犬の病気、猫の病気などを詳しく解説しています。

CATEGORY
RECENT
ARCHIVES
PR


LINK


Jan 30, 2006
動物病院の上手な利用方法
●いつもの様子に詳しい方と来院しましょう●
●わからないことは遠慮無く聞きましょう●
●診察時間内の早い時間に行きましょう●
1.動物をうまくコントロールできるように準備しましょう
●ワンちゃんの首輪をぴったりサイズに合わせ、嫌がって後ずさりしても抜けないようにしましょう。
●リードは短く持って他の犬と接触しないように。

●いつも面倒を見ている方、扱いが良くわかっている方、動物の癖などがわかる方と一緒に来院してください。思わぬハプニングが起きることがあります。
猫ちゃんは、横から出し入れできるカゴより、上に扉のあるものやできればネット類(洗濯ネット等)、スポーツバッグ等の方が安心し、おとなしくなるようです。また、この方が暴れても平気。猫自体を抱っこしての来院はやめてください。犬の姿や自動車の音でパニックになることがあります。
●来院前のシャンプーや激しい運動などはやめましょう。また、来院直前の食事は控えた方が無難です。血液検査や他の検査に影響することがあります


2.家庭での様子がよくわかっている方と一緒に来院してください
獣医師や動物看護師は家庭での様子を詳しくお聞きします。それらの情報で病気を考えることができ、的を絞った検査や処置ができます。
例えば食欲はいつもの何割程度?
いつもは何を食べさせていますか? 
いつもの元気はありますか?便や尿の回数と色はどうですか?
呼吸の状態に異常はありませんか?
咳はしませんか?
歩き方に異常はありませんか?  
等です。
3.わからないことは遠慮無く聞きましょう
獣医師か看護師が説明することの中で、専門的な用語を使ってしまう事があります。意味がわからなかったり、今後のことに不安が残る場合は遠慮無く聞き直して頂くか、その旨をお伝え下さい。
私達は毎日同じような動物の病気を診たり説明をしていますが、飼い主様のとらえ方はまちまちかもしれません。疑問を持ったまま帰宅されることは動物にとって良いことではないと思っていますのでお気軽にお尋ね下さい。
4.診察の後は薬の注意や家庭での注意事項を守りましょう
私達は薬の飲ませ方や外用薬の使い方などを毎回説明します。特に注意を要する薬もありますので注意事項をお守り下さい。家庭でもしわからないことや聞き直したいことなどありましたら、お電話でも結構ですのでお気軽にお問い合わせ下さい。
5.診察時間内の早い時間での来院をお待ちしています
午前中の診察が終わると、手短に食事をして、午後1過ぎからはほとんど毎日手術や重傷動物たちの検査を行っています。午後のこの時間は私達が一番緊張する時間です。午前中の診察が長引くと、これらの手術や検査に支障を生じることがあります。
●このため、できることなら診察時間終了の30分前くらいまでに来院されるとお時間に余裕があり、時間をかけた診察ができると思い
ます。

6.電話でお聞きするだけでは診断・指示はほとんどできません


●お電話だけで症状をお聞きしても、私たちは、もし考えている状態と違っていたら?とか、色々な病気を考えます

●ですから、ご相談だけであればいいのですが、動物を診て初めて的確な診断名をお伝えしたり、お薬を出したりすることができることをご理解下さい。

 

以上終わり

 

ペットの病気大百科 http://members2.jcom.home.ne.jp/pepara/pet.html

***********************************************************

 

 

━◆速報ニュース!◆━━ペット型:英会話レッスンロボットが登場!━━━

■『英語学習が変わる!』子供から大人まで!ロボットと英会話レッスン!
http://www.ambatch.com/url/edq
  多彩なフレーズと反応で、自宅でも可能な学習方法『英会話ロボット』が
  注目を集めている。価格も3万円台と、一般にも手の届くレベルである。
  会話中、英語がわからずにつまずいても、ロボットが適切な英語をサポー
  トしたり、話題を変えるなどしてくれる。英会話の経験がない、カタコト
  の単語レベルの会話にも対応しており、12,000フレーズ認識発話と、大人
  でも、常に刺激的な会話が楽しめるという。文法、単語などの、総合的な
  英会話の学習に、人気を呼んでいる.
  詳細→ http://www.ambatch.com/url/edq

 

病院について Part1

病院とのトラブルなどいろんなことがあります。

 

みなさんのご経験などぜひお聞かせ下さい。

このコーナーで掲載いたします

またフリーペーパーの「ペットの病気大百科」

http://members2.jcom.home.ne.jp/pepara/pet.html

 

でもご紹介いたします。

今回はまずこの方のご意見です。

    • 病院について Part1
    • 近頃、動物病院て増えましたよね。私が住んでいるこんな田舎でも通える範囲に9件もの動物病院があります。しかし、先代のビーグルミックス犬トーラも含めてこれまでにお世話になった病院が5件、評判を耳にしたのが3件と、ほぼ全ての病院について情報を仕入れたにもかかわらず、ここなら安心して任せられるという病院が見つかりませんでした。やはり田舎となると9件あっても十分な選択肢ではないようです。我が家のお兄ちゃんは肥満細胞腫というバクダンを抱えているので信頼できる主治医の先生を見つけたかったのですが、幸い今は少々遠いところですがとても良い病院にめぐりあうことができました。

      このコーナーでは、主にお兄ちゃんが通った事のある病院について、その時の様子などを書いています。

      N1動物病院での出来事
      ちゃあこの前に飼っていたトーラが生きていた頃、お世話になったのがこの病院です。もう10年以上も前のことで、まだそのころは今のようにたくさん動物病院もなかったので、いつもこの病院は混んでいました。病院には院長と助手役の奥さんがおり、院長が不在の時は奥さんが簡単な処置をしているようでした (獣医師免許があるとは思えませんでしたが)。院長はとても気性が激しい人で、ご機嫌な時はあめ玉をくれたりするのですが、機嫌が悪いと 「ちゃんと押さえていないから犬が動くじゃないか!」 と私をどなりつけたりしました。

      ある日トーラの便が出なくなってしまいました。力んでもほとんど出ないのです。便秘かと思ってN病院に連れて行き、浣腸をしてもらったのですがそれでもまだ出ません。レントゲンの結果、腹部にかなり便が溜まっており、開腹しなければ出せないということで、その場で開腹手術になりました。開腹の結果、膀胱にできたガンが大きくなって大腸を圧迫し、便を出せなくしていたことがわかりました。母親と私はただの便秘だと思って連れていったのが、突然開腹手術になって、しかも手の施しようのないガンだと知らされただけでもひどいショックだったのに、先生はあっけらかんとした顔で 「このまま安楽死させますか?」 と聞いたのです。私はただ泣くだけで返事などできませんでしたが、母親が 「連れて帰ります」 と言ってとりあえずお腹を閉じてもらい引き取ってきました。それから3日後に私は渡英が決まっていたのでトーラの死に目には会えず、手術から1週間ほどして家人の留守中にトーラは息を引き取ったと電話で聞きました。あまりのショックに熱を出して4日間も寝込んだことを覚えています。それ以来この病院には行っていません。

*******************************************************************
「いつもニコニコ」
の記事を転載いたしました。
有難う御座いました

Jan 29, 2006
ブラックポイント

ブラックポイント


ブラックポイントとは?
身体の中で、黒くなければいけない場所のことです。
基本的には、眼(アイ)・眼縁(アイライン)・鼻(ノーズ)・口唇(リップ)・爪(ネイル)・蹠球(パッド)の6ヶ所のことです。
しかし、犬種や毛色によっては黒くなくても良いものもありますし、逆にこの6ヶ所以外にもブラックポイント呼ばれる場所があるものもいます。ですから、それぞれの犬種(毛色)ごとに覚えることが必要です。

なぜ黒くなければいけないのか?
それは、場所によって色々な理由がありますが、一つには色素が出やすい場所なので、黒くないということは色素不足が考えられるからです。
色素が不足していると、被毛の褪色傾向や嗅覚の能力低下、眼が弱いなど様々な問題がありますので、仔イヌを選ぶ時には必ずチェックすべきポイントです。


眼/眼縁 

     

 


 

 

口唇 

 

    

 


蹠球

Jan 20, 2006
社会化ってなーに

社会化ってなーに?

犬には「社会化期」という時期があります。3 週から 12 週ごろと言われています。

思えば犬とは不思議な動物ですね。あなたと犬とは"種"の異なるもの同士ですが、ひとつ屋根の下、家族として、そして、同じ群れの仲間として仲良く暮らしているのです。どうしてそのようなことが可能なのでしょうか?

その答えの鍵が「社会化期」にあります。

犬は、社会化期に、自分の周りにいる人間や動物を仲間として認識するようになります。つまり犬は、子犬のうちから(社会化期に)人間と一緒に暮らすことによって、"種"が異なるにも関わらず、人間を仲間だと認識することができるようになるのです。


"犬"が嫌いな"犬"・・

普通は、"種"の異なる人間を仲間だと認識する過程が、家庭犬にとっての社会化だと言えます。しかしながら、早くから親や兄弟たちと別れて人間と生活を共にするようになった犬の中には、犬を仲間だと認識する機会に恵まれず、その機会を人間が社会化期に意図的に作ってあげなければならないことがあります。とても奇妙なことですが、その機会がないままに大きくなってしまった犬の中には、仲間であるはずの犬とどのように接すればいいのかわからず、接触を拒んだり、吠えたり、"犬見知り"をする犬になってしまうことがあるのです。


"犬"から見た人間たちの生活・・

犬の目には、私たちが暮らす環境はどのように映っているのでしょうか?

家の中には、ソファーがあったり、たくさんの家具がありますね。窓にはひらひらカーテンが揺れています。絨毯や畳の感触は、犬にはなじみのないものかもしれません。テレビやラジオからは耳慣れない音がするし、掃除機は、大きな音を立てて動き周りますね・・。どれもこれも、野生の犬であれば、一生お目にかからないようなものばかりです。

家を一歩出れば、土や草の場所ばかりでなくアスファルトの道もあります。猫やカラスもいるでしょう。車や自転車、バイクも走るし、ときには、電車や車に乗って出かけることもありますね。空からは、雨が降ってくることも、雷が落ちてくることもあります。そして何より、人間に囲まれて生活する以上、男の人、女の人、子ども、お年寄り、めがねをかけている人、帽子をかぶっている人、いろいろな人に出会うことになります。

犬が人間の社会で生きていくためには、いろいろな経験を通して、このような "犬にとって見慣れないものたち" に慣れる必要があります。そして、周りの環境に対する順応性が高い子犬の時期は、その絶好の時期なのです。

子犬の時期にこのような機会に恵まれないと、見たことのないもの、聞いたことのない音、経験したことのない感覚・・など、未知の出来事に、成犬になった後でたくさん遭遇することになります。そして、それらの出来事に過敏に反応し、吠えたり、怖がって威嚇をしやすい子になるかもしれません。


さあ!散歩に出かけましょう!

子犬があなたの家庭にやってきて、ワクチン接種を終えたら、できるだけ早い時期に、お散歩に出かけましょう!

あなたの犬を"犬見知りクン"にしないために、できるだけ穏やかな性格のわんことお友達になって、遊ばせてもらうとよいですね。他の犬と楽しく遊ぶ経験を重ね、上手に"犬とのお付き合い"ができるようになることは、犬の生活を豊かにするだけでなく、知らない犬に過敏に反応し、吠えたり、威嚇したりするような問題を防ぐことにも通じます。

お散歩に出かけたら、近所の方に子犬を見てもらいましょう。男の人、女の人、めがねをかけている人・・いろいろな人に優しく撫でてもらいましょう。いろいろな人と接し、楽しい経験を積むことで、人見知りをしにくい犬になるでしょう。

そして、楽しく散歩をしながら、"犬にとって見慣れないものたち" を見たり、接触したりする機会をたくさん作ってあげると良いですね。いろいろな経験をし、さまざまな種類の刺激に触れることは、これからの生活の中で遭遇するどんなことにも、強いストレスを感じることなく順応していくための基盤になります。

子犬の人生はまだ始まったばかりですね。子犬の時からいろいろな経験をさせてあげることは、これからずっと続く犬の生活を豊かにしていくことに通じるのです。


無理は禁物です!

子犬は、順応性も高く、豊かな感受性でいろいろなものを吸収していきますね。だからこそ、さまざまな刺激に順応していくことができます。しかしその一方で、この時期に体験した辛い出来事が犬の中に強く印象づけられることもあります。

子犬にさまざまななものを見たり、体験させたりするときには、それが犬にとって楽しい体験になるように気を配ってあげなければなりません。それが、その子犬にとって、あまりに強すぎる刺激や、恐怖を感じるような体験になってしまった場合には、どうなるでしょうか?犬が始めて体験した "犬にとって見慣れないものたち" は、犬にとって、ただ恐ろしく、決して近寄ってはいけないもの・・として刻みこまれてしまうかもしれません。これでは逆効果ですね。

犬に新しい経験をさせてあげるときには、犬の様子をよく観察しましょう。怖がっているようなときには、無理に近づけたりせず、できるだけ楽しい雰囲気で、励ましながら、徐々に近づくようにするといいでしょう。今日が駄目でも、また明日、そして、その次の日があります。決して焦らず、犬のペースに合わせてあげることが大切です。

犬と接触させるときには、できるだけ穏やかな性格のわんこに協力してもらい、徐々に慣らしていくといいでしょう。

近所の方に子犬を見てもらうときには、子犬が驚かないように、静かに、優しく、下の方から手を差し出してもらうようにお願いしましょう。

大きな音が嫌いな子には、できるだけ静かなお散歩コースを選んであげ、徐々に、車やバイクなど、嫌いな音に慣らしていくといいでしょう。


お散歩嫌いは克服できる?

お散歩デビューを果たした子犬にとって、外の世界は未知との遭遇ですね。最初は、そわそわ気が散って、お散歩どことではないかもしれません。あるいは、その場に固まってしまって、全く動かなくなってしまう子もいるでしょう。

子犬に、外の世界によい印象を抱いてもらえるような楽しいお散歩デビューを果たすにはどうすればいいのでしょうか?

 

 

1136244252448463.jpg
できるだけスムーズに歩くことができるお散歩コースを考えよう!

外の世界には、小さな子犬にとって、びっくりしたり、恐怖に感じるようなことがたくさんありますね。車の音が嫌いな子、大きな犬がいるお宅の前でおじけづく子、階段の手前で立ち止まってしまう子・・。苦手なものがきっとあるでしょう。

まず最初は、できるだけスムーズに歩くことができるようなコースを工夫してお散歩してみましょう。そして、徐々に、いろいろな経験ができるように、お散歩の範囲を広げていけばよいのです。

お散歩の途中で、楽しみを作ろう!

お散歩には、おもちゃや、ご褒美になるような何かおいしいものなど、あなたの犬が大好きなものを持っていきましょう。ただ、並んで歩くだけでなく、公園などで、おもちゃを使って遊んだり、話かけたり、体を撫でてあげたり、ゆったりと過ごすことのできる時間を設けるといいでしょう。

怖がっても、知らん顔をしよう!

犬が怖がっている素振りを見せていると、ついつい立ち止まって振り返り「大丈夫だよ」と声をかけたり、撫でてあげたり、あるいは抱っこしてあげたくなりますね。しかし、そのことで犬は、怖いときや歩きたくないときには、歩かないよ!と頑固に踏ん張ったり、飼い主さんに抱っこをねだったり、飼い主さんのことを心配そうに見つめたりすれば、飼い主さんが立ち止まって自分を振り返り、声をかけ、運が良ければ抱っこしてくれるんだな・・と、学習してしまいます。そしてその結果、ますます、歩かないよ!と踏ん張ったり、抱っこをねだったりするようになるのです。

あまりひどく怖がっているときには、翌日から、別のお散歩コースを考えてあげればいいのです。一旦お散歩に出かけたら、多少犬が怖がっていても、「さあ!行こう!」と楽しげに、元気よく声をかけ、歩くように促しましょう。お気に入りのおもちゃを見せながら、歩くように誘ってあげてもいいでしょう。歩き始めたときに「いい子だね!」と明るく声をかけ、ご褒美を口に入れてあげてもいいでしょう。そうすることで、怖がっていても何もいいことは起こらないんだな・・ということだけでなく、飼い主さんについていくと、たくさん誉めてもらえるんだな!楽しい気分になるんだな!と感じてもらえるようになるのです。


問題を予防しよう!

