犬の病気、猫の病気などを詳しく解説しています。

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無理は禁物です!

無理は禁物です!

 

子犬は、順応性も高く、豊かな感受性でいろいろなものを吸収していきますね。だからこそ、さまざまな刺激に順応していくことができます。しかしその一方で、この時期に体験した辛い出来事が犬の中に強く印象づけられることもあります。

子犬にさまざまななものを見たり、体験させたりするときには、それが犬にとって楽しい体験になるように気を配ってあげなければなりません。それが、その子犬にとって、あまりに強すぎる刺激や、恐怖を感じるような体験になってしまった場合には、どうなるでしょうか?犬が始めて体験した "犬にとって見慣れないものたち" は、犬にとって、ただ恐ろしく、決して近寄ってはいけないもの・・として刻みこまれてしまうかもしれません。これでは逆効果ですね。

犬に新しい経験をさせてあげるときには、犬の様子をよく観察しましょう。怖がっているようなときには、無理に近づけたりせず、できるだけ楽しい雰囲気で、励ましながら、徐々に近づくようにするといいでしょう。今日が駄目でも、また明日、そして、その次の日があります。決して焦らず、犬のペースに合わせてあげることが大切です。

犬と接触させるときには、できるだけ穏やかな性格のわんこに協力してもらい、徐々に慣らしていくといいでしょう。

近所の方に子犬を見てもらうときには、子犬が驚かないように、静かに、優しく、下の方から手を差し出してもらうようにお願いしましょう。

大きな音が嫌いな子には、できるだけ静かなお散歩コースを選んであげ、徐々に、車やバイクなど、嫌いな音に慣らしていくといいでしょう。

 


お散歩嫌いは克服できる?

 

お散歩デビューを果たした子犬にとって、外の世界は未知との遭遇ですね。最初は、そわそわ気が散って、お散歩どことではないかもしれません。あるいは、その場に固まってしまって、全く動かなくなってしまう子もいるでしょう。

子犬に、外の世界によい印象を抱いてもらえるような楽しいお散歩デビューを果たすにはどうすればいいのでしょうか?

できるだけスムーズに歩くことができるお散歩コースを考えよう!

外の世界には、小さな子犬にとって、びっくりしたり、恐怖に感じるようなことがたくさんありますね。車の音が嫌いな子、大きな犬がいるお宅の前でおじけづく子、階段の手前で立ち止まってしまう子・・。苦手なものがきっとあるでしょう。

まず最初は、できるだけスムーズに歩くことができるようなコースを工夫してお散歩してみましょう。そして、徐々に、いろいろな経験ができるように、お散歩の範囲を広げていけばよいのです。

お散歩の途中で、楽しみを作ろう!

お散歩には、おもちゃや、ご褒美になるような何かおいしいものなど、あなたの犬が大好きなものを持っていきましょう。ただ、並んで歩くだけでなく、公園などで、おもちゃを使って遊んだり、話かけたり、体を撫でてあげたり、ゆったりと過ごすことのできる時間を設けるといいでしょう。

 

怖がっても、知らん顔をしよう!

犬が怖がっている素振りを見せていると、ついつい立ち止まって振り返り「大丈夫だよ」と声をかけたり、撫でてあげたり、あるいは抱っこしてあげたくなりますね。しかし、そのことで犬は、怖いときや歩きたくないときには、歩かないよ!と頑固に踏ん張ったり、飼い主さんに抱っこをねだったり、飼い主さんのことを心配そうに見つめたりすれば、飼い主さんが立ち止まって自分を振り返り、声をかけ、運が良ければ抱っこしてくれるんだな・・と、学習してしまいます。そしてその結果、ますます、歩かないよ!と踏ん張ったり、抱っこをねだったりするようになるのです。

あまりひどく怖がっているときには、翌日から、別のお散歩コースを考えてあげればいいのです。一旦お散歩に出かけたら、多少犬が怖がっていても、「さあ!行こう!」と楽しげに、元気よく声をかけ、歩くように促しましょう。お気に入りのおもちゃを見せながら、歩くように誘ってあげてもいいでしょう。歩き始めたときに「いい子だね!」と明るく声をかけ、ご褒美を口に入れてあげてもいいでしょう。そうすることで、怖がっていても何もいいことは起こらないんだな・・ということだけでなく、飼い主さんについていくと、たくさん誉めてもらえるんだな!楽しい気分になるんだな!と感じてもらえるようになるのです。


問題を予防しよう!

犬はとても賢い動物です。ただ食事をもらい、散歩をし、昼寝をするだけでは、精神的に満足をして生活することはできないのです。人間が、ただ生きていくだけではなく、働いたり、人と話をしたり、買い物をしたり、遊んだり、勉強したり・・さまざまな刺激を受けることによって、精神的にも満ち足りた生活をしていくことができるのと同じですね。

 

毎日お散歩をし、他の犬と遊んだり、近所の人に撫でてもらったり、広い公園で走り回ったり、ボールやフリスビーを追いかけたり・・というような刺激の多い生活をすることで始めて、犬は肉体的だけでなく、精神的にも豊かな生活を送ることができます。

もし満足できないと、どうなるでしょうか?刺激を求め、精神的に満足をしたい、という欲求を満たすために、いたずらをしたり、動くものに飛びついたり、道行く人に吠えたり、人間にとって望ましくない行動を起こすかもしれません。

毎日楽しくお散歩をし、精神的に満足することができるような刺激的な生活を送ることは、人間の環境に慣れ、社会化を促進する、ということだけではなく、いたずらや、吠えたり噛んだりする行動の予防にも通じる、犬の"しつけ"にとってとても大切なことなのです。

ここまでは「犬のしつけをまじめに考える」 より転載させて頂きました。    文章:小田 史子

 

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