犬の病気、猫の病気などを詳しく解説しています。

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皮膚病との闘い 

皮膚病との闘い  石井ブブ
自然治癒力に頼った治療が病気を克服した
このページは「ペットシッターいしい」のご好意で掲載いたしました

 

自 然 治 療 の 記 録

その1 アレルギー編
(1998〜2001年)

ホリスティック医療(ハーブやホメオパシー)を取り入れた治療の記録です。まだまだ日本では耳慣れない治療ではありますが、西洋医学(化学薬品)では治癒できないワンコと暮らしている飼い主さんには、可能性を求めるという意味で今、注目されています。(薬で症状は抑えられても、副作用を心配されている方は多いと思います)
 「いいらしい」「治ったらしい」といううわさは聞けても実際にどんな風に、どんなハーブを飲んで治っていったのかなかなか確かな情報を得ることは難しいです。
 また、自然のものを取り入れて根本から治癒していく過程は通常の薬の作用とは異なり、好転反応が出たり、症状がぶり返したりします。 私も4年間アレルギー犬「ブブ」との暮らしていく中で、アレルギーが治っていく段階に、皮膚の表面にしみが出たり、痒い場所が移動する ことを知りました。


  ボストンテリア 5才 女の子『石井 ブブ』

 

そして身体の中心から確実によくなっていくことも体験していす。 (元気が満ちてくる感じ) 自宅での治療は不安もいっぱいで、正直失敗もありました。 特にスキンケアに関しては、商品としては良いものも、ブブの皮膚があまりにも敏感なために、濃度調節(適量)には試行錯誤しました。 (現在はぴったり合うものが見つかりました)  良かったことも、悪かったこともそのままのリポートとして読んで頂けると幸いです。 試行錯誤の中で、食事やスキンケア、アレルギーのコとの暮らし方などなど学んだことを写真入りで紹介しています。

 

●獣医さんの診断は、人の上皮に反応するインドアアレルギー / 自己免疫不全症
●実際にアレルギー反応が出たものは、人の汗、 乳製品、 牛肉.、のみ、ほこり、パン、
  ワクチン、フェラリアの予防薬、新建材の臭い(シックハウス)

●症状は、皮膚の炎症、痒み、脱毛、吐き気、耳だれなど、全身に及ぶ

 

アレルギー治療の経過 1
薬つけの幼い頃

 

幼いころからアレルギーに悩まされていたブブと私の奮闘記です。ハーブ治療と出会ってから、3年の月日を経てようやく健康を取り戻しました。すべてのアレルゲンが克服できた訳ではありませんが、私がブブの体質を本当に理解し丁寧な育て方を続けていけば、普通のわんこと同じように暮らすことが出来るまでになりました。力をかして下さった皆さま、本当に感謝いたします。   いしい&ブブ

1998.4 にきびダニ事件。
1センチ四方の脱毛発見し病院へ走る。週1の薬浴(5回)と3ヵ月にわたる飲み薬にて治療。このダニはどの犬にもいるそうだが、免疫力の低下している犬は、脱毛やひどくなると全身のかゆみとなってあらわれ、成犬になるほど治療は困難らしい。ブブは元気に見えても、他の犬より免疫力が低く病気になりやすいと感じた出来事でした。

 

 

生後6ヵ月。お散歩に出てご機嫌なブブ。
アレルギーが出始めた頃で、両前足の付け根が赤くはれています。ぽつぽつとした湿疹やかゆみがありました。ステロイドを飲めば2、3日で回復。病院で出される薬を考えもなく飲ませていました。何か普通と違ったものを食べてしまったとかアレルギーの出る原因がつかめていました。

 

 

 

 

 

 

1998.6  牛肉事件。
一切れおやつにあげたところ、5分もしないうちにがりがり掻き始めた。特に両前足の付け根。病院では飲み薬(ステロイド)5日分をもらう。
この事件を境に手作り食から、獣医さんおすすめのドックフードaに変える。こんな粒粒にブブの身体をまかせていいのかな〜。原材料も明記されていないよ〜。かなりカロリーもあるし、食いしん坊のブブには食事の量が少なすぎるよ〜。そんな私の思いとは裏腹に、このフードはブブの身体にあった様子で取りあえずかゆみはおさまってくれた。後にこのフードaには化学保存料が使われていたことが判明。商品案内のパンフに、うちの保存料は基準値内なので安心と書かれてあった。「基準値」って何? 基準値内なら人間の食品には使われない保存料を使用してもいいの?


1998.7  アレルギー再発。
何のこころあたりもない。原因不明。今までのフードより、よりいいものをと私のフードおたくへの道が始まる。手作りに戻したりもしましたが、とにかく何をあげてもかゆみは薬以外では治まりませんでした。ほかの病院で栄養剤の注射をしたりしました。

薬とはステロイドのこと。常用するようになれば、身体が自分でホルモンを調節することが出来なくなり、二次的な病気を引き起こします。ブブはもともと免疫力が低いというのは感じていたので、油断すれば薬つけの生活にすぐなってしまうと思いました。私の知識がないばかりに、次は内臓が悪くなっちゃったからこの薬もあげよう、ではブブに申し訳が立ちませんから。この頃から、今のフードに出会うまでに試したフードは10種くらい。BTのブリ−ダーさんやペットショップの店員さんから紹介を受けたり、雑誌の通信販売にいたるまで。選ぶ基準は、化学保存料を使用していないこと。
      消費期限が明記されていること。(開封後◯日や冷蔵保存要など)
      原材料が明記されていて、生産している会社の概要を記したパンフなどがあること。
     
この頃にフードに対した疑問。それは上の条件をみたすのは海外のものばかり。入荷してすぐって言っても、すでに製造して2ヵ月は経っている。もちろん船便でくる訳で、冷蔵庫に入ってくる訳はないよねえ〜。きちんとくさる食品なのか、少しずつ皿に取って数カ月様子を見たりしました。結構くさらないんですよ〜。これが...。かびなんて生えない!!