犬はとても賢い動物です。ただ食事をもらい、散歩をし、昼寝をするだけでは、精神的に満足をして生活することはできないのです。人間が、ただ生きていくだけではなく、働いたり、人と話をしたり、買い物をしたり、遊んだり、勉強したり・・さまざまな刺激を受けることによって、精神的にも満ち足りた生活をしていくことができるのと同じですね。

毎日お散歩をし、他の犬と遊んだり、近所の人に撫でてもらったり、広い公園で走り回ったり、ボールやフリスビーを追いかけたり・・というような刺激の多い生活をすることで始めて、犬は肉体的だけでなく、精神的にも豊かな生活を送ることができます。

もし満足できないと、どうなるでしょうか?刺激を求め、精神的に満足をしたい、という欲求を満たすために、いたずらをしたり、動くものに飛びついたり、道行く人に吠えたり、人間にとって望ましくない行動を起こすかもしれません。

毎日楽しくお散歩をし、精神的に満足することができるような刺激的な生活を送ることは、人間の環境に慣れ、社会化を促進する、ということだけではなく、いたずらや、吠えたり噛んだりする行動の予防にも通じる、犬の"しつけ"にとってとても大切なことなのです。

 

ここまでは「犬のしつけをまじめに考える」 より転載させて頂きました。    

 

文章:小田 史子

子犬の甘え鳴き

子犬の甘え鳴き

このページでは、人間にかまって欲しくて、あるいは、人間の姿が見えなくなったときに、吠えたり、鳴いたりしたときはどうすればよいかについて解説しています。 - 生後6ヶ月くらいまでの子犬の、”吠える・鳴く行動” の対処に- 人間に何かを要求して吠える、すべての月齢・年齢の犬に最適です。ご活用下さい。 記事:小田史子

どうして子犬は鳴くのでしょうか?

「うちの子犬は寝ているか、鳴いているかどちらかです。始終サークルから出して!と鳴いています。育犬ノイローゼになりそうです。。」
「人の姿が見えなくなるだけで吠えて吠えてもう止まりません。トイレにも行けません・・。」
「夜鳴きがひどくてまいっています。睡眠不足で家族全員フラフラです。」

噛み癖と並んで、多くの方が悩まされるのが、子犬の「泣く」「吠える」の問題です。とても残念なことですが、始終鳴いたり、吠えたりしている子犬を目の前に、こんなはずじゃなかったのに・・どうして飼っちゃったんだろう・・というような声も聞こえます。

もしあなたが今、こんな気分だったら、次のように考えてみてください!

あなたの子犬は、親や兄弟たちと別れ、たったひとりであなたの家にやってきました。さびしいかもしれませんね。誰かにかまってもらったり、スキンシップをして欲しくてたまらないかもしれないですね。そんな気分のときに、人間を困らせてしまうほど一生懸命人間のぬくもりを求めようとするあなたの犬は、健康な心の持ち主です!

1日中ひとりぼっちでサークルの中にいても平気、スキンシップを全く求めず、遊ぶこともせず、小屋の奥にひきこもってばかり・・という方が心配なくらいです!

しかし、1日中鳴きっぱなし、吠えっぱなしでは困りますね。どんな対処をすればいいのか、順に見ていきましょう。

こんな対応は絶対にしないで!

まずは、絶対にやって欲しくない対応を見てみましょう。

叱らないで!

叱ったり、叩いたり、大きな音を立てて脅したり、犬に不快な思いをさせることによって、鳴いているのをやめさせようとはしていませんか?これはやってはいけません。

あなたは、何をやめさせたいのでしょうか?鳴いたり、吠えたりすることをやめて欲しいのですね。甘えたり、人間とコミュニケーションしようとすることはどうでしょうか?決して悪いことはないですね。むしろ、鳴いたり、吠えたりするのではなく、もっと望ましい形でなら、コミュニケーションしてくれることは、人間にとっても好ましいことですよね。

叱ったり、叩いたりすることで、犬は鳴かなくなるかもしれません。でもそのときには、人間とコミュニケーションすることまでやめてしまうようになるかもしれません。いつ叱られるかと、始終びくびく、人間の顔色をうかがってばかりいる犬になるかもしれません。「これ以上、叩いたり、叱ったりしないで!」とうなったり、噛み付いたり、あなたに対して攻撃的になるかもしれません。これでは困りますね。

鳴いたり、吠えたりすることに、過剰に応じないで!

鳴いたり、吠えたりしたときに、「どうしたの?」と応じたり、サークルから出してあげると鳴きやみますね。とにかく鳴き止んで欲しい!吠え止んで欲しい!と犬の要求に応じる前に、考えてみてください。あなたが、犬の要求に応じることで、かまって欲しいときには、鳴けばいいんだ!吠えればいいんだ!と犬は確実に学習しています。そしてますます、かまって欲しいときに鳴いたり、吠えたりするようになります。

サークルから
出して欲しい
鳴く・吠える
サークルから
出してもらえる
鳴いたり吠えたりしたら、サークルから出してもらえます。このときのこの犬にとってサークルから出してもらえることはきっとうれしいことですね!だから、「サークルから出してもらうためにはうんと鳴かなくっちゃ!大きな声で吠えなくっちゃ!」と学習します。

このときに大切なのは、人間は応じていないつもりでも、結果として犬が鳴いたり吠えたりした後に、犬の願いが叶うと、それを学習してしまうということです。

例) あなたが部屋を出た途端に、サークルの中にいた犬が鳴き始めました。用事が済んで部屋に戻ると、犬も鳴きやみました。

あなたは、用事が済んだから部屋に戻ってきたのであって、鳴いている犬をなだめようとして戻ったのではないですね?それでも結果的には、以下が成り立ってしまいました。

人間がいない・
戻ってきて欲しい!
鳴く・吠える
人間が戻ってくる
鳴いたり吠えたりしているうちにあなたが戻ってきます。これは犬にとってうれしいことに違いありません!だから、「戻ってきて欲しいときには、鳴かなくっちゃ!大きな声で吠えなくっちゃ!」と学習します。

人間が意図していなくても、犬は「鳴けば人間が戻ってきてくれるんだな!」と勘違いして学習してしまうかもしれないのです。そして、ますます姿が見えなくなると鳴くようになりますね。

対処方法1:生活環境を整えよう!

ダンボールに入れっぱなしにしないで!

もしあなたの子犬が1日中ダンボールの中で過ごしているなら、一刻も早くサークルを買ってきて、周りの様子がよく見えるようにしてあげましょう。これだけのことで、鳴いたり、吠えたりしなくてもすむようになることは多々あります。

ひとけのない部屋にひとりぼっちにしないで!

人の出入りのない部屋に犬の生活するサークルやケージを置くのはやめましょう。家族が集うリビングや居間などにサークルを置いてあげるといいでしょう。人が近くにいることで、鳴いたり、吠えたりしなくてもすむようになるかもしれません。また、人間の生活の様子や、テレビの音や、いろいろな匂いに接する機会を与えてあげることは、社会化の点においても大切です。

犬が安心できるスペースを作りましょう!

サークルの中に、犬が安心して寝たり、休息したりするスペースはありますか?犬は、穴のようなスペースを休息場所とする習性があります。サークルの中にクレートを置いてもいいでしょう。犬が丸くなって寝ることのできる程度の大きさのダンボールを用意して、「コ」の字に置くとちょうど穴のようになりますね。その中にタオルなどを敷いてあげてもいいでしょう。犬が休みたいな、と感じたときに、自由にそこに出入りし、安心して休息できるような場所を確保してあげましょう。

快適な環境を!

サークルの中は、寒くないですか?暑すぎないですか?水がいつでも飲みたいときに飲めるようになっていますか?

犬も人間と同じように、寒ければより暖かい場所を探し、暑ければより涼しいところを探します。サークルよりサークルの外が快適であれば、サークルから出して!と要求するかもしれません。寒いときには犬用のヒーターを入れてあげたり、暑いときには直射日光のあたる場所を避け、風とおしのよいところにサークルを置いてあげるなど、サークルの中にいることが心地よいと感じる環境を整えてあげるようにしましょう。

ガムやおもちゃなど、犬が好きなものを一緒に入れてあげることで、サークルに良い印象を持ってもらうこともできます。

 

 

1136245125612687.jpg

対処方法2:接し方を工夫しよう!

たくさんスキンシップをしてあげてかまいません!

犬と遊びすぎたり、撫でたりしすぎると、犬をわがままにしてしまうのではないかと心配なさる方が多くいらっしゃいます。子犬は人間とのスキンシップの中で、人間との付き合い方を学んでいきます。犬と接する機会を作ってあげることはむしろ大切なことで、問題なのは「犬と接しすぎる」ということではなく、「それをいつするか」ということです。

甘えているときには、存分に体を撫でてあげたり、抱いてあげましょう。そのときに、耳やお腹、マズル(口の上)、手や足、爪やお尻、口の中・・いろいろなところを触ってあげるといいでしょう。それは、これから先、ブラッシングをしたり、歯を磨いたり、爪を切ったり、獣医さんに診察をしてもらったり、犬の健康管理にも役立ちます。

はしゃいでいるときは、たくさん遊んで、存分に楽しい時間を過ごしてかまいません。楽しく遊んで、運動して、その後サークルでぐーっすり寝てくれるといいですね。

タイミングに気をつけよう!

それでは、いつ撫でたり、遊んだりしてあげればいいのでしょうか?「始めるタイミング」に気をつけましょう。

鳴いたり、吠えたりしているときには、無視をする(話しかけない、目をあわさない、触らない、サークルから出すなど犬の要求に応じない)ことを徹底しましょう。叱ることもしてはいけません。相手をしてもらった、と犬を喜ばせて、逆効果になってしまいます。

犬が鳴いていないときや吠えていないとき、あるいは、吠え止んだときに、声をかけ、サークルから出してあげるといいでしょう。こうすることで、鳴いたり、吠えたりしている限り何もいいことは起こらない、人間に相手をして欲しいときにこそ鳴いてはいけない、ということを学習します。

待っても待っても泣き止まないときに、人間が妥協してしまうとどうなるでしょうか?犬はしつこく鳴き続ければ人間が応じてくれる、ということを学習し、ますます鳴き続けることになります。一旦、無視をすると決めたら、一貫した態度をとることが必要です。

無視を始めると、一時的に前よりもひどく鳴いたり、吠えたりする時期がやってくることがあります。しかしこの時期を乗り越えると、「鳴いたり、吠えたりしても何もいいことは起こらないな」ということを学習します。反対に、この時期に人間の方が我慢できずに応じてしまうと、「しつこく鳴き続ければ人間が応じてくれる」ということを学習させてしまいます。

姿が見えなくなると鳴きだす・・の対策

好きなものを渡してあげよう!

人間の姿が見えなくなると吠え出す、という犬の場合には、姿を消す直前に大好きなおもちゃやガムなどを渡すようにするといいでしょう。このときに与えるおもちゃやガムは、何でもいいというわけではありません。あなたが部屋を出て行ったことに気が付かないくらい夢中になってくれるものを与えることがポイントです。

このときに使うガムやおもちゃは、あなたが姿を消すときにだけに与えてあげるようにするといいでしょう。こうすることによって、人間の姿が消えるといことは、いつもはもらえない大好きなものがもらえる楽しい瞬間になります。

戻ってきたら、与えたものをすぐに返してもらうといいでしょう。犬にとって大好きなものが、人間が姿を消している間だけ犬の元にあるようにするとより効果的です。

時間を少しずつ延ばしましょう!

「ちょっとトイレに行ってくるだけだから、大丈夫。すぐ戻るよ」犬にそう説明してあげることができたなら、こんなに鳴いたり、吠えたりすることはないかもしれませんね。でも、私たちは犬に、それを言葉で伝えることはできません。

それではどうすればいいのでしょうか?まずは、犬が鳴き出さない程度の時間だけ、姿を消すようにしましょう。鳴かずに待っていたら、戻ったときに誉めてあげてもいいですね。そして、姿を消す時間を少しずつ延ばして行けば、「姿が見えなくなっても、いい子に待っていれば必ず戻ってくる」ということを学習していきます。

夜鳴きの対策

あなたの犬にとって、ひっそりと静まりかえる部屋でひとり過ごす夜は、とても長いものかもしれませんね。夜鳴きに悩まされているなら、こんな対処ができます。

寝室が見える場所にサークルを置いてあげよう!

寝室がよく見える位置にサークルを置くことで、夜鳴きが緩和されることがあります。

テレビ・電気をつけておく

テレビや電気をつけっぱなしにしておくことにより、人間が起きている時間とのギャップが埋まり、夜鳴きが緩和されることがあります。もしこの方法で効果があがるのなら、徐々に、テレビのボリュームを下げたり、明かりを小さくしていけば、無理なく「誰もいない暗くて静かな夜」の環境に慣れていくことができます。

一緒の部屋で寝かせてもかまいません!

人間と一緒の部屋で寝かせると、犬をわがままにしたり、一人で寝ることができなくなってしまうのではないかと心配なさる方がいらっしゃいます。一緒のふとんで寝かせることは、必ずしもいいとは限りませんが、サークルや、ケージ、クレートを寝室に置き、そこで犬を寝かせることは問題ありません。多くの場合、それで夜鳴きが解消されます。

これには、いくつか注意することがあります。

注意1: 夜中に何回かトイレに連れていってあげよう!

体の小さい子犬は、まだ一晩排泄を我慢することができません。犬が一晩過ごすスペースにトイレがないのであれば、何回かトイレに連れていってあげましょう。犬はもともと、自分の休息場所を汚さないように、就寝する場所では排泄を我慢する習性があります。その就寝場所で、我慢できずに排泄せざるを得ない経験を積むことは、一体どこが就寝場所でと排泄場所なのか?混乱の元になるかもしれません。

注意2: 鳴いても応じないようにしよう!

一緒の部屋で寝ているのにも関わらず、鳴いたり、吠えたりしたら?一貫して、それには応じないことが大切です。ここであなたが話かけたり、サークルやクレートから出したり、撫でたり、叱ったりすれば、「鳴いたり、吠えたりすれば、人間が自分に注目してくれる」と学習し、ますます鳴いたり、吠えたりするようになりますね。

人間が一貫した態度を取ることによって、「近くにいてくれるけれど、決して遊んではくれない、就寝時間はそういう時間なんだな」といことを次第に理解していきます。

お薦め!の就寝場所: クレートで就寝させる利点

犬のしつけの答えはひとつではありません。各ご家庭の事情や、犬の性格に合わせて就寝場所を決めてあげればいいでしょう。しかし!「どうやって寝かせるのがお薦めですか?」と聞かれたなら、クレートで寝かせることをお薦めします。

クレートは、犬の巣穴の形に似ているので、犬の休息場所として適しています。そしてクレートは持ち運びや移動ができますね。これから先、外泊をしたり、引越しをしたり、なじみのない環境で一晩過ごさなければならないような事態になったときにも、クレートで寝る習慣ができていれば、環境の変化を感じることなく一晩過ごしてもらうことができます。

たとえ犬と人間が同じ部屋で就寝するとしても、一緒のふとんで寝るのではなく、クレートで就寝させる習慣にすれば、別々の部屋で就寝させなければならなくなっても、いつも使っているクレートがあれば、犬はストレスを感じることなく過ごすことができるのです。

吠えることを習慣化させないために

犬のしつけには厳しさが大切です。しかしそれは、叱ったり、叩いたり、犬に向ける厳しさではなく、一貫した態度が取り続けるという、人間が自分自身に向ける厳しさです。

一生懸命に鳴いたり、吠えたりして訴える犬を無視するということは、ときに叱るよりも人間にとって辛いことかもしれません。しかしながらそれは、「いい子にしているときに、いつもの倍くらい遊んであげよう」という気持ちに変えてあげてください!

ここでご紹介をした対処は、鳴いたり吠えたりする行動の予防にもつながります。今対処をしなければ、これから先も人間に何かを伝えたいことがあるときに、吠えることに頼りがちになるかもしれません。長く続いた習慣を変えるということは、人間にとっても、犬にとっても大変なことです。子犬のうちであれば、より短時間に望ましくない習慣を絶ち、望ましい習慣を形成してあげることができます。それは、人間のためであり、あなたの犬の将来のためですね。

ご家族全員で一貫した対応を!

お母さんは、鳴いてもサークルから出さないけれど、お父さんは出してしまう・・。もしこんな対応をしていたら、子犬は結局鳴けばサークルから出してもらえると学習してしまいますね。犬の行動パターンは、人間の対応によっても決定されていきます。ぜひ「鳴いたときにはどのように対処するのか」ということをご家族全員でよく話あって、犬に対して一貫した態度が取れるようにしましょう。

体調の管理にも気をつけて

人がいなくなると途端に鳴きだしたり、夜鳴きがひどかったり・・あなたの犬は新しい環境にまだ慣れず、落ち着かない日々を送っているかもしれません。

こんなときには、緊張が続いていいたり、ぐっすり寝れなかったり、体調を崩しやすいものです。しかも、抵抗力のまだまだ弱い子犬です。毎日のおしっこやうんちの状態、食欲、変わった様子がないかなど、よく観察してあげてください。そして、気になることがあったら、すぐに獣医さんに相談しましょう。

子犬の成長を温かく見守ってあげてください!

