押さえることと炎作用が結構あるとのことです。その上副作用が全くありません。今年から食べさせています。もう一つ「コンドロイチンコンプレックス ウィズ グルコサミン」です。リュウマチの方によく効くそうですが,骨関節炎になるというところはCDHと一緒だと思いまして食べさせています。こちらも副作用が無くその上痛んだ組織を修復してくれるそうです。こちらはアメリカの健康食品やさんで取り寄せています。ついでに「シャークカーティレージ」も一緒に頼むようにしました。CDHは筋力を落とすと痛み出すようなので,筋肉をつけるハーブを食べさせています。
幸いにも、痛くも痒くも無く好きなだけ自由運動しておりますが、これが一生続くことを願って頑張っていこうと思います。わが家はこのようにしておりますが,少しでもお役に立てたら幸いです。ラブちゃんのためにこれからも頑張ってください。


それぞれ年齢も程度も違いますが気をつけていることはいっしょなので参考になれば、と,思います。
1 体重制限
2 運動制限(ジャンプしたりブレーキをかけたり、アスファルトでの駆け足、横からの衝撃 etc)
3 筋肉をつける運動(坂を登る、芝生でのトロット、水泳)
4 冷やさない
5 家の中での階段、フローリングはやめる
6 情報はたくさん集める
7 信頼できる獣医にかかる
セラミックの人工骨頭をいれる手術は本当に最後の手段だと思います。セラミックも2〜3年しかもたないと言う話も聞きます。兄弟は手術をしましたが,術後も大変でした。まずは、痛みが出ないようにケアしていき、痛みが出てしまったらレーザー治療や痛みを和らげ関節をきれいにするサプリメントや関節液を増やすような注射があるそうです。骨の病気は歳とともに悪くはなっても完治はないのでオーナーがしっかりと勉強してその子に合ったケアをしていかなければいけないと思っています。そして近い将来には、こういう子の出ないしっかりとした繁殖が求められる。


丸山さんのラブちゃんと同じで、生後3ヶ月ころから後ろ足(特に右)をひきずるようになり、 「なにかな?」と思っているとその1ヶ月後くらいには散歩は3歩歩くと終わり(洒落じゃなくて)、無理に引っ張ってもぴくりとも動かず、しまいには立てなくなってしまいました。足を引きずる段階で獣医さんには見せたのですが、「大丈夫」といわれて、レントゲンもとってもらえませんでした。立てなくなったとき、違う獣医さんに連れていったら、すぐにレントゲンを撮られました。やはりラブちゃん同様でした。完全な重度のCHDでした。大腿骨頭は扁平化しており、寛骨臼のへこみがなく、先生も関節をはめる努力をしてみしたが物理的に不可能でした。そこの獣医さんからは犬がつらい思いをするだけだからと安楽死をすすめられました。 4ヶ月しか一緒に暮らしてはいないけれど大切な家族です。安楽死だけは避けたいと思い3件目の獣医さんに連れて行きました。そこでは「もっと重症の犬もいるけどちゃんと歩いているから心配するな。」と言われ、やはり体重管理とリハビリに気をつけるよう言われました。手術は個人の病院では無理。山形から一番近い病院(岩手)でもこの手術はやっていない。藤沢(神奈川県)にある日大農獣医学部の大学病院でも成功例は数少ないとも言われました。ペットショップにいる友達にも相談したところ、やはり体重管理には気をつけるよう言われました。若いうちは筋肉がついているので筋肉で立っていられるが、歳をとると筋肉が衰えるため、体重が重いとそれだけ足に負担がかかるのだそうです。リハビリは縁の下のようなところをくぐらせたりしています。ビタミンDが主成分の薬だそうです。しかし高い・・・・・・
それと日光浴これが大切ですよね。友達に相談するまではクッキーのベットはコンクリートに畳を敷いてその上に絨毯を敷いていましたが、アドバイスによりすのこを引いてあげました。 コンクリートの上にいくら畳を敷いても冷えるので関節に悪いそうです。(特にここは山形)階段は下るときに足に余計な負担をかけるらしいので避けています。フードはニュートロのライト(黒ラブの絵が書いてある)です。でも、私が仕事に行っている間両親がおやつをあげている・・・そのせいで体重が35Kです。獣医さんには30Kまでと言われているのに・・・
何のアドバイスにもならない、愚痴のようなものですがこれからもよろしくお願いします。



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