食事同様、環境も大切とクーラーのかび取り、カーテンのまめな洗濯、空気清浄機から布団乾燥機、掃除機などなど。買い替えました。今振り返ってみると、この頃は何かに取り付かれたように朝から晩までブブのことばかり考えていました。

ちょっと話が長くなり、事件が前後していますが..、
1998.8  乳腺のはれ事件。
おっぱいに小さなしこりを感じて、病院へ走る。生理が終わってからの日にちなどを考えても想像妊娠らしい..。注射ではれを治めるのか、避妊手術をするのか二社選択を迫られる。ブブはそれでなくても薬や注射を小さい身体にしてきているので、注射はもう勘弁..。ブブの赤ちゃんはいつか欲しい気持ちはあったけど、避妊手術を選びました。ブブの赤ちゃんの事、自分ですべての子を育てられる訳はないし、ブブに似て身体が弱かったら尚のこと。

生後9ヵ月頃。食いしん坊ブブ
全身のかゆみがひどく、皮膚を掻きこわしてしまう。エリザベスカラーと洋服を着せていました。こうすることで、薬の量を少しでも減らせれば...。

1998.10 ブブ盗難事件。
詳しいことは省きますが、カゴごと置き引きされてしましました。
10日後に、いなくなった場所から車で30分離れた場所で保護されていました。
保護してくれた方の話しでは、いなくなった翌日にその公園にいたらしくて、
その方が連れていたGレトリバーについてきて離れなかったとの事。ブブは犬好き人好きだもんね。
本当に可愛がってくれていたようで、丸まる太って帰ってきました。
ひとり寝が出来ないブブのために、お兄ちゃんが玄関で添い寝をしてくれていたそう。
「うちで保護していますよ」という電話を受けた時は、わたし腰が抜けてへなへなその場に座り込んでしまいました。
この時、一緒に探してくれた皆さん本当に感謝しています。

    カゴごといなくなったブブ

上の写真を配って貼って回り皆さんのご協力で無事に我が家へ戻って来ました。ただ、食事が違っていたことや10日間くすりが切れていたことで、皮膚の状態は目もあてられない位にひどいものでした。全身が赤く炎症していて、手足の届く範囲掻き続けていたために背中しか毛がない状態。 顔の白い部分と手足のあちこちが、どす黒くなっていました。(原因不明)
あまりにひどい状態で、この時の写真は残念ながらありません。(写真など撮っている暇はありませんでした) 帰ってきた日から、また薬ステロイドつけの生活が始まりました。

1999.1 アレルギーの血液検査。
掛かり付けの獣医さんの紹介をもらい、大学病院にて。以前にも一度同じ検査を違う病院で受けたときはインドアのみに反応。今回は、より詳しくインドアの何なのかを調べてもらいました。結果は最悪のもので、ひとの皮膚やふけにのみ反応しているというものでした。あまりに可愛がりすぎたのが、裏目に出てしまったということを言われました。そんなことってあるの。愛玩犬としては致命傷との説明をうけ、番犬のようにあまり人に接しない飼い方をして一生を過ごさせてあげるのが賢明とのことでした。そうでもしない限り、ステロイドの量は減らせないだろうと..。

下の写真を雑誌などでみた全国の獣医さんに送って、なにかステロイドに代わる安全で副作用のない治療法がないか、相談したりしました。唯一、東北の獣医さんから木酢液とEM液をまぜて、毎日入浴させる方法を教えて頂きました。これは、決定的な治療法にはなりませんでしたが、しばらくの間シャンプーの代わりに使用していました。(毎日というのは、ブブは皮膚が乾燥してしまいました)現在は、サイダービネガー(りんご酢)でお手入れしています。

 

 

     

 

炎症は治まっていますが、ステロイドの常用で左右対象に自然脱毛。
お腹の毛も避妊手術で剃ってから、生えてきません。5才になる現在もほん

わずか産毛程度です。

1999.3 里親募集事件。
    ブブの薬を少しでも減らしたい、その願いはブブを環境の良い田舎に

移してあげることしか残された道はない。まだ1才。誰にでもなつくブブのこと、

きっと幸せになってくれる。そんなことを自分に言い聞かせていました。


ブブのアレルギー回復記録 2002年 7月 13日 現在
幼少期、半年間ステロイドを飲んだブブも、3年半の月日を経て、ここまで回復しました。
左側の黒ずんで荒れている皮膚は、自然治療の段階で好転反応、ぶり返し続けた皮膚です。
右側が現在。シミが薄くなり皮膚のつやが全然違います。つるつるだったお腹にもうっすら毛が。

自然治療2週間目。
身体の毒素がくろぐろと皮膚にしみ出てきました。
興奮すると少し赤みが出るものの、皮膚のつやは良く、毛もうっすら
シミは薄らいだものの、痒みがひどく
おっぱいがイボのようでした。
   
おっぱいも普通の大きさに。
トリの足状態だった手足にもしっかり白い毛が。
尾とお尻が左右対象にハゲていました。 尾はまだ毛がありません。
現在、ここだけが痒い(悲)
ぼろぼろブブ。見ていて一番つらい時期でした。
耳の周辺にも毛が生えてきました。
去年、夏に背中がハゲました。 ハーブを処方しなおして、半年後にはつやつや。

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