子犬はたくさん食べて、たくさん寝て大きくなっていきますね。体重を測るごとに、少しずつ、でも確実に成長しているのがよくわかるでしょう?

心の成長も同じです。どうすれば人間にたくさん遊んでもらえるのかな、スキンシップしてもらえるのかな、と日々試行錯誤しながら、毎日少しずつ成長しています。犬と人間は、最初からうまく共存できるものではありません。ご近所やお友達の家のわんこはいい子なのに・・とお嘆きかもしれませんが、最初からそうだったのではなく、みな同じ道を歩んできています。

今は、子犬の相手でフラフラになっているあなたも、1年経ち、2年経つ頃には、子犬の頃が懐かしい・・と手がかからなくなったことをちょっぴりさびしくさえ思えるようなときが必ずやってきます。そのときに、人間に対して生き生きと豊かな表情ではたらきかけてくれる犬でいてもらうために、ぜひここでご紹介した方法を参考にしてください。心の成長には、体の成長と同じくらい、いえ、それ以上にこまやかな心くばりが必要です。あなたの犬が、体だけでなく、心も大きく伸びやかに成長しますように・・。

文章:小田 史子

Jan 09, 2006
去勢・不妊手術とは  

 

去勢・不妊手術とは  

 

性ホルモン(男性ホルモン・女性ホルモン)を分泌する臓器(睾丸・卵巣・子宮)の除去手術を簡単に薦められて 去勢・不妊手術 をする 無責任な行為は自然の理に叶っていますか考えてみましょう
   動物 (我が子・我が孫) の身になって振り返って考える その時が来ています
これから 医学的 生活環境 人と動物との諸々の条件を提示しますので 冷静に考える資料にして下さい。貴方がどう考えるかは自由ですが  動物は意見を言えませんので その未来は貴方の決断に左右されます。
手術してしまえば復元は出来ません。 結果は貴方と その家族が責任を持たなければなりません。

  次に2−3の症例を呈示しますが ほんの一部です 細部は別記してあります


去勢された ポメラニアン 雄 3歳 四肢頭部を除いた全身性の脱毛が起きています
  

不妊手術 (卵巣・子宮摘出手術) して 2年目の プードルの牝 4歳 超肥満体になってしまった



不妊手術 (卵巣・子宮摘出手術) して 2年目の フレンチブルドックの牝 3歳 肥満体化
ルモン失調(甲状腺機能低下)を起こして 心臓機能不全を併発し心拍の異常が発現
それは心拍数の低下 洞房ブック (洞停止・心拍の完全停止)で挙動動作の低下と停止

 

この記事は米倉動物病院よりいただきました。

全ての著作権は米倉動物病院に帰属します。

 

**********************************************************

Jan 08, 2006
季節ごとに気をつけてほしい事

季節ごとに気をつけてほしい事

 

春のニュース!!









●犬フィラリア症について。

予防薬を忘れずに!

フィラリアの別名は、犬糸状虫といいます。蚊が媒介する寄生虫です。蚊にさされ感染すると、心臓(肺動脈)に成虫は寄生して、心臓病、肝臓病、腎臓病など、いろんな病気を引き起こす、とても恐い病気です。

蚊が発生してから約1ケ月後を目安に予防薬を愛犬に与えて下さい。獣医さんの指示を守ってちゃんと飲んでいれば、感染の心配はほとんどありません。

もし感染してしまったらどんな症状がでるのでしょう?

初期にはあまり目立った症状がでませんが、放っておくと●咳をする●お腹に水がたまる●毛づやが悪くなる●呼吸が早くなる●食欲がなくなるなどの症状がでます。

何らかの症状を見つけたら、とにかくすぐに動物病院で見てもらって下さい。










春のニュース!!









●狂犬病について。

狂犬病は発症してしまうと人も犬も100% 死亡する恐い病気です。

昭和32年までは日本の犬にも狂犬病が流行しており、病気の犬に噛まれて亡くなった方も大勢いました。現在の日本では、絶滅しているといわれています。

しかし、アジア、アメリカ、ヨーロッパ、アフリカ地域の多くの国では、犬や家畜、そして野生動物に狂犬病が発生しており、感染動物に咬まれた人のうち、年間3万〜5万人が命を落としています。

そして日本には、そんな世界各地よりいろいろな種類の動物が輸入されているため、いつ狂犬病が再び流行するかも分かりません。
狂犬病の唯一の予防方法が、ワクチン予防接種で発症を未然に防ぐことなのです。毎年一回(4月〜6月)の予防注射は犬を飼われる方の法的な義務です。
法を守る事はもちろん、愛犬のためにも、自分たちのためにも、必ず予防接種をして下さい。










夏のニュース!!









●暑い時は水と食事に要注意!!

暑い時に一番気をつけて欲しいのは「水」です。

犬は水を飲む事によって、水分の補給だけでなく、身体を冷やすなどして体温を調節しています。水入れにいつも新鮮な水が入っているか、空になっていないか、注意深くチェックしていて下さい。

また、炎天下に水を置きっぱなしにすると、暑くなってしまい飲めなくなってしまう場合もありますので、置き場所にも注意をはらって下さい。

食事にも気を配りたい。

食事も置きっぱなしにすると、腐ったり、からからになってしまい、お腹を壊す原因にもなりかねません。暑い夏は犬も夏バテを起こしますので、食べる量などをチェックし、食欲がなさそうな場合などは、食事を与える時間を変えたり、食べやすくて消化の良い、ささみなどを混ぜて与えるなどしてみて下さい。あまりにも食べなくなってしまった場合は、勝手に判断せず、動物病院などで診てもらいましょう。










初夏のニュース!!









●草むらのダニについて

草むらに要注意!

ダニは主に春から夏にかけてが活動時期と言われますが、草むらのダニが愛犬には要注意です。ダニは草むらにいるのです。愛犬の身体に散歩中に付着してしまうのです。そして、頭や耳などの皮膚が薄くて柔らかいところを狙って皮膚にくいこみ、吸血をします。大量にダニに寄生された場合は、犬が貧血を起こしたり、自分でとろうとして掻いてキズができ、そこから細菌が感染したりすることがあるのです。このように他の病気を引き起こす原因になる場合もあります。ダニぐらいなどと甘く見るのはぜひやめましょう。

愛犬がやたら身体を掻いたりするような時は、皮膚の柔らかな部分にダニがくいついていないかどうかチェックして下さい。ダニの予防薬はいろいろあるようですが、動物病院に相談される事をおすすめします。










秋のニュース!!









●毛の生え変わりについて。

最近では、室内で犬と暮らす方たちが増え、私たち人間の近くで、共同生活をはじめています。冬はぽかぽか暖房で、夏はクーラーの中で涼しくというのが、今日この頃の生活環境です。季節が一年中同じようになってしまっているのです。

そのため、犬の毛の生え変わりが不定期になってしまっています。以前は、だいたい2月と10月ぐらいが生え変わり時期とされていました。それでも、多くの犬達にとってみると、今の時期が生え変わりの季節です。そこで、ブラッシングが必要になります。

ブラッシングは小さいうちから習慣付けておくと、やりやすいです。ブラッシングをすると、皮膚のマッサージにより、血行が促進され、健康によいです。さらに、飼い主さんとのコミュニケーションが図れ、愛情いっぱいに育てられます。もちろん、家の中や、犬小屋の回りの抜け毛による汚れが防げ、ダニなどの発生も予防できます。

ぜひやってあげて下さい。










秋のニュース!!









●愛犬の目にも普段から注意をはらおう!

犬の目は、明るさは敏感に感じ取れますが色は良く分からないのです。

犬の目は、構造上暗い所でも物を見ることできます。その代わり色はモノクロにわずかに色がついている程度なのです。

そして、目の水晶体が厚いため、遠くの物にはピントがあわない「近視」です。ぼやけていても動く物にはとても敏感ですが、100メーター先だと、飼い主さんがいても静止していると認識できないと言われています。

でも犬はそんな目で周りの様子や、飼い主さんの様子を一所懸命見ているのです。

普段から目の病気にも気をつけてあげてましょう。

毎日チェックして、目の中にほこりやまつげなどが入っていないか、目をパチパチとしばたいていないかなど見てあげましょう。角膜炎などの予防になりますし、他の目の病気を早く見つける事にもつながります。

 

冬のニュース!!









 









 

 

●寒い季節に気をつけて欲しいこと その1

「犬は寒さに強い」っていうのは間違いじゃないんだろうけど、やっぱり震えるぐらいの寒さはつらいのです。

外飼いの場合、犬小屋を日当たりのいい場所に移動したり、入り口を仕切りで覆うなどして冷たい風や雪などの侵入を防いであげましょう。また、毛布や敷物などを入れてあげて下さい。やはり暖かい寝床は風邪などの予防にもなります。

毛布や犬小屋などは、暖かい日に虫干しもしてあげて下さい。これも気管支などの病気の予防になります。

室内飼いの場合も暖房機具の温度調節に注意が必要です。

散歩に出た時に、室内と極端に温度差があると、風邪の原因になります。また、高齢の犬などは温度差に身体がついていかないので、様々な病気の原因になりますので、注意して下さい。

冬でも新鮮な水はいつでも飲めるように!!

新鮮な水が欲しいのは夏だけではありません、冬でも大切なのです。飲水量の不足は、膀胱炎など泌尿器系の病気の原因にもなるのです。わんちゃんは自分で水がくめないので、飼い主さんが注意してあげて下さい。

















●寒い季節に気をつけて欲しいこと その2

体を動かすことが減って、水をあまり飲まなくなる「寒い季節」は、泌尿器系の病気にかかりやすい季節なのです。おしっこの量(少ないなど)や、色(いつもより茶色いなど)に注意して、ちょっとおかしいな、と思ったら、かかりつけの動物病院で診てもらいましょう。

泌尿器系の病気には、

●腎臓・尿道・膀胱の病気●尿道結石●尿路感染症●前立腺肥大(オスの場合)●膀胱炎、などがあります。

何を気をつけたらいいか?

●普段と比べて、オシッコを少しずつ時間をかけて出すとか、間をおいて何度もする場合に注意! こんな時は、痛みを感じている可能性があります。●オシッコの姿勢をしているのに、いつまでも出ない時も要注意! 結石で尿道が詰まっている可能性も考えられます。●飲んだ水の量に対してオシッコの量が極端に少ない時も注意して下さい。膀胱炎にかかっている場合があります。●オシッコの色が普段の色と比べて、血が混じっているような色の時も注意です。泌尿器系の病気の場合があります。










 

この記事は「FUNNY PET」さまのご好意で掲載いたしました

http://www.fujita-web.com/funnypet/konna.htm

犬の抜け毛について

犬の抜け毛について

 

 

 

犬は犬種によって、春と秋の抜け毛の時期(換毛期)がある種類と、ない種類があります。換毛期のない種類の犬はヨークシャーテリア、マルチーズ、チワワ、プードル、ボクサーなどで、毛が硬い上毛のみで(シングルコートと言います)、春と秋の季節の毛の生え変わりがなく、年間を通して少しずつ抜け変わるのです。

・・・だいたい、温暖な地域で犬種が改良された場合に、寒さから身を守る必要性がないため、シングルコートになった場合が多いようです。

・・・でも年中少しずつ毛は抜け変わっているので、皮膚のマッサージの意味も含めて、ブラッシングなどはまめにして下さい。


犬の春と秋の抜け毛のシーズンを「換毛期」と言います。この「換毛期」があるのは、毛がダブルコートと言って、硬い上毛と柔らかい下毛の2段構造になっている種類の犬。コーギー、柴犬、ポメラニアン、レトリバー、ハスキー、などです。

春の換毛期では冬毛が抜けて夏毛に換わり、秋は逆に夏毛からびっしりと密集した冬毛に換わります。この毛の生え変わりによって体温を調節し、暑さや寒さから身を守っているのです。

ですから、同じ犬種でも生活環境(外飼いか、室内飼いか、または住んでいる地域の気候など)で、換毛期や、抜ける毛の量などが違ってくるのです。また、高齢犬の場合も換毛の時期がずれる場合があります。

換毛は、気候(温度、日照時間、湿度)が自律神経を刺激して内分泌腺が働き、また、皮膚の周期調節能力によって行われます。

犬が季節を肌で感じて、「あっ、これから暑くなってくるぞ」とか「寒くなってきそうだ」と思うと、むくむくっと毛が抜けてくる、って感じです。だから、微妙な季節の変化でどっと毛が抜けてくるのです。

そして、換毛は全身同時に抜け換わるのではなく、多くの犬種は横腹→頭部→四肢→胸→背→大腿部の順で抜け換わります。でも全部抜けてしまう訳ではなく、ある一定の毛はそのまま残るのです。


この毛の生え変わりの時期に、抜けた毛をブラッシングなどせずそのままほっておくと、抜けた毛(死毛)が身体に付着し、新陳代謝が妨げられ、体温調節がしにくくなる原因となるのです。

その事により、高温多湿の時期には熱射病にかかりやすくなったり、皮膚病にかかりやすくなったりするのです。

だから、換毛の時期には特にブラッシング、シャンプー、湯ぶき、ハンドグルーミングなどでスムーズな換毛の手助けをしてあげて下さい。


なーんて怒らないで下さい。上記で説明したように、抜け毛は犬にとって暑さや寒さから身を守るための大切な「生理現象」なのです。お互いが清潔に健康に暮らせるために、しっかりとした毛の手入れと、まめな掃除を心がけて下さい。


換毛期に犬を連れておでかけする時は、抜け毛がちらばるのが気になるし、やっぱりマナー違反だし、でも自然現象で止められないし、なんて悩まれている方は、洋服を着せてみてはいかがでしょうか?

「犬に洋服を着せるなんて…」と思われる方も多いかもしれませんが、毛が飛び散るのを防ぐ事ができるので、周囲の方や、公共の場所での配慮・マナーになると考えられます。もちろん帰ってからは服を脱がせて、ブラッシングなどでしっかり手入れをしてあげて下さい。

 

毛並みと逆の方向にブラシをかけ、次に毛の流れにそってブラッシング。仕上げに濡れたタオルで体を拭き取り、その後乾いたタオルで拭けば完璧。


まず毛に分け目をつけ、毛の流れにそってブラッシング。毛玉ができやすいので、仕上げにはコームを使って、毎日念入りにして下さい。


背中や腰など、ブラシをかけやすい部分からはじめて、尾の周辺、耳の後ろ、四肢の内側、お腹、足先なども丁寧にブラッシングします。首や胸は、頭が邪魔になって、ブラッシングしにくくなるのであごを手で支えて、上を向かせて行います。体の内側をブラッシングする場合は仰向けにさせるとしやすくなります。下腹部をとかすときは、前肢を持つとよいでしょう。


お湯で濡らしたタオルを多少きつめに絞って、犬の身体をなで上げます。毛の流れに逆らってゆっくり湯ぶきすると、良く抜け毛が取れます。これは体表のフケや汚れも取れるので効果的です。

タオルの代わりに直接手を軽くぬらして使います。指を広げて毛の流れに逆らって被毛をなで上げるのです。こうすれば手のひらに抜け毛がたくさんついてきます。手についた毛はそのつど水で洗い落とします。この方法だと皮膚のマッサージにもなります。その他の方法として、多少細目のくしやスリッカーブラシなどを使うのも良いでしょう。

 

また、犬の抜け毛には「自然な抜け毛」と「不自然な抜け毛」の2種類あります。「自然な抜け毛」は換毛期になって抜けたもの、そしてもう一方の「不自然な抜け毛」は病気によるものです。ごっそり毛が抜け、その後がはげになってしまっていたり、抜けたあとの皮膚が炎症を起こしていたりする場合は、何らかの病気の可能性があります。「いつもの抜け毛となにか違うな」と思ったら、すぐに動物病院などで診てもらって下さい。

この記事は「FUNNY PET」さまのご好意で掲載いたしました

http://www.fujita-web.com/funnypet/konna.htm

 

 

 

 

 

 

 

犬の暑さ対策

人間は普通、暑いとき汗をかく事によって体温調整をしています。この汗が出る「汗腺」が犬にはあまりないのです。犬の汗腺がある場所は鼻と足の裏だけなのです。そのため、体温調整がしにくい犬は、熱くなってしまった自分の身体を冷やしにくいため、暑さに弱いのです。


もちろん、暑い時は足の裏に汗をかいています。でも足の裏の汗だけでは、とても体温を下げる事は出来ません。そこで、口をあけて舌を出してハアハアしながらよだれを垂らして、気化熱を利用して体温を下げようとするのです。ただこれも効果がない場合は、水を飲む事で、体内から身体を冷やそうとしたり、冷たい場所に横になって、身体を冷やすなどして、体温を調整しているのです。


犬の毛には太くて長いオーバーコートと綿毛のような短くて細いアンダーコートがあります。春から夏にかけてはアンダーコートを脱ぎ落とし、暑さに対応しようとします。そしてこのアンダーコートは涼しい日が続けば伸びて、暑い日が続けば抜け落ちる事を繰り返して、外気に対応しているのです。

それだけでなく、犬の毛は暑さや太陽の熱から皮膚を守ったり、熱を遮断したりする意味合いもあるので、「毛が生えているから暑い」というものではないのです。

最近サマーカットにして、夏だけ毛を短くカットしている犬もいますが、多少のカットは良いですが、あまりにもカットしすぎてしまうと、毛による身体の保護や調整ができないため、風邪をひいてしまったり、肌に直接日光が当たってしまう事で、身体が熱を持ってしまい熱射病を起こしてしまう場合などもあるので、注意して下さい。


アスファルトの路面は、熱を吸収しやすくまた反射しやすくなっています。日中の表面温度は50度近くになっているのです。こんなところを歩いたら、犬は足の裏(肉球)をやけどしてしまいます。朝夕の時間帯だったとしても、犬は私たち人間よりかなり地面に近い場所にいるため、路面の輻射熱でけっこう暑い思いをしているのです。

できるだけアスファルトの熱の少ない早朝か、日がかなり傾いてからの涼しい時間にする事をおすすめします。

・どうしても日中に散歩しなければならない時は、時間を短くしたり、公園のような草地に行ったり、できるだけ日陰を歩くようにして下さい。

・肥満や高齢の犬の散歩は、特に途中で休憩をとったり、水を飲ませる事もして下さい。

・また、エアコンの中にずっといた犬の散歩は、身体が急激な温度変化についていかない場合(熱中症を起こす場合があります)があるので、出かける前にしばらくエアコンを切っておいて、身体をならしておいてから外に出るなど、急激な温度変化にさらさないようにする事も大切です。


ちょっとだからと、車内に犬を置いて離れる事は、とても危険です。夏の車の中の温度は、閉め切ったとたんあっという間に50度近くまで上昇します。窓を開けていても、日陰でも安心ではありません。こんなところに犬を放置しておくと、体温が上昇し、体内に熱がこもってしまい熱中症を起こします。


暑い中を歩いていたり、家で留守番をさせていた時、犬が突然へたりこんだまま動かなくなったり、異常に速く荒い呼吸をしだしたら「熱中症」の可能性があります。

そんな時はすぐに応急処置をして下さい。迅速な対応が犬の命を守る事になるので、良く覚えておいて下さい。

・涼しい場所に急いで犬を移動させ、足を少し高めにして横に寝かせます。

・水をゆっくりとかけながらマッサージをします。首もと、脇、股を主体に冷やして下さい。

・脱水症状を起こしてしまってる事がほとんどなので、少しずつ口元に垂らすか流すようにして、水を飲ませて下さい(冷たすぎない水を使う)。一気に大量に飲ませないように。

・以上の応急処置が終わったら、急いで動物病院に連れて行って、診てもらって下さい。

 

必ず風通しの良い日陰になる場所に、犬がいられるようにしてあげてください。

・コンクリートの上はかなり高温になるので、犬の居場所がコンクリートの上にならないように、工夫する。

・犬小屋によしずなどで日陰を作る、水をまいて地面を冷やす。

・水はできるかぎり新鮮なものを常に用意。水に日が当たると熱くなってしまい、飲めなくなってしまいます。

・土など身体を冷やせる場所が、動ける範囲にあるとなおいいです。

まずは部屋が暑くならないようにする事が大切です。南や西の窓がある部屋の場合、カーテンやよしず・すだれなどで室内の気温が上がるのを防ぐといいと思います(閉め切った部屋で留守番をさせる場合は特に)。

・自由に家の中を動ける犬は、自分で少しでも快適な場所を探しますが、サークルなどに入れている場合、犬は自分で移動できないので、サークルを涼しい場所に移動するか、それが出来ない場合はサークル内に、水を入れて凍らせたペットボトルなどを置いておくと効果があります。

・エアコンをいれている場合は、冷やし過ぎに注意して下さい。犬の大きさや種類にもよりますが、ドライの28度以下で、少し人間が暑いと感じるぐらいでいいようです。あまり冷やしすぎると風邪を引く場合があるので、注意して下さい。

犬は暑くてつらくても、飼い主さんが声をかければ嬉しそうにしっぽを振るし、自分が苦しくても「大丈夫?」と心配そうに声をかけられれば、飼い主さんを元気づけようと手や顔をなめたり、しっぽをしっかり振ったりします。

犬は暑さで自分の身体が大変な事になっている事には気づかず、一生懸命飼い主さんの様子を見ています。そしてどんなに辛くてもギリギリまで我慢して、我慢しきれなくなって初めて、倒れたまま動けなくなってしまうのです。ですから、普段から暑さに対する予防をして、犬の身体が自分で冷やせないほど熱くならないように注意して下さい。

この記事は「FUNNY PET」 さまのご好意により掲載いたしました。

http://www.fujita-web.com/funnypet/konna.htm

 

「ペットの病気大百科」もぜひご覧下さい。

---------------------------------------------------------

 

高齢犬の世話

通常の排泄の場所がわからない。

飼い主の静止がきかない(怒ってもわからない)。

便などで身体が汚れると、きれいにしてもらうまで鳴き続ける。

狭い所にはまっても、後退せずに前進しようとする等、あるいはその場で鳴き続ける等。

こんな状態が見られるようになったらぜひ高齢犬としての食事の仕方や睡眠を取らせてあげましょう。

※詳しい情報は情報BOXページをご覧下さい。



足腰が弱っているので、腰を両手でかかえ少し上にもちあげて支えます。

前足に負担をかけないために、食事台を作る。

※食事台の高さは首が普通にたれた位置で。

※天板の回りを食事の器が落ちないように少し高く囲ってあげましょう。

※3〜5回程度に少しずつ分けて与えてください。胃腸の負担が減って快調に便をします。


夜の徘徊の危険性(頭や身体を家具等にぶつける)を避けるために、安全な囲いを作ってあげましょう。

囲い板に綿を乗せる。綿の上にカバーを乗せミニタッカでカバーを囲い板に固定する。

囲い板は昼間などは取り外せるように固定しない。使用する時に囲い板を立てるために金具を付ける。


囲い板の範囲以内で、徘徊したりぐるぐる回ったりしますが、クッションで囲ってある状態ですからかなり安全です。

 

この記事は「FUNNY PET」さまのご協力で掲載いたしました

http://www.fujita-web.com/funnypet/konna.htm

 

 

 

ニンナナンナの意見

++不妊・去勢手術の必要性++

完全室内飼育であっても、外飼いの犬・猫であっても、フラッとやってくる子であったとしても
もしも可愛いと思うのなら、不妊・虚勢手術を受けさせてあげてください。

愛犬や愛猫を閉じ込めて、完全に異性との接触を絶つことができたとしても
動物の自然な本能である<発情や生殖>、<メスを追い求めるオスの習性>までは
抑えることはできません。
また無理に異性と引き離すと、大きなストレスを与えることにもなります。
発情期である為に、問題行動を起こし、飼い主さんから嫌われてしまう子達がいるのです。


望まない命を生みださない為は、もちろんの事ですが
発情期と喧嘩は切っても切れない関係ですから、不妊・去勢をすることで
怪我や、感染症に関わる機会を減らすことにも繋がります。

これは、室内飼育だから大丈夫・・、と言うことではありません。
不慮の出来事で迷子になった犬・猫を探していらっしゃるケースは
誰の上にも起こりうる事です。
不妊・虚勢手術をしていなければ、その危険は絶えず付きまといます。

母親は、出産、子育てのために命を削ります。
出産回数が増えれば、体へのダメージも大きくなるのは当然です。
メスならばもちろんのことですが、オスであっても、虚勢手術はすべきです。

                     
毎日新聞:04.1.31関連記事

++不妊・去勢手術について++

獣医師は、治療することを目的として、獣医療に携わっていらっしゃいます。。
動物を愛するゆえに選択された職業であり、現代医学が目覚しい進歩を
遂げていることと同様に、獣医療も進んでいます。

望まれない子犬や子猫が産まれ、新しい飼い主がみつからず
罪も無い子たちが、モノのように殺処分または遺棄されるのは、見るに忍びません。
また、野良犬や野良猫になって徘徊し、地域の秩序を乱すことは
住民にとっても迷惑なことです。

不妊手術はポピュラーな手術であり、その失敗は、開業医としては致命的な
汚点ともなりうる為、最高の設備で全神経を集中して行っていらっしゃることでしょう。

また、吸入麻酔薬なども人間と同じで『高価で、かつ最新のもの』を
使用していらっしゃる所が多く、獣医師は必要経費と照らし合わせても
不妊・去勢手術においては、とても低料金で行っていらっしゃるそうです。

 これらの事は、
  犬や猫の不妊手術は、『将来生まれる望まれない命』への思いやりばかりではなく
  地域の問題・・、つまり<公共の福祉>に関わることだからではないでしょうか?

街の獣医さんは、お客さん(飼い主さん)の要望に応え患獣さんを治療する以外に
地域社会への貢献として、不妊・虚勢手術を捉え
患獣さんに対し、より安全に、ベストを尽くしていらっしゃると思います。

患獣さんが不妊・虚勢手術に耐えられる健康状態かどうかは、
事前の検査段階で判断することが可能です。
設備が整った信頼のおける獣医さんで、詳しくご相談ください。

 

この記事は「ninnananna」さまより頂きました。

http://ninnananna.jp/animal-howto-1.htm

不妊・去勢手術の必要性

肥満

 肥   満                                    

 

肥満の原因は

高カロリーの食事を与えていたり、必要以上に食事を与えている場合です。食欲旺盛だからといって動物がほしがるだけ(特に犬は与えられた食事はすべて食べます)与えていたり、高カロリーの食事ばかりを長期間与えてはいけません。他の病気が原因で食欲旺盛になることがあります。内分泌の病気や寄生虫が考えられます。運動不足やウサギなどの小動物で狭いケージの中で飼育し満足に運動ができないことも一因です。いろいろなストレスも過食の原因になります。

体質で肥満になりやすい場合もあります。

 

・コッカー・スパニエル
・ラブラドール・レトリバー
・ゴールデン・レトリバー
・ダックスフンド
・シェットランド
・シープドッグ
・ビーグル                            
・ケアンテリア                             
・キャバリアーキングチャールズ            
・スパニエル                     

・バセット・ハウンド    

                       

 

 

      


 


あなたのワンちゃんの肥満度チェック方法
 

 
   両手の親指を犬の背中の真ん中に置く。
   他の指を広げて、肋骨の前に置く。
   親指で背骨のとんがった部分を軽くおさえて静かに前後へ手を滑らせる。

 結 果
  1.皮膚と肋骨の間に薄い脂肪が触れる。−−−−−理想的
  2.骨が突き出ていて、ごりごりする。−−−−−−痩せすぎ
  3.肋骨がクッションのような脂肪でおおわれていて触りにくい。−−−肥満

また、犬は全身を真上から見て砂時計型が理想的で、それ以外は痩せすぎか肥満です。

結果は、いかがでしたか?

 

肥満により予想される病気

 体重が以下の割合で超過すると・・・

 10%超過・・・糖尿病にかかりやすくなる。
 20〜30%超過・・・高血圧による心臓病・肺疾患、脂肪肝
 40〜50%超過・・・免疫力低下(膀胱炎や伝染病などの病気にかかりやすい)
 60〜70%超過・・・皮膚病
 80〜100%超過・・・癌、便秘、潰瘍、膵炎、関節炎、椎間板ヘルニア、
           手術の危険性、繁殖力の低下

 などが挙げられます。いわゆる人と同じ生活習慣病も多いです。

 太っていて、身体が脂漏症で、耳が外耳炎で、ガーガー音を出して息をし、水をがぶがぶ飲み、口は口内炎で臭くて、ちょっと興奮すると舌の色が真っ青になり、たまに発作を起こし、歩き始めるとすぐ座りこみ、抱こうとするとキャンと痛がって咬もうとする、、こんなかわいそうな犬、、見たことありませんか?こういう子は、上記の病気をほとんど持っているのです。


肥満対策(減量計画)

1.定期検診(ドッグドック)
  肥満による病気の早期発見と治療、適切な減量計画を立てる。
  健康に見える子でも、年1回、10歳を越えたら年2回は、ドッグドックを受けましょう。  もう既に病気のある子は、獣医師の指示に従ってください。

2.運動
  10〜15分、1日2回の散歩
  ただし、すでに心臓病などの病気がある場合は、獣医師に相談

3.減量計画
  適正体重の15%を越えている場合
  食事量(カロリー)を60-70%減らす。食事の1日量を変えないで、1日3回与える。
  栄養バランスのとれた高繊維、低脂肪の食事(ドックフード)に変更する。
  定期的な体重測定と体重経過グラフ作成。
  犬を家族の食事準備中、食事中に部屋の外に出す。
  ペットスナックなど適切な食事を必要量与える以外は、決して何も与えない。

 

 皆様もご存知の通り、動物の寿命は、人の寿命に比べて短いのです。その短い期間(人にとっての短い時間です。動物にとっては長い一生です。)を快適に、幸福に生活させてあげるのが、私達飼主の義務ではないでしょうか。生活習慣病は、治療より予防が大切です。結果的には、予防の方が、動物にかかる手間もお金も少なくて済むのです。その為に、動物が若くて元気な頃から、肥満にならないように注意し、栄養バランスのよい食事を与え、生活習慣病の予防に努めましょう。

動物の健康状態、年齢、環境などその子が必要とするものを良質で栄養バランスのよい食事を適量与えます。子犬や子猫の時期から肥満にならないようしっかりした管理が必要です。動物用の食事には、パッケージに成分と代謝量などが記載されています。どの食事がいいかは掛かりつけの獣医師と相談するのがいいでしょう。できるだけ公正な立場からペットショップなどと提携していない動物病院をおすすめします。
運動も大切です。ただし、たくさん運動させればいいというのは危険です。肥満は心臓などにも負担がかかっていますからゆっくり歩くような散歩を約30分(肥満の程度でかわります)くらいから始めます。これも獣医師が健康状態を診て設定してくれるでしょう。
肥満になってしまったら・・・ほとんどの動物病院では減量プログラムを作成します。動物の健康状態などを診て飼主さんと一緒に減量期間、目標体重、食事コントロールなどを設定し実行していきます。過度の減量は小さな動物にとって危険ですので短くても3ヶ月単位で行うようにします。短期間での急激な減量は絶対にいけません。また肥満の猫に絶食もダメです。(衰弱して死ぬことがあります)

 

ライン

 

「ペットの病気大百科」もぜひご覧下さい。

---------------------------------------------------------

 

分離不安症

分離不安症とは

飼い主への過剰な愛着が強い犬の場合、飼い主がいなくなったときに不安を感じ、鳴いたり吠えたり、そそうをしたり、破壊行動を取ったりする症候群のことです。

 

 

分離不安症は身近な問題です 

・専門家によると、分離不安症で苦しむイヌは全頭数の7%〜15%にのぼると推定されています。
・性別、年齢、犬種にはあまり関係無く症状がでます。性格による場合が多いようです。
・ 飼い主のほとんどは、これを犬のいやがらせや、性格の悪さととらえています。
・分離不安症が治療できる病気であることを知りません。
 

分離不安症は病気です。ですから治せます。  

この行動は独りぼっちにされた嫌がらせで、飼い主を困らせようとして起こすのではありません。病気なのです。この病気の名前の通り「不安」になってどうしようもなくなると言う病気なのです。分離不安症というのは病気で、犬はそれにより大変苦しんでいる ということを解ってあげてください。

・         医学的には脳の神経系の病気になっています。犬の性格もあります。甘えん坊の犬は罹りやすいといえます。飼い主の努力で3ヵ月ないし6ヵ月で治せます。 

原因は?

・        飼い主と離れると脳内の神経伝達物質セロトニンの脳内作用が減弱し、それによって不安、恐怖が増大します。
・毎日一緒に居るために、一人で置かれる事に慣れていない。
・飼い主の突然の態度の変化やライフスタイルの変化に対応できない。
・外出時や帰宅時における飼い主の異常な愛情表現の過多による。
・飼主との強すぎるきずな。間違った飼育、間違った犬との付き合い。

【チェック】

   ●      あなたは世界でうちの子が一番かわいいと思っていますか。
●      食事の時には一緒にあなたのお皿から食べたりしませんか。
●      少しくらい悪くても叱るのはかわいそうだと思いますか。
●      犬に長時間留守番をさせるのはかわいそうだと思いますか。
●      家にいる時あなたの後ろをいつもついてきますか。
●   トイレやお風呂の時などドアの前で待っていませんか。 

●      あなたが居なくなると落ち着きがなくなりますか。
●   ドアなどガシガシしませんか。

●      少しご近所に行くだけでも抱っこして連れて行きますか。
●      外出する前は必ず抱きしめてあげますか。「○○チャンごめんね」「良い子で居てね」なんていいながら、出かける随分前から甘やかしていませんか 

これらにいくつも当てはまるなら、あなたの愛犬は「分離不安症」ではないかと疑って下さい。いえ間違いなくあなたも「分離不安症」?!

症状は?


外出前から反応します。

●   飼い主の外出の気配を察知すると、変化が見られる。
●      飼い主が出て行く姿に対する攻撃性 (うなり声、足首、スカート、ズボンに噛みつく)
●      破壊行動 (物をかじる、穴を掘る、物を破る) ドア、カーペットなど
●      自虐行為 (体を過度になめる事で皮膚炎・肉芽腫になる)
●      多動 (止まることなくウロウロする、階段を上り下りする)
●      不適切な場所での排便、排尿
●      心身症 (よだれ、嘔吐、下痢) 消化器症状を伴うこともあります。食欲不振
●      無駄吠え(5〜10分くらい吠え続ける)

飼い主の外出中に次のうち1つまたは複数の症状が認められます。

物を噛んだり引っかいたりする 。破壊行動

トイレ以外での不適切な排泄  (排尿・排便)

  
過剰な吠え  (無駄吠え)

診断    

    
まず、問題行動が他の泌尿器疾患や内臓疾患からきていないかを、
身体検査、血液検査、尿検査で調べます。

医学的疾患の可能性がなければ他の問題行動を除外します。
これには専用のカルテがあり、アンケート形式で問診していくと
分離不安症か他の疾患かを区別しやすくなっています。

上記の症状が1つ以上ある。飼主の不在時、もしくは近づくことができないときにおきる。


出発前に不安、苦痛を生じる。帰宅時に過剰な反応をおこす。
破壊するときは飼主が出ていったドアの周囲に集中。
常に飼主の後を追い回す。環境の変化がなかったか等をもとに診断します。

 

 治療
『分離不安症』に関しては効果的な対処法が確立されています。
また,補助的に用いられることができる有効な医薬品も承認されています。
もし,愛犬が『分離不安症』に思い当たる点があるようなら専門家や獣医師に相談しましょう。

 

行動療法  

  • あなたの気持ちしだいです。
  • 犬は人間の子供のように自分自身で自立することは出来ません。いつまでも飼主さんに愛情をいっぱいうけ子供のまま甘えて暮らすことが出来ます。そこで度が過ぎるとこのような問題が発症します。
    愛犬が不安やストレスから解放され,快適に日常生活を送れるようにしてあげるのは飼主の責任なのではないでしょうか。

外出前

  • 外出する30分くらい前から犬に話しかけたり、注意を向けたりしない。
  • 犬と遊んだり犬に触れたり、食事を与えたり、話し掛けたりしない。犬を見ることさえもしない。全く無視。
  • 静かに何も変わった事がないかのように出かけます。トイレか何処かに行ったのかなっと思わせる。
  • 飼い主の臭いのついたものをゲージの中において出かける。
  • 犬の気を散らすためにお気に入りのおもちゃなどを与えます。外出と良いことを関連づけるために、ご褒美など、何か特別なものを与えておきます。
  • 重要なことは、犬がひとり取り残されても楽しい気分でいられるようにしてあげることです。

【ヒント】 中にドッグフード等が入れられるタイプのオモチャがあります。これは効果があるようです。一度試してみて下さい。

帰った時

  • 犬が泣きじゃくって、飛びかかろうとしますが、落ち着くまで無視 (上記の外出時の注意と同様)
  • アイコンタクトは大切ですから、じっと見てあげると安心しておとなしくなります。
  • 帰宅すると犬が大喜びで尻尾ふりふりじゃれてくるのをすぐに「いい子にしてたねー」なんて撫でてあげてはいけないのです。飼主の帰宅で興奮がおさまるのを待ってから相手をしてやるんですね。
  • 遊ぶときも犬がねだったから遊ぶのではなく、飼主の意志で遊びはじめ、終わりを決める。落ち着いたときにだけ一緒に遊んであげるようにすると、いつも落ち着いた子になります。
  • 留守中にソファーの上などで排尿等をしていても叱らないで下さい。 出来ればゲージなどに入れることに慣れさせたほうが治療にもなりますし、犬にも飼い主にも益があるでしょう。

【ヒント】 鼻をおしっこした場所におしつけてひっぱたくと昔はよく言ったもんですが、犬の記憶力は限られた時間しかありませんから、何で叱られているか理解できないでしょう。「訳が分からないまま、僕。虐待されてるうー」というのが犬の感想らしく、帰宅時にそそうを叱っても何も良い事はありません。苦痛を与えるだけで犬の不安を募らせます。  

普段の接し方

  • 接するときは飼主の主導で。
  • 犬の独立心を育てる
  • 外出しないときでも外出のふりを装う。
  • コミュニケーションをよくとる

犬が「カリカリ、すりすり 撫でてよう」とあまえてきても撫でてあげてはいけません。(実は「カリカリ おいジジイ、俺様を撫でろ!」と思ってるらしいが)撫でるときはあくまで飼主の主導で決定。撫でる前に、お手、お座り、待て等をさせる。飼い主が主導権を握っていることを犬が分かっていると確信した時には遊んであげます。(それは犬がとても落ち着いていると思えるときです。興奮気味の時は要注意です。そのままそっとしておきます) 

独立心を持たせるのは大切で、いつも犬に触ったり声を掛けたりして構っていると、俗に言う「甘えん坊」になってしまいます。犬を呼んで横にならせます。「ごろん」しなさい。と言って犬が「ごろん」をすると触ってあげましょう。その姿勢では飼い主に飛び掛る事は出来ません。服従の姿勢です。 

犬をなるべく一人にする時間を多くしていきます。あなたが犬のそばから離れる時(トイレに行く時、お風呂に入る時など)犬がその状況に慣れて落ち着けるように訓練が必要です。自宅に居る時もゲージの中に入れて別の部屋において置きます。一人にして置かれる時間がだんだん延びてくるともう大丈夫。自立できるようになり、一人でも長時間遊んでいられます。 

外出前に服を着替えるとソワソワし出す。カギのガチャガチャ音で鳴き出す仔がいます。これを活用して、外出しなくても同じような事を繰り返して慣れさせることが出来ます。普段からカギ音をチャラチャラさせる。一回ドアの外に出てすぐに戻る。これを繰り返す。近所の人に見られたらあそこの御主人どうかしちゃったと思われるかもしれない。 

コミニュケーションとは オテ マテ スワレ ヨーシヨシ。グッドボーイ これでいいんですね。飼主に服従して誉めてもらえる。なんだ、そんなことと思っているようで、実はできていない人が多いんです。 

これを最低3ヶ月継続すると改善していくようです。行動療法の重要な点は、家族全員で実施しなくては効果が無い点です。一人の裏切り者で全てが無に。残業で遅く帰宅したお父さんが 「おーよしよし、俺はこんな夜遅くまで家族のために働いてぼろぼろなのに、みんな寝ちゃって迎えてくれるのはおまえだけだよ ナデナデ」とやっていたりすると失敗。行動療法の指導には、家族全員で病院に来てもらってカウンセリングしろ といわれるのはこのためです。行動療法って実は人間の治療がメインなんです。

 

  薬物療法
行動療法に合わせて、セロトニンの脳内濃度を高めて不安をやわらげる薬を使用するとより効果的です。行動療法1ヶ月で改善率が40−50%なのに対して、塩酸クロミプラミンを内服した場合改善率が80%まであがるというデータがあります。通常、行動療法3ヶ月に薬物療法3ヶ月。 薬のみで行動療法をしない場合は効果はなし。あくまでも行動療法の補助として用いられるもので単独で使用しても効果は望めないようです。

  • 副作用は飲ませ始めに吐き気がでることがあるが、3日程で消失します。緑内障、てんかん持ちの犬には慎重投与となっています。人体薬でも同じ物が承認されてますので安全だと思います。習慣性、鎮静作用、学習に対する妨害作用もありません。
  •  

ノバルティス アグロ株式会社     

クロミカルムR錠はどのように作用するのですか?
 クロミカルムR錠は、犬の分離不安症の治療の補助薬として認可されている唯一の動物用医薬品です。クロミカルムR錠は精神安定剤や鎮静剤とは異なり、犬の個性や記憶に影響を与えません。


 安全性 :: クロミカルムR錠は、臨床試験でその安全性が証明されています。臨床試験で観察された一般的な副作用は、嘔吐、嗜眠、下痢でした。


 有効性 :
  クロミカルムR錠を用いた治療プログラムでは、クロミカルムR錠が犬の不安を和らげ、行動療法を受けやすくするように働きます。


 使用方法 
 :  クロミカルムR錠は、行動療法と併用して使用します。クロミカルムR錠は、食事に混ぜて与える必要がありません。以下に、行動療法の一環である、犬との接し方に関するガイドラインの一部を示します。

 

以上の記事は以下の皆さんのご好意により編集いたしました

■金町アニマルクリニック http://www.k-a-c.net/
        院長 増田寿子
〒125-0042 東京都葛飾区金町2-29-6 KACビル
TEL:03-3609-7517  FAX:03-3609-3515

■にほんまつ動物病院 http://nihon.matsu.net/
院長:二本松昭宏   福知山市菱屋町 

■「ぺっぱら」編集室」
http://pepara/com

  [続きを読む]
痴呆

犬の痴呆

 

ペットフードの発展やワクチン接種率の向上、医療の発展、etc・・により高齢化のコンパニオンアニマルが増えてきています。
 それとともに痴呆性疾患の発生が多く見られるようになってきています。
 13才以上の室内犬に発生率が高いことが知られ、症状としては無目的な行動や反応性低下、単調な鳴き声、習慣・行動の変化、飼い主の識別不能、学習した行動を忘れる、などなどです。

 動物のQOLが低下するほか、トイレの失敗など飼い主さんの生活に影響を及ぼすこともあります。
 MEリサーチセンターの内野富弥 獣医学博士が痴呆犬の判定基準シートを発表されていますので、まずは症状と照らし合わせて採点してみましょう。

痴呆予備犬 痴呆犬

31〜49点 50点以上

 

1.食欲/下痢                                                              

正常 1
異常に食べるが下痢もする 2
異常に食べて、下痢をしたりしなかったりする 5
異常に食べるが、ほとんど下痢をしない 7
異常に何を食べても下痢をしない 9









2.生活リズム

正常(昼は起きていて夜は眠る) 1
昼の動きが少なくなり、夜も昼も眠る 2
夜も昼も眠っていることが多くなった 3
昼も食事時間以外は死んだように眠っていて、夜中から明け 方に突然動き回る。飼い主による制止がある程度可能 4
上記の状態を人が制止することが不可能な状態 5










 


3.後退行動(方向転換)

正常 1
狭いところに入りたがり、進めなくなるとなんとか後退する 3
狭いところに入るとまったく後退できない 6
(3)の状態ではあるが、部屋の直角コーナーでは転換できる 10
(4)の状態で、部屋の直角コーナーでも転換できない 15












4.歩行状態

正常 1
一定方向にふらふら歩き、不正運動になる 3
一定方向にのみ、ふらふら(大円運動)歩きになる 5
旋回運動(小円運動)をする 7
自分中心の旋回運動になる 9










5.排泄状態

正常 1
排泄場所をときどき間違える 2
所構わず排泄する 3
失禁する 4
寝ていても排泄してしまう(垂れ流し状態) 5









6.感覚器異常

正   常 1
視力が低下し、耳も遠くなっている 2
視力、聴力が明らかに低下し、何にでも鼻をもっていく 3
聴力がほとんど消失し、臭いを異常に、かつ頻繁に嗅ぐ 4
臭覚のみが異常に過敏になっている 6










 

7.姿勢

正常 1
尾と頭部が下がっているが、ほぼ正常な起立姿勢をとることができる 2
尾と頭部が下がっているが、起立姿勢をとれるがアンバランスでふらふらする 3
持続的にぼーっと起立していることがある 5
異常な姿勢で寝ていることがある 7











8.鳴き声

正常 1
鳴き声が単調になる 3
鳴き声が単調で、大きな声を出す 7
真夜中から明け方の定まった時間に突然鳴き出すがある程度制止可能 8
(4)と同様であたかも何かがいるように鳴きだし全く制止できない 17











9.感情表出

正常 1
他人及び動物に対して、何となく反応が鈍い 3
他人及び動物に対して、反応しない 5
(3)の状態で飼い主のみにかろうじて反応を示す 10
(3)の状態で飼い主のみにも、まったく反応しない 15









10.習慣行動

正常 1
学習した行動あるいは習慣行動が一過性に消失する 3
学習した行動あるいは習慣行動が部分的に持続消失している 6
学習した行動あるいは習慣行動が部分的に殆ど消失している 10
学習した行動あるいは習慣行動が部分的に全て消失している 12

 













 (MEリサーチセンター 内野富弥 獣医学博士 発表)

 

 

************************************************************

 

臨床獣医学フォーラム・レポート

if--もしも愛犬が痴呆になったら

高齢化する犬たちの今後を考えるとき
避けて通れないのが「痴呆犬のケア」をどうするか




あなたの愛犬が、もし痴呆になったら?
ふだんはなかなか考えてもみないテーマですよね。かくいうわたしも、うちのアッシュやハービーが老犬になってぼけて、わたしの顔すらわからなくなったときのことなど想像もできませんでした。だけど、犬の寿命は1年が人間の4年ぶん。9歳のアッシュはすでに50代をとうに越えている勘定になります。
けして避けては通れない話なんです。そこで今回は、日本臨床獣医学フォーラムの年次大会で動物エムイーリサーチセンターの内野富弥先生が講義をされた「老齢動物の看護---特に痴呆犬の日常管理について」の中から、そのハイライトをご紹介することにしましょう。

内野先生によれば、痴呆になるもっとも多い犬種は柴犬。つぎが日本犬の雑種とのことで、洋犬は比較的少ないようでした(だけど残念ながらまったくないわけではありません)。老齢犬の治療とケアを専門的に行ってこられた先生の話では、犬の高齢化とともに痴呆は徐々に増えてきており、その数は90年代の終わりから飛躍的に伸びてきているそうです。そしてまた、高齢犬の飼い主には高齢者の方が多く、そのケアにかかる負担はハンパではありません。だからこそ、少し早すぎるかなというぐらい早めの心構えや対応が必要というわけです。


痴呆の犬の「特徴」はつぎのとおり。
1 単調な声で吠える
抑揚のない鳴き方は人間にはかなり耳障り周辺から苦情が出る
2 前にのみトボトボと歩く
バックできる犬はまだまだ大丈夫、バックは高度な行動
3 狭い場所に入りたがる
壁の隙間や廊下の隅、机の下などにもぐりこみ出られなくなる
4 同じ場所で旋回する
グルグルまわる、ただし左回りは脳腫瘍の疑いが濃い
5 異常な姿勢で寝る
ひっくり返ってアタマを下にして寝たりする、かなり無理な姿勢
6 自分の名前も飼い主の顔もわからない
呼ばれても無反応、飼い主が来ても喜ばない
7 よく寝て、よく食べる
ただし食べてもやせてくる、下痢もしない(自律神経が異常)
8 夜中に起き出して吠える
飼い主が何をしても制止できない
9 直角のコーナーで方向転換ができない
首をちょっと曲げるだけの動作ができなくなる


これらのほか、犬に特有なゆたかな感情表現もまったく見られなくなるそうです。そして「習得してきたことの消失」、つまりそれまでに教えてきたしつけやコマンドはすべてきれいに忘れ去ってしまうわけです。しかしながら、その半面、人間の場合にはけっこう深刻な垂れ流しはほとんどないとか。
内野先生によれば、野生に近い動物である犬には、外敵から身を守るためニオイを残さないのと、自分の寝床は汚したくないという本能だけは残るということでした。あと、目や耳がきかなくなっても、嗅覚だけは最後まで生きているケースが多いそうです。

それでは、こうした痴呆の症状が出てきたらどうするか?
それについてはつぎのようなポイントがあげられていました。


1 多臓器疾患をチェック
肝・腎・甲状腺の病気、関節炎、ガンを併発していることがある
2 栄養失調をふせぐ
食べているようで飲み込んでいないケースがある
3 散歩に出してあげる
散歩ができればより長生きできる、草の中などを歩くと刺激になる
4 日光浴させる
生体時計を活性化する、ただし夏の日中の散歩は逆効果、寒さにも注意
5 室温を調整する
冬は人が暑いと感じるぐらいの温度(26〜27c)に設定
6 スキンシップを大切に
頭から顔、首、背中とさわる手順を同じに
7 同じ人が管理する
いつも同じ飼い主が管理する、別の人がやるときは同じ手順で
8 犬との接触もこれまでどおりに
ぼけた犬に攻撃性はない、攻撃性があれば痴呆ではない
9 入院させない
場所替えしない、悪化するだけ、自宅でケアするのが一番
10 特製のケージをつくってあげる
コーナーのないケージで介護を(イラスト参照)
11 嫌がることをしない
無理に押さえつけたりすると暴れて事故のもとになる
12 床ずれは早めに処置する
寝たきりになると床ずれができる、ひどくなると死に至ることも


痴呆を治すクスリはありません。コントロールするだけだそうです。しかし近年、多くの研究により、EPA、DHAなどの不飽和脂肪酸が人間のアルツハイマーには有効なことがわかってきました。
それは犬でも同じだそうです。しかし内野先生いわく、ドッグフードにはEPAやDHAが入ってないものが多い(ドッグフードの主原料はなんといってもお肉ですから)。かつては柴犬をはじめ日本の犬たちは、人間の余り物を食べて生きていましたが、その中にはけっこう煮干しなど魚類が入っていた。日本の犬たちは知らず知らずのうちにEPA、DHAをちゃんと摂取していたというわけです。
ところが人間の残飯からドッグフードに切り替わったあたりから、お肉中心の生活になり、それに合わせて痴呆も少しずつ始まった。だからもう一度、EPAやDHAを積極的に与えることが、痴呆の進行を止めボケ防止にもなるということです。

内野先生は、「メイベット」(明治製菓)という不飽和脂肪酸のサプリメントを使って、夜鳴きがなくなる、顔に表情が戻ったなどの成果を得たと報告されていました。本当ならぜひ試してみたいものです。

やがてきっとくるその日のために、わたしたち飼い主ができること。それは、何があってもあわてず動じず、事実を事実として受け止めてしっかり対応すること。そのためには、こうした予備知識をふだんから仕入れて、転ばぬ先の杖を持っておくことだと思いました。それが、たくさんの深い愛情をくれた愛犬への恩返しなんですものね。

 

 

吠え癖

吠え癖

 

吠え癖が強くて困っているときには、吠えているときに犬にとっての報酬が与えられており、その行動が強化されていることが多いです。


 まずは
なにが犬にとっての報酬なのかを考える必要があります。鳴いたときに散歩に連れて行ったりゴハンを与えたりするのは禁物です。それは犬の命令に人間が従っているということであり、もっと吠えろというトレーニングを毎日しているようなものです。場合によっては郵便配達の人が門の前に来て、ワンワンと吠えたら去っていくという状況では、犬が「怪しいやつを追い払った」と思っている可能性もあります。


 まず報酬を突き止め、吠えているときにその報酬が与えられないようにします。家族の人が吠えているときにご褒美をあげていることが最も多いので気をつけましょう。人間がリーダーだと分かっていないことも多いので、リーダーシップの再確認をする必要もあります。


 その上で
人間の命令に従ったときに、ご褒美として報酬がもらえるという風に改善する必要があります。ワンワン要求しているときにゴハンを与えるのではなく、お座りをさせ、一旦鳴きやんでからゴハンを与えるなどです。それが人間が主導権を取っているということであり、犬の順位は人間より下でなければなりません。

 

 


 普段から気づかないうちに行動を強化してしまっているということが多いので、家族でよく考えて犬に対する接し方を改善するようにしてください。

 

 

「ペットの病気大百科」もぜひご覧下さい。

---------------------------------------------------------

 

 

 

 

Jan 06, 2006
飼 育 基 礎 知 識

 飼 育 基 礎 知 識 

ペットも飼い主もしあわせになるために次のことを守りましょう


犬を飼い始めたら
○犬を飼うには登録と狂犬病予防注射が義務づけられています。
登録・・・生後91日以上の犬は生涯に1回行います。
狂犬病予防注射・・・生後91日以上の犬は毎年行います。
※犬の登録は平成7年度より生涯に1回の登録となりました。
○飼い犬が死亡したり、飼い主が変わったり、住所が変わった場合は届け出が必要です。
※これらの届け出を行わないと、法律により罰せられます。



飼い犬・飼い猫の不妊・去勢手術について
手術の時期・・・生後7ヶ月から1年未満が最適です。
※但し、体の成長の早い、遅いには、それぞれ個体差があります。基本的には、体がだいたい出来上がる生後7ヵ月以降から9ヵ月頃の手術が理想ですが、性的な発育の早い子などは7ヵ月目では遅い場合もありますので、状況や個体に応じて、動物病院で手術の時期を相談して下さい。
(生後半年までの早い時期での不妊手術も可能であり、体が成長するまでの早い時期の手術を勧めている動物病院や団体もありますが、長期的にその子自身の体の事を考えると、安易に早い時期に手術を行なうのはあまり好ましくないと思います。又、妊娠中や、発情中でも手術は受けられますが、体への負担が大きいので手術にはリスクも伴います。いずれにしろ動物病院でよく相談するようにして下さい。)



フィラリアの予防をしよう
フィラリア症とは・・・フィラリアが蚊を媒体として犬の心臓や肺動脈に寄生しておこる病気。
感染経路・・・蚊がフィラリア感染犬の血を吸い、ミクロフィラリアが蚊の体内で幼虫となり、その蚊が再び犬を刺して犬の体内に入り、成虫となって血管を通して心臓に寄生する。
予防するには・・・内服薬を月1回(毎年5月から12月頃まで)飲ますことで防げます。
※地域によって差があります。

フィラリアはかつて犬にとっての脅威でした。予防薬が出来るまではフィラリアによって命を落とす犬は大変多いものでした。しかし今は1ヵ月に1回の予防薬の内服でフィラリア症を防ぐことが出来ます。
犬の飼い主さんは絶対に忘れずに愛犬のためフィラリア対策を行なって欲しいと思います。
1ヵ月分予防薬を飲ますのを忘れたため、フィラリアに感染してしまった、という例もあります。
1度感染してしまうと、命の危険に晒されるのは勿論の事、駆虫には体にかなりの負担がかかります。
フィラリアを殺してしまうことで死骸が心臓や肺の血管につまり危険な状態になることもあるため、状態を見て獣医さんが判断しますが、虫を落として(殺して)しまうことが出来ない場合は、予防を行ないながら自然に虫が死んで体の中で吸収されていくのを待たなければなりません。完治するまで時間もかかり、その間、犬も体力的に苦しみますし、完治するまでに命を落としてしまう場合もあります。
きちんと予防しなかったがために、落とさなくても良い命を落とすことになってしまわないよう、また感染によって苦痛を負わせないよう、飼い主さんは獣医さんの指導の元、フィラリア予防を行なうようにして下さい。
フィラリア薬は体重によって値段が変わりますが、大きい犬になるほど値段は上がります。
動物病院によって使用している薬も違い、値段も差があるでしょうが、ゴールデンレトリバークラスで1ヵ月2000円から3000円位です。
高いから、と言って予防をさせない人もいますが、必要最低限これだけは行なって欲しいフィラリア予防の、この費用さえ出せない人は最初から犬を飼うべきではありません。
また室内飼いだから、という人も居ますが、散歩の時は外にも出ますし、家の中にも蚊は入ってきます。絶対に蚊に刺されない生活を送る事は不可能です。蚊取線香だけでフィラリアの予防は出来ませんし、蚊取線香や電子蚊取器は動物にとっては害です。散歩の時も四六時中犬に蚊取り線香をぶらさげさせる訳にも行きませんので、室内飼いであろうとなかろうとフィラリア予防は必要であることを理解して頂きたいと思います。
しかしそのフィラリア薬も種類によっては副作用の強い危険な薬もあります。
予防のためフィラリア予防薬を愛犬に内服させるのは当然ながら、飼い主として安全な薬を選ぶ必要もあります。
現在一般的に広く流通し使用されている薬が比較的安全なようですが、飼い主さんも獣医さんに薬の説明を求め、相談の上安全性の高い薬を選んでもらうようにして下さい。当会の「飼い主のための獣医療」のコンテンツでも今後取り上げていく予定ですので御参考になさって頂きたいと思います。



ノミ対策をしよう
ノミは一度大発生をすると駆除するのが大変です。したがって、ノミ対策は春ごろから始めるのがいいでしょう。
ノミによる被害・・・ノミが血を吸うときに唾液を動物の体内に注入するためその反応としてかゆみが生じます。また、アレルギーとなり、皮膚炎を起こすこともあります。※人間にもうつることがあります。
身体をなめることで、ノミを食べてしまい、瓜実条虫の感染にもなります。※便に白い米粒の様なものが見られます。

ノミ駆除薬のいろいろ錠剤、液体、スプレーなどいろんな種類があります。また首輪タイプのものやシャンプーもあります。
どれを使えばいいかは、ノミの発生状況や飼育環境によって違ってくるので、動物病院で選んでもらうといいでしょう。
しかし駆除の薬やシャンプーは犬や猫の体にもあまり良い事はありません。中には重篤な副作用が起こる例もあります。また長期にわたって使用することに不安も感じます。
ノミ・ダニなどが嫌がる匂いで寄って来させなくするハーブなどがありますが、薬と違い完璧ではない場合もあるかもしれません。しかし、害もないので安心して使うことが出来ます。また、普段から無添加のオーガニックフードを食べていれば、害虫が寄ってきにくいと言いますので、状況に応じて体に負担の無い上手な使い分けをしたいものです。
(当会の「飼い主のための獣医療」のコンテンツでも取り上げていく予定ですので御参考になさって頂きたいと思います。)



高齢期をむかえて
小さかった子犬や子猫もやがて大きくなり、飼い主より老化が進みます。医療の発達や、食事の改善などでペットも高齢化が進んでいます。それにともなうのが、病気や世話の問題です。だからと いって、捨てたり、安易に安楽死をしたりするのは決して許されることではありません。ペットを飼うときは、その時のことも考慮した上で飼いましょう。一度飼った以上は最期まで看取るのが飼い主の責任です。


犬猫カレンダー
犬猫の年齢を人間に換算してみると...

 【犬猫】・・【人間】・・【行動や特徴】
生後1ヶ月・・・1歳・・・よちよち歩き、そろそろ離乳
2ヶ月・・・3〜4歳・・・しつけもこの頃から始める
3ヶ月・・・5〜6歳・・・社会化に最も大切な時期
4ヶ月・・・7〜8歳・・・この時期までの経験が一生を決める
6ヶ月・・・9〜10歳・・・乳歯から永久歯に生え変わる頃
7ヶ月・・・11歳・・・1回目の発情期を迎える
8ヶ月・・・12歳・・・すこぶる成長がみられる頃
9ヶ月・・・13歳
1年・・・16歳・・・成犬、成猫と呼ばれる頃
2年・・・23歳
3年・・・28歳・・・落ち着きがでてくる
4年・・・32歳
5年・・・36歳
6年・・・40歳
7年・・・44歳・・・高齢期と呼ばれる頃
8年・・・48歳・・・身体の衰えが始まる
9年・・・52歳
10年・・・56歳
11年・・・60歳
12年・・・64歳
13年・・・68歳・・・白内障などが出てくる頃
14年・・・72歳
15年・・・76歳
16年・・・80歳
17年・・・84歳
18年・・・88歳
19年・・・92歳
20年・・・96歳
※犬と猫、またはその種類によって若干違いはあります。

この記事は「プラーナ」さまのご好意により転載いたしました

 

 

「ペットの病気大百科」もぜひご覧下さい。

飼育のウソ、ホント

飼育のウソ、ホント(正しい飼い方Q&A)
Q1、犬はたびたび洗うもの?

人ほど体温調節機能がありませんので、相当の体力の消耗にもなり、たびたび洗うのは体にもあまり良くないようです。また皮膚を培菌から守る天然の保護膜である体の油分も取れてしまい、湿疹が出やすくなってしまうこともあります。また市販のペット用シャンプーの中には、殺虫成分や合成洗剤のようなものが含まれていることが多く、皮膚や体にも良くありません。しょっちゅうシャンプーをしてアトピーになってしまう事もあります。シャンプーもフードと同じように天然で無添加のものを選びましょう。
お手入れは、出来るだけこまめにブラッシングする事です。長毛種の場合は時々ブラシにホホバ油をつけて、油分を補ってあげても良いでしょう。うっかりすると毛玉が出来てしまうので、早い内にほぐすか、カットしてあげましょう。


Q2、犬や猫は寒さに強いって本当?

いいえ、人ほど体温調節機能がありませんので一般的に寒さ、暑さには弱いです。夏は日陰で掘った土で体を冷やす必要があります。(だから、夏の暑い日、犬はよく穴を掘るのですね。)冬(特に夜)は場所や犬種にもよりますが、15キロ未満の動物には湯タンポやペットヒーターを与えてあげた方がいいでしょう。外で飼われている犬も出来るだけ夜は家の中に入れてあげて下さい。


Q3、室内飼いしたいのですが、夜は外に繋ぐ方がいいのでしょうか?

いいえ、逆です。トイレが心配なら、寝る前にトイレの習慣をつけます。室内にトイレやペットシーツの場所を設けるという方法もあります。普段屋外で飼われている犬でも、夜は出来るだけ玄関先など、室内に入れてあげて下さい。特に冬場は子供の犬は必ず家の中に入れましょう。逆に暖かで穏やかな日中はビタミンD不足にならないように日光浴させてあげたいものです。
また犬は集団の一員として生活を営む動物です。ですから番犬として飼われるより、家族の一員として家族と同じスペースで飼育する方が望ましいです。
よくある1匹でポツンと庭で繋がれて飼われている状態は、犬にとって家族という群れから排除された状態に感じられ、そういう飼い方は精神的な虐待になると言われます。
動物を隷属するものとして捉えるのではなく、動物と人間が家族として、また、対等なパートナーとして共に生きていける世を目指し、番犬のような飼い方を少しずつ日本から減らしていきたいものです。
それがどうしても無理で外で飼う場合でも冬や夜は家の中に入れるようにして下さい。
家が汚れるからとか、狭いからと言われる方もいますが、人間の子供だって汚します。犬は置物ではありません。感情ある生き物です。家族として共に生きていく気持ちも持てず、こういった世話も出来ないのであれば最初から飼わないで下さい。

Q4、不妊手術は生後2ヵ月が最適って本当?
いいえ、基本的には生後2〜3ヵ月でも手術は出来ますが、動物の体の事を考えると生後7〜9ヵ月位が最適です。
猫の場合、外国では生後2ヵ月〜5ヵ月で不妊手術を行なう事もあり、近年、日本でも早い時期の手術を勧める愛護団体や獣医も出て来ています。確かに、生後2ヵ月でも手術を行なう事は可能でしょうが、人間で言うとまだまだ5才〜8才の小学生位。体の負担や将来への影響を考えると、いくら大丈夫と言われていても、不妊ばかりを優先に考えての早い時期の手術には全くの不安がないとも思えません。ですから、私達は、安易な早い時期の不妊手術には反対です。只、日本の猫でも早熟な子は居ます。5ヵ月位で生殖能力が出来上がる子もいますので、その個体に合わせた手術の最適時期を獣医さんと相談してみると良いでしょう。

Q5、不妊手術は1回経験した後の方がいいって本当?
いいえ、体が大人になって、精神が大人になりきっていない生後7〜9ヵ月の間が最適な時期です。手術の時期が遅れて1度でも性的な気持ちを経験してしまうと、その後手術をしても、性的欲望が残ってしまう場合があります。そうなるとそれが相当のストレスになってしまう事もあるので、適切な手術時期を獣医さんとも相談して下さい。

Q6、子犬や子猫が産まれたらいつ頃親元から離せばいい?
本来であれば、生後4ヵ月位までは、親は子育てをするものです。その間に子供は母親のお乳から免疫をもらいます。危険な事やルールなど教わらなければならない事もたくさんあります。そうして一人だちしていくものですが、子犬や子猫を里親に出そうとすれば4ヵ月では大きくなりすぎてもらいてが付きにくいという事があります。育てやすさの面でも、生後4ヵ月すぎの方が体力も付いているし理解力も出てくるので楽なのですが、なかなかそうもいかない場合が多いです。状況が許すならば、せめて3ヵ月までは親元に置いて下さい。それが出来ないのなら始めから産ませるべきではありません。仕方ない状況は別にして、生後1ヵ月以内で親から離すのは、限りなく虐待に近いという事も理解して下さい。

Q7、人間の食べ物よりペットフードの方が栄養が偏らないって本当?
不自然な加工食品であるペットフードは、体に有害な添加物なども含まれている場合が多く、これらが腫瘍や膀胱炎、腎臓病の原因になっています。確かに、栄養バランスは整っているかもしれませんが、それは、科学的に合成された栄養であり体に吸収されにくいばかりか、長期にわたっての摂取は副作用がでる場合だってあります。あげるなら無添加で天然の材料を用いて作られているオーガニックフードを選んで下さい。
(★詳しくは「ペットフードの害とオーガニックフードの情報」の項目を御覧下さい。)

Q8、ペットフード以外の場合、何を食べさせたらいいの?
人間とは中毒を起こすものが違うので注意が必要ですが、スーパーマーケットで売っていて、人間が食べているものであれば大抵まかなえます。人よりライフサイクルが短いので、成長促進剤を使った輸入肉や防腐剤入りの加工品は与えないで下さい。まれに米アレルギーの動物もいますが、大抵は白米飯を主食にするのがベストです。
(★詳しくは「ペットフードの害とオーガニックフードの情報」の項目を御覧下さい。)

Q9、猫にもワクチンがあるって本当?
何十年も前からあります。病気を予防する上でワクチンは有効な手段でしょう。
しかし、ワクチンの中には重篤な副作用の起こりやすいワクチンもありますので、飼い主さんも獣医さんと充分お話し合いをされて、自分の猫に安全かつ最適なワクチンを選び、上手にワクチンを利用していきたいものです。またワクチンでは防ぎきれない病気もあります。猫エイズや伝染性腹膜炎などです。もとは輸入動物から持ち込まれたと言われていますが、現在全国的に蔓延してきており、都市部ではキャリアの猫も多く見受けられ、猫にとっての新たな脅威となっています。また猫白血病も、猫エイズや伝染性腹膜炎と並び増えてきた病気です。稀にこの白血病予防ワクチンによって発病したという例もあり、接種にあたっては注意が必要です。
(★詳しくは「飼い主のための獣医療」のワクチンの項目を御覧下さい。)

Q10、蚊にかまれなければ、犬にとって致命的なフィラリア症にはなりませんか?
どうやって蚊にかまれなくするのでしょう?網戸や蚊取り線香が必ずしも完璧だとは言えません。今はフィラリア予防の薬もちゃんとあり、シーズン中、月1度飲ませるだけで、確実に過去1ヵ月に体内に侵入したフィラリアを駆除することが出来るので、必ず、投与してあげて下さい。これ以上、体内のフィラリアを増やさないため、直ちに対処することが大事です。

Q11、蚊取り線香は犬の体に有害ですか?
有害です。体内の酵素が人間とは違うので注意が必要です。犬も蚊に刺されれば当然かゆいです。ストレスや皮膚炎の原因になることもありますから、近くに置いて蚊が寄ってこないようにするのは有意義ですが湿っけた日は消えてしまいますし、散歩の時蚊取り線香をくっつけたまま歩かせるなどということができるでしょうか?あまり役に立たない上に不確実で有害で費用や手間も案外かかる蚊取り線香に頼りすぎるのは感心できません。蚊よけなら、動物に無害で蚊の嫌う物質(ハーブなど)を使う方がいいでしょう。

Q12、初めて飼うのですが、何か月位の子犬が飼いやすいですか?
御家族に飼育経験があれば子犬でも構いませんが、飼育経験の無い方は、体得すべき動物への接し方自体が分かっていないので、最初の一匹目はしつけや訓練をした成犬を動物愛護団体等の指導の元に飼われることをお勧めします。

(以上「シロの家」ネットワーク制作資料を一部参照)

この記事は「プラーナ」さまのご好意により転載させて頂いております

 

  

「ペットの病気大百科」もぜひご覧下さい。

 

Jan 03, 2006
避妊と去勢 その2

 

避妊手術の効果


去勢手術の効果● 発情に伴う大きな鳴き声がなくなります。また、脱走して間違って交配する危険を回避できます。
(発情期の鳴き声はご近所とのトラブルの元になります。)

●猫は交尾をすることで排卵するため、妊娠する確率がとても高い動物です。さらに1回の出産で4〜5頭生まれます。
●仔猫を望んでいない、又は生まれても飼う事が出来ないのであれば、避妊・去勢手術について考えてみて下さい。
● 交尾やケンカなどにより感染する猫エイズや猫白血病などの不治の病に感染する危険が少なくなります。
●子宮蓄膿症、卵巣腫瘍、乳腺腫瘍、鼠径ヘルニアなどの疾病の生殖器系の病気の発生率を低下させます。
予防効果を期待できます。
●猫の乳腺腫瘍では、約80%以上(犬の場合は50%)が悪性であり、そのほとんどが生後1年齢以内の避妊手術で防ぐことができます。

●犬の発情期はふつう年1〜2回です。2〜3週間出血が続きますが、そのわずらわしさが無くなると共に間違って交配してしまう危険が回避できます。
●7〜8才以上のワンちゃんに多い子宮蓄膿症や乳腺腫瘍などの恐ろしい病気の発生率を低下させます。
●近所に発情中のメス犬がいる事による精神的イライラ(ストレス)や、間違った交配を回避できます。
●7〜8才以上のワンちゃんに多い前立腺肥大や会陰ヘルニア、肛門周囲腺腫などの発生率を低下させます。
●もともとの性格はあまり変わりませんが、攻撃性は抑制(減少)され、マーキングも抑えられます。
 
●発情に伴うケンカが減少します。また、メスを追いかけて脱走する危険が回避できます。
特に外に出るオス猫は、どこかで不幸な命を増やさないためにもとても大切です。
●猫のケンカ傷はひどい化膿を起こす事が多く、健康状態を悪化させます。
●交尾やケンカなどにより感染する猫エイズや猫白血病などの不治の病に感染する危険が少なくなります。
●尿スプレー行動を抑制し、尿の臭いを軽減する事が出来ます。 
(去勢していないオス猫の尿の臭いこと!!尿の匂いはご近所とのトラブルの元になります。)
●特に雄猫問題となるスプレーは、去勢手術により80〜90%防止できます。

 

 

 

さらに詳しく 「ペットの病気大百科」 避妊と去勢をご覧下さい

 

 

 

避妊と去勢 その1

一般的な避妊と去勢に関する考え方


避妊・去勢手術は、ワンちゃんの健康にとっても効果があります。
 ワンちゃんの体を繁殖できない(仔犬をつくれない)体にすることで、メスに対して行われる手術を避妊、オスに対して行われる手術を去勢といいます。これにより成人病の予防にもなり、また寿命を延長させます。飼主側から見れば居住地域における社会的責任の一部を果たすことになります。

事前の検査
 
手術の際にワンちゃんをお預かりします。
事前に十分な身体検査を行っています。体の中を直接見ることはできません。そこで手術を受ける前にいろいろな検査をして、体の中の状態をできるだけ詳しく知っておくことは重要です。

■こんな利点があります。
 1、手術をより安全に行うことが できる
 2、手術後の回復状態をある程度 予測できる
 3、病気の早期発見ができる

■そこで、普通の病院では手術前に次の検査を最小項目としてすすめています。
血液中の細胞の検査→貧血の有無、白血球数、赤血球数など(10項目)
血清の化学検査→肝機能、腎機能の検査(5項目)
フィラリア検査

 以上は、ヒトと犬猫の生活において大切なことです。
お互いにより快適に生活するためにも、犬猫の去勢手術・生後6ヶ月を過ぎた犬猫の避妊手術が勧められています。
(手術を行う時期などは、個体差があるので担当獣医師に相談して下さい。)
 ★ ただし、その子の健康状態や性格・体質などにより、それぞれ違ったメリット・デメリットがありますから、まずは動物病院で獣医師に相談してみましょう。


(アン動物病院)

さらに詳しく 「ペットの病気大百科」 避妊と去勢をご覧下さい

 

 

 

 

攻撃行動

犬学入門 その2 【攻撃行動】

  • 犬が怖がっているときにでる行動であり、恐怖のシグナルを出しているときに追いつめると恐怖による攻撃行動を示すこともあります。
     支配性行動と違い、犬は耳や尾を垂れ、姿勢を低くし、ときにふるえています。うなり声による威嚇も見られます。
     咬んできたときに怒ることは逆効果なので止めてください。犬に不安感を与え、恐怖心をさらに強めてしまいます。
     犬が恐怖を感じないような環境を作ることが重要です。「前から近づく、上から手をかぶせる、目を正面から見つめる」など、犬に威圧されていると映る行動は避けてください。犬に接するときには優しく声をかけながら触るようにし、「近づくときはカーブを描くように体の横・後ろを向けながら、手は下から差しのばす、目はじっと見ない」という風に接してください。
     犬に自信を持たせることが大切ですので、「持ってこい」などを教えて、自信を与えることと同時に飼い主さんとの心の絆を育んでいってください。失敗させてそれを叱るのでなく、成功させてそれを褒めるということが重要です。
  • 人を咬む癖は飼い主や周囲の人にとって危険であり、時として飼育を不可能にしてしまうこともある重大な問題行動です。一口に咬むと言っても原因がいくつかあり、原因ごとに対処方法はまるきり違います。間違った対処をするとさらに問題行動が悪化する可能性がありますので、まずなぜ咬むのかをはっきりさせる必要があります.

 

  • 優位性攻撃
     
    自分は偉いと思っている犬に対して、その優位を脅かす行為を人間が取ったときに起こります。いわゆるアルファシンドロームです。人と犬の上下関係をうまく築けなかったために人間がなめられているのが原因です。人間はリーダーではなく召し使いとして認識されています。
  • 恐れによる攻撃
     恐怖の感情により攻撃を行うもので、
    恐怖の対象から逃げられなくて追いつめられた時に起こります。幼犬時の不適切な社会化と罰が原因のことが多いです。この攻撃が見られる犬に罰を与えると状態は悪化します。また、怖がっているときに飼い主がなだめると反応強化の褒美となることがあります。通常攻撃とともに恐れのシグナルが見られます。
  • 学習による攻撃
     
    人間を咬むことは楽しくていいことだと学習するものでいわゆる「じゃれがみ」がこれに当たります。手を咬ませて遊んでいたり、興奮させていたりすると犬は噛むと楽しいと学習し咬む行動はエスカレートしていきます。
     まず家族の人みんながきちんと状況を把握し、犬に対する接し方をあらためる必要があります。咬まれたら「痛い!」と言ってその場を去るなりし、犬に構わないようにします。咬むことにより人の注意を引くことができるのが一番のご褒美なので、咬んだときには一切無視して「咬むと構ってもらえない」と犬に感じさせる必要があります。犬に道徳心を求めても無意味です。
     おりこうさんにしているときに構ってもらえるという風に統一してください。
     この問題行動において犬は悪くありません。一番の問題点は飼い主の接し方です。
  • 占有性攻撃
     
    犬が自分のものだと思っているものを取ろうとした時に起こるもので、自分より上位と認めている人間にも抵抗することがあります。渡さない時は罰を与えるより、一旦無視する方がいいでしょう。そういう状況を作り出さない方が一番なので、魅力的なおもちゃは隠したり、場合により嫌な味をつけたり音の出る仕掛けを使ったりすることも効果的かも知れません。「座れ/伏せー待て」などの服従訓練のし直しはしておいた方がいいでしょう。固執の弱いおもちゃをくわえさせた上でドライフードを1粒与え、おもちゃを離したら合令をかけ、褒めるといいでしょう。優位性や恐れなど、別の要因がないか注意しないといけません。
  • 縄張り/保護性
     
    群を守ろうという意識から起こっているもので、群のメンバー以外が対象となります。群を守ろうということ自体は悪いことではありませんが、対象が間違っているということとリーダーをさしおいて犬が行うということが問題です。威嚇行動が明瞭に見られ、雌雄関係なく起こります。不適当な報酬により行動が強化されていないか注意する必要があります。服従訓練をし直し、反対条件付け・系統的脱感作により治療します。罰は用いてはいけません。吠えられる人が近づいてきてもおとなしくできるようにし、最終的にはその人からおやつをもらえるようにします。
  • 雄同士の攻撃
     他の雄犬に対してされるもので、
    お互いの支配性欲求が高く、順位がきちんと決まっていないときによく起こります。雄性ホルモンの影響が大きいです。ケンカしているときに手を出すと飼い主が咬まれることがあるので注意が必要です。大きな音をさせ一旦気を逸らす事が役に立つかも知れません。威嚇が明瞭です。きちんと順位が決まればそれ以後はしないのが普通です。ただし、飼い主と一緒にいると「虎の威を借る」ことにより、自分より強そうな相手に向かっていくこともあります。
    去勢すると攻撃行動が減少することが期待できます。
  • 補食性攻撃
    相手を食べるためにおそうものです。威嚇行動は見られず、また手加減はしないためダメージは大きいです。対象の嫌悪や服従訓練のし直しをしますが、本能的な行動と結びついているため治療や予防は困難です。特に子どもが対象となったときには悲惨な結果となることがあるため飼育は困難かも知れません。
  • 突発性攻撃
     イングリッシュスプリンガースパニエルで起こるもので、
    脳の発作と関連していると言われています。急に空中を見上げた後、豹変したように周囲の人間に襲いかかり、発作が終わるときょとんとしておどおどしているとのことです。発症の時期予測や治療は不可能です。手加減は一切しないで攻撃するため、咬まれたダメージは深刻なものとなります。
    ぼーっとし始めたら周りの人間が避難するしかないようです。

  • 攻撃性                               支配欲による攻撃性は青年期初期によく見られます。
    雌より雄の方が多いのですが、所有欲による攻撃性は性別を問わず子犬にも成犬にも見られます。
    支配欲による攻撃性を見せる犬は、子犬時代から所有欲が強いことが知られていますが、子犬が所有欲が強いからと言って、その犬が必ずしも攻撃的になるわけではありません。
    犬用のガムを取ろうとした時に犬が唸ったり、歯を剥き出したりしたら、他の攻撃的な行為と同様、所有欲による攻撃性は噛み付きへと発展する可能性があるため、そうした行為は悪いことであると子犬に教えましょう。

 

  • 効果的な方法として、子犬が持っているこのを落とすように命令することがあります。
    最初は、棒のようにあまり面白くないものから始めて、落としたらご褒美をあげます。
    攻撃性を防ぐ良い方法でもありますので、事前に行っても効果があります。
    おもちゃを噛んで遊んでいる時に唸ったり、噛み付いたりする犬は、人が近くにいる時はおもちゃを与えないようにしましょう。

 

  • 飼い主家族に攻撃的                                    一番の理由は、支配の指令系統に関するものです。
    これはリーダーの地位争いのようなものではありません。
    支配欲に基づく攻撃性は、犬に対して主導権を示すことでは、必ずしも抑えられず、むしろ状況が悪化する場合もあります。
    支配欲が強い犬の飼い主は、犬がさらに噛み付く可能性があるので、お仕置きなどは避けなければなりません。
    支配欲に基づく攻撃性は遺伝子に組み込まれていると考えられており、多くは1〜4歳の若い犬に現れます。
    親や同腹子のような血縁の中に飼い主を威嚇する犬がいた場合、その系列の犬は同じような行動をとる可能性が非常に高くなります。

 

  • 来客を噛む                                               一般的に犬は縄張りの防衛、社会的支配心や恐怖感などから人間を威嚇します。
    見知らぬ人が噛み付かれた場合、おそらく縄張りを守るためで、そこに恐怖心が伴うこともあります。
    飼い主が番犬としての役割を期待するあまり、無意識に見知らぬ人に対する攻撃性を助長する場合もあります。
    長時間外にひとりでいる犬は、見知らぬ人への攻撃性を強める傾向があります。
    これは通行人や配達人の出入りを一日中見ている犬のストレスが溜まっているからです。
    また、縄張り意識からくる攻撃性は、重大な問題になります。
    特に吠えるより、噛む方が得意な犬の場合、問題を起こさないために来客中は犬をひもでつないで制御したり、目が届かない時は塀で囲まれた屋外に出さないようにしましょう。
    対応策としては服従訓練の復習や、来客があるとおやつが食べられるなどの良い事を連想させる訓練などを行います。

 

  • 他の犬を攻撃する                                                 一般的に同性を攻撃します。
    雄犬は雄を、雌犬は雌を攻撃します。
    時には雌が雄を攻撃しますが、雄が雌を攻撃することは、めったにありません。
    攻撃的になる理由としては、支配関係(多頭飼いの場合はほとんどこれです)、恐怖、縄張り防衛、痛み、学習した行動、そしてそのいずれかの組み合わせです。
    それまで仲が良かった犬同士が突然、あるいは絶えず喧嘩することはあまりありません。
    これは、同じ家にいる若い犬の成熟度に関係していることもあります。
    通常、犬は1〜3歳になると成犬の行動をとるようになります。

 

  • 犬の喧嘩への介入の際に最も重要なのは、喧嘩の仲裁に入る人間に怪我を負わせないことです。
    飼い主が家にいる時も、犬に常に首輪やひもを付けておき、犬同士だけの場合はクレートに入れたり、柵などで遮って互いを引き離します。
    互いの姿が見えている方が、今後一緒にする時のことを考えると良いでしょう。
  • 喧嘩を止めさせる際は手足などを入れずに、ひもやホウキなどを使って犬同士を静かに引き離しましょう。
    興奮した挨拶や飼い主の関心を争うなどの喧嘩になりそうな状況を事前に見極め、避けることも重要です。
    外から帰宅した飼い主は、2匹とも落ち着くまで、どちらも無視しましょう。
  • 縄張りの主張、食器、飼い主のひざの上などから離れて、散歩に出るのも良い方法です。
    統制をとるには、1匹ずつ別々に簡単な命令を与えます。
    食べ物やおもちゃなど、犬が喜ぶものを与える前にお座りや伏せをさせて、どちらの犬も平等に扱うことで飼い主が「群れ」を支配できます。
    リードや一時的な口輪などの道具を使えば、犬は喧嘩が起きそうな状況に対して鈍感になります。

これらの記事は多くの皆さんから頂いたものを「ぺっぱら編集室」が再編集を行なってます。ご了承下さい。

 

 

アルファシンドローム

犬学入門 1 【アルファシンドローム】

 

  • 家族の中で、犬が自分が一番偉く、自分以外の人は自分以下であると勘違いしている状態のことです。アルファとは犬の順位社会の中の頂点の個体のことです。 犬は序列社会を作って生きる動物です。人間社会で犬を飼う場合、人間が上位で犬はその下位となっていなければなりませんが、人間がリーダーにふさわしくない行動を取っていたり、犬の命令に人間が反応していたりしてその順位があべこべになると、犬は勘違いし自分の優位を示すようになります。

     犬は自分が優位であるというシグナルとともに、攻撃前には威嚇をします。自分に対する自信がありますので耳や尾はピンと立ち、歯を向いてうなり声をあげます。恐怖から攻撃する場合には耳は伏せ尾は垂れています。犬に対して人間が優位の行動、例えば好きなものを取り上げたり、好きな場所からどかせる、体を触る、目線を合わせるなどの行動を取るとうなったり噛まれたりします。犬の中では人間は召し使いか下っ端にすぎず、噛むことは身の程知らずな下位の個体への制裁ととらえています。
     飼育を通じて人間のリーダーシップを確立できなかったことに問題の根本があります。アルファシンドロームに陥った家庭では、犬に主導権を許していたり、犬の要求に対して人間が従っています。鳴いたらゴハンをあげる、うなったらゴメンヨと言ってものを譲るなどです。

    権威症候群の例と犬の心理 (ペット塾より)

    ●散歩等に連れて行く時に、いつも先頭に立って行きたい方向に犬が引っ張って行く。
    (犬がリーダーとしての意識を強く発揮した主導的行動)
    ●散歩で他の犬と擦れ違う時に、吠えたり攻撃的行動をとる犬。
    (犬が群れの移動時にする防衛で、リーダーとして権勢を張る保護者的な心理)
    ●連れ出すとリードをくわえる、飼い主にじゃれて噛んだり、飛び付いたりする。
    (顕著な犬の支配的行動で、飼い主をなめている)
    ●よく吠えて、飼い主の抑制を無視する犬
    (犬が家庭内で主導権を持って、支配性を自覚している)
    ●飛び付く犬
    (飼い主を自分と同位か下位と順位付けた、支配意識行動)
    ●自分のモノを取られまいとして、飼い主を威嚇する犬
    (犬が優位性を意識して、堅守本能を発揮している)
    ●飼い主の足を抱え、腰を使う犬
    (犬が支配を誇示している遊戯行動)
    ●飼い主に尿をかける
    (犬が飼い主を自己所属として匂い付けする行動)
    ●飼い主の手をじゃれて噛む犬
    (優位性を顕示する行動。強い態度で制止する必要あり)
    ●呼んでも来ない、命令しても知らんふりをする。
    (リーダー願望が強くて服従性が無い為に、自我が強く従わない)
    ●食事中に人が側に居ると威嚇する犬
    (優位の犬が下位の者に対して、威嚇を誇示する行動 
    ●自己主張が強く、強情を張る、散歩途中で動かない犬
    (飼い主が犬の言いなりになってきた結果、リーダー願望が強化された典型的なタイプ)
    ●排尿、排便後、地面をひっかく犬。
    (自分の縄張りを誇示し主張する行動。気性の強い生意気な犬がいる)
    ●人の肩の上にのしかかり、威圧的行動をとる犬
    (既にリーダーになっていて、人に挑戦する行動で、逆らうと瞬時に攻撃してくる)
    ●布団やソファーの上に乗り、人が退かせようとすると威嚇する犬
    (最高の居場所を提供されている。リーダーとしての地位を獲得したつもり)

     
    リーダーシップの再確立が必要ですが、急な改善をしようとするのは無理です。犬は人間を支配していると思っており、人間が優位を示そうとすることは自分の地位への挑戦と受け取ります。急に犬の地位を落とそうとすると、自分の地位を確立させようとする犬によって、飼い主さんがひどいけがを負わされる可能性が非常に高いです。

     ま
    ずは一旦いっさい犬にかまわない・声もかけないようにして犬が得られる愛情や社会的なつながりを遮断します。そして犬の優位なシグナルを無視し、そういう行動を示した場合に報酬を与えません。犬の主導権を認めない、犬の要求に従わないと言うことから始める必要があります。
     
    そうして次に、自分が人間よりも下だと感じる状況を作ります。人間よりも後にゴハンを食べる、居場所は人間よりも下の位置などです。好みのもの・場所はそっとどけておいてください。

     その後、簡単な号令など、人間の言うことに従ったときだけ、ゴハンや愛情が得られるようにします。うなったりしたら声もかけず動じずにそのままその場を去ってください。ただし、犬が「追い払った」と感じないことが重要です。威嚇しているのに人間が動じないと感じることが大切です。犬は社会性の強い動物なので、群れから疎外されることは一番辛いことです。犬は群れの中にいたいという本能がありますので、愛情が得られる状況を限定し、人に従っているときだけ愛情が得られ、自分が主張しても無視されるということを家族の中で守る必要があります。

     人間が主導権をもって犬に接することができるようになったら、ずっとそれを継続してください。以後も散歩などの時に先に行かせない、犬が命令や威嚇をしても一切無視し、一旦間をあける、なにかを与えるときはまず命令を聞いた後に、など普段の生活の中から注意してください。犬は誰が一番偉いかをずっと考えながら生活しています。人間がリーダーにふさわしくないと判断されると、犬はまたより上位になろうとしますのでご注意下さい。
犬を飼うと言うこと その3

 

七つの約束 

★1つ目 混合ワクチンの接種(狂犬病予防接種は含まれておりません)
・散歩などで気付かぬうちに感染してしまう恐い伝染病。
・初めての方は1ヶ月ごとに3回接種し、その後は年に1回の接種を受けてきちんと予防をしておきましょう。
★2つ目 狂犬病予防接種と登録
生涯1回の飼犬登録が必用
犬の飼主は、生後91日を過ぎたら、各市町村へ登録の申請をする義務があります。
現在は終身登録制のため、初回の登録を済ませておけば、翌年以降改めて更新する必要はありません。
但し、飼主の住所変更や犬の死亡時には届出が必要です。
・人にも感染するという狂犬病。全ての哺乳動物の生死に関わる病気です。
・人への感染を防ぐために年に1回の予防接種が法律で義務づけられています。
★3つ目 フィラリア症の予防
・蚊によって媒介され犬の心臓に住みつく寄生虫フィラリア。
・予防しないで蚊に刺されると必ず感染して大変苦しみ、完全に治すことができなくなります。
・4月に検査をして、5月〜12月まで毎月1回の飲み薬や、6ヶ月効果のある注射などで予防できます。
★4つ目 ノミの駆除
・ほぼ1年中の予防が必要で、背中に滴下する薬や、スプレーなどがあります。
・ノミよって皮膚病やサナダ虫感染などの病気になる事があります。
★5つ目 年に1度の健康診断
・「うちの子は元気だから大丈夫」と油断していませんか?
・言葉の話せない動物は見た目では分からない病気がたくさんあります。
・年に1度の健康診断で早期発見、早期治療を心がけましょう。
★6つ目 肥満の予防
・犬にとっても肥満は糖尿病や、心臓・肝臓病などさまざまな病気のもとです。
・甘いものや、おやつ、おつまみなど与えすぎていませんか?
・ワンちゃんは運動では痩せられません。食事でしか痩せれないのです。
・普段からのドライフードを主体にした規則正しい食生活を心がけましょう。
★7つ目 避妊手術や去勢手術(必ず必要というわけではありませんが)
・将来の乳腺腫瘍・子宮蓄膿症・前立腺肥大の心配が少なくなります。
狂犬病予防接種は飼主さんだけの問題ではありません。
狂犬病の予防注射は毎年1回、継続して地域の集合注射会場か動物病院で受けましょう。獣医師会に所属している動物病院であれば、役所に行かなくても登録・済証・済票の発行ができます。(ただし同市町村内に限ります)
狂犬病予防接種は日本で犬を飼うために、必ず守らなければならない法律です。40年以上にわたり、日本では狂犬病が発生していません。しかし日本の現状は、狂犬病の脅威にさらされています。明日、狂犬病が確認されてもおかしくない状況なのです。狂犬病予防注射を拒否されるのであれば、日本で犬を飼うことは原則的にできません

 

 

 

犬を飼うと言うこと その2

1136245125612687.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

犬を飼うと言うこと その2

犬を迎えられますか?
実は飼うと分かるんですが、犬は結構手がかかります。
毎日の食事、しつけ、排便の始末、被毛の手入れ、散歩、迷子になったとき、病気のとき等。
犬と関わる総合した時間は、一日最低2〜3時間は必要です。
更に経済面では、常にいる食事代金は当然ですが、毎年受ける狂犬病予防代(2800ぐらい)、毎年のワクチン代(9000ぐらい)、月一回のフィラリアの予防薬代金(900〜2000ぐらい)等がかかります。
そして一番大事な事ですが、犬を飼えばその付き合い期間は長ければ15年〜20年に及びます。その期間、犬と良好な関係を結べそうかどうか?それを考える必要があります。
飼う以上、全責任は全て飼い主にあります。
自分に合う犬を
ペットショップで見た途端に一目惚れして、衝動買いで飼うケースは多々あるようです。
しかし飼った後で欲しい犬と違ってたり、犬の事がよく分からなくて失敗する事もあります。
あらかじめ自分の欲しい犬種、牡牝の特徴の違い等は調べておいた方がいいでしょう。
何処で買う?
一般的にはペットショップやブリーダーから買います。
ペットの雑誌の広告や、ドッグショー等で知り合ったりして連絡先を知る事が出来ます。
ペットショップの場合、信頼の出来るかどうかを下見しておく方が良いでしょう。よく話を聴いてペットに愛情を持っているか、ドッグフードなどの知識はあるかを確認してください。
あとは里親募集等で譲ってもらうなどです。
生後3ヶ月以上の子犬が望ましいでしょう。その期間にお母さんからの母乳で免疫が出来ます。さらに人間も同じですがお母さんとの接触期間に性格が出来上がります。とても重要な時間を早く離してしまうと後々、難しい犬になったりします。
    
購入時に最低限確認する事としては
犬の性格や健康状態(近くの動物病院で検診してもらうこと)
親犬の気質や体質
ワクチンの接種時期や回数
ショップなら子犬がすぐに死んだ時、病気だった時のの保証(どこまで見てくれるか)  
犬の為に揃えるモノ
まず小屋です。子犬の場合、犬種によって異なりますが、若干「大き過ぎるかな?」ってのを選んだ方がいいでしょう。成長早いのですぐに大きくなります。
次に室内飼いの場合はトイレとトイレシーツです。トイレも大きめがいいですね。
あとは食べ物であるドッグフード、食器、噛んでもいいオモチャ、ブラシ等などです。
小屋等の置き場所
室内飼いならば居間なんかがいいです。家族や人が居ると犬も安心出来るものです。
住環境は『日当たり良くて、窓はよく換気出来て、快適な室温で、人が居て、床は滑りにくい床で』というのが理想でしょう。
そこまで理想的な環境もなかなか無いでしょうが、出来るなら理想に近付けたセッティングをしましょう。
トイレは寝場所や食事場所から離した方がいいですね。
ついに犬を迎える
家に初めて犬がやって来ました。すぐにでも遊びたい気分になりますが、しばらくそっとしてあげて下さい。移動や新しい環境にストレスや緊張、不安を感じているからです。
まず犬用ミルクを上げたりして下さい。そうやって慣れるまで最低2〜3日はそっとしておいた方がいいでしょう。あまり触りすぎないことです。
犬の夜鳴き
来たばかりの時期には、夜鳴きをする事があります。
ただ、この時に安易に慰めたりすると尾を引く事があるので注意が必要です。
様々な解決策がありますが、効果には差があるので色々試して下さい。
  • 置き時計、ラジオやテレビの音を出して気を紛らわせる。
  • 犬用のぬいぐるみに兄弟の代わりをさせる。
  • 手は出さない代わりに、何日か小屋の側で一緒に寝てあげる。
  • 犬が疲れて寝るまで側で話し続ける。
  • 寝る前に充分遊んでやる
とりあえず解決策は、絶対に手は出さない事です。
「可愛そうだな」と手を出せば、癖になってしまいます。
しかし無理なしつけは禁物です(しつけとは難しいものなんです)。
後述しています

飼い主の義務や責任
第一にしなくてはいけないのが、畜犬登録。市役所か保険所に登録する事が義務付けられてます。ただし、これは狂犬病の予防接種の時に病院がやってくれます。
義務はありませんが伝染病予防ワクチンとフィラリアの予防薬。
致死率の高い、恐い病気も簡単な予防接種だけで防げるので、接種した方が良いでしょう。
あと飼い主の責任として、散歩時の糞は持ち帰りましょう。
しつけはキッチリしましょう。
近所迷惑な臭いや無駄吠えには注意しましょう。

 

犬を飼うと言うこと その1

 

最初の一歩

子犬がうちにやってきたら、生まれたら、「サアー大変だ」

 ●まずは環境になじませることが大切です。移動によって疲れているので最初はゆっくり休ませてあげてください。環境になじむまで最初の1週間くらいは触りすぎないように気をつけて(特にお子さんは!)下さい。
 ●子犬の睡眠時間は最低15時間といわれているので、寝ているときは起こさないようにしましょう。
 ●子犬の方からの誘いかけがあれば疲れてしまわない程度に遊んであげて下さい。子犬に寂しそう、不安そうな様子があるときはやさしく声をかけながらゆっくりと触れてあげて下さい。大きな声で驚かせたりするのは禁物です。
 ●家に来て1-3日間は夜中に寂しくて鳴くことがあります。その場合は、すこし明るくしておき、かちかち音のする時計や、小さなラジオをおいてあげると落ち着くかもしれません。どうしても落ち着かない場合、人がいるのが分かるような場所にケージをおいてあげるのも一つの方法です。鳴いているときに行くと、鳴けば人が来てくれると犬が学習するのでけっしてかまいに行ってはいけません。
 部屋のどこかの片隅にクレートやケージなどをもうけて、子犬のいる場所をきちんと決めてあげて下さい。

 

この情報は「にほんまつ動物病院」の提供です


【犬の飼い方】 その1

▼生まれたら
まず体重を計りましょう。10日目位で体重は約2倍に増えます。指は前足5本、後ろ足4本です、異常がないかどうかチェックして下さい。

▼20日位たったら
離乳を始めましょう。徐々にフードに切り替えて、1日4〜5回に分けてあげて下さい。

▼30〜60日位で
動物病院で健康チェックとワクチン接種のスケジュールを立ててもらって下さい。子犬の場合、4・5月〜11・12月の期間に入っていれば、犬フィラリア症の予防接種を忘れないようにしましょう。

▼90日位から
徐々に外での運動や散歩を始めましょう(首輪や紐を必ずつけて下さい)。91日を過ぎたら狂犬病の予防注射と登録を忘れずにして下さい。
※生後90日を過ぎた犬は、各自治体へ登録の申請をする義務があります。登録は終身登録制なので、初回の登録を済ませておけば、更新の必要はありません。ただし、飼い主の所在地変更や犬の死亡時には届け出が必要です。
▼4ケ月から6ケ月には
乳歯から永久歯に歯が生え変わります。食事は1日3〜4回に分けてあげてください。この頃性が芽生えてきます。注意して見ていて下さい(大きさや種類によって差がありますので、心配な時は病院に相談してみて下さい)。

▼1年たったら
だいたい人間に換算して18才位、立派なおとなになりました。食事は1日2〜3回に変えて下さい(成犬・成猫の理想の食事は1日2回です)。

 

この資料はFunny Petさまよりいただきました

  http://www.fujita-web.com/funnypet/box.htm

 

※おすすめペットショップ 

※ペットの新しいコミュニティーサイト誕生