犬の病気、猫の病気などを詳しく解説しています。

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Apr 11, 2006
ホルモンの重要性

 ホルモンの重要性

ホルモンなくして生体(ひと・犬)の生存は不可能であり、特に副腎は一番大切な臓器である。生物(ひと・犬)の副腎を人工的に除去すれば,1ヶ月以上は生存することは不可能である。

 

副腎皮質ホルモンであるコルチゾール(ステロイドホルモン)はアトピー性皮膚病の治療には欠くことの出来ないホルモンで その使い方 処方の方法が特に大切で、一般動物病院は大まかに錠剤を渡して、1錠 半錠 1/3錠 1/4錠などと指示する投薬方法で錠剤を処方する。

この方法では良い結果は得られなく、良くて慢性化。悪くすれば副作用のみが残る方法といえます。
正確には 体重1kg当て0.1−0.01mg単位の正確な病態・診断に基づいた処方が必要で、血液検査・好酸球検査が投薬・処方の基準・指標となりますからこの治療を受けるには必ず皮膚科専門医選択するが良いと言えます。

    


上の画像は副腎皮質ステロイドホルモンで一般に処方・投薬されている人用の薬剤でこれを動物病院でも使用しています。副作用の防止には努力が必要です。

■2kgのチイワワから 80kgのセントバーナドまで体重差のある犬に錠剤単位での処方は不適当です。

体重1kg当たりの与える量は1日0.05mgです。

1日当たりチイワワで1/50錠ですから、正確に割れますか ???

■80kgのセントバーナドでは1日4錠となります。

■5kgのマルチスでは1/20錠です

これが1日分で1日2回に分服の場合、1回にチイワワで1/100錠。マルチスでは1/40錠です。

副作用の防止の為に、貴方は正確に分割して内服させる事がが出来ますか 無理ですね。
 

この錠剤単位の処方・投薬が副作用発現の原因の1つで有ることが理解できましたか。


次に大事な甲状腺は細胞・組織・臓器の代謝するに必要なホルモンであり、障害として甲状腺の機能低下は新陳代謝不全となり、生存が満足に遂行できなく何らかの疾病・疾患を併発してくる。

特に皮膚に関しては関係が深く 
アトピー アレルギー 毛包虫症 心疾患の診断・治療にはその機能、検査数値は重要な指標として大切であります。

 

 

米倉動物病院 院長:米倉督雄先生より

 転載の許可を頂き掲載しております

  http://www.pet-skin.com/

 

  

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獣医師先生によって、賛否があると思います。

しっかりした裏付けのあるご意見をお待ちしております。

当「ペットの病気大百科」管理人はどちらかの意見を推奨するものではありません。皆さんがご自分の責任の下にご利用下さい。

 



ホルモンの知識

ホルモンの知識

卵巣からのホルモン分泌

 発情ホルモン (エストロゲン)
  卵巣の発育卵子から分泌するホルモンで 雌性器の発育 雌らしい性質を 

  育成する

 黄体ホルモン (プロゲステロン)
  卵巣の卵子を排卵して後に黄体を形成して それから黄体ホルモン分泌し 

  ます。このホルモンは乳腺の発育 妊娠の維持 泌乳の準備をする

睾丸からのホルモン分泌

  男性ホルモン (テストステロン)
   睾丸で分泌するホルモン  雄性器の発育   雄らしい性質を育成する
   精子を形成する

副腎皮質からのホルモン分泌

  副腎皮質ホルモン (コルチゾール)
   副腎皮質細胞から分泌するホルモンで生命維持に欠かせない貴重な

   ホルモン

同じ性質を持った 人工的化学薬品を一般に ステロイドホルモンと呼んでいる

皆さんが、怖い薬品、副作用が強い薬品との概念を持っているのがこの人工的化学薬品で代表的にステロイドホルモンと呼ばれていますが、
この薬は用量、用法を間違えなければ「神の薬」とまで言われています

しかし使い方、用量、用法を間違えればこれほど怖い副作用の薬は有りません。

良く、熟練した、経験の深い獣医師ならば危険、副作用を完全に防げます

血液中の好酸球数を常時監視していれば 危険 副作用を防止して心配はいりません

ステロイドホルモン
は炎症を抑える作用が特別に強いのです。即効性がありますから経験の少ない獣医師は
すぐに使いたがる。
しかし、その効果が 2-3日で無くなると再度使用するときには同じ量では効かなくなり、ついつい使用量を増やさなけれは効果を示さない悪循環で次第に投与量が増えて行きます。
 その結果 体の機能が減退して免疫力の低下、糖尿病、感染症、飲水多量 、多尿、水ぶくれ、肥満、心機能不全。

皮膚病の悪化などが発生しますので、普通に副作用が大変恐がれています

皮膚病の専門医で有ればその点を考慮して処方しますので、安全度が高いのです。         

  
状腺からのホルモン
   甲状腺からは代表的に「サイロキシン」と呼ばれているホルモンを分泌しています。大まかに分類すると T4   T3   fT4   fT3  rT3  TBG  PBI  等多くのホルモン検査が有ります。

全部を検査する事はなく、症例により検査項目が選定されます

生体のエネルギー代謝に深く関係しているホルモンで体温、呼吸、心臓機能、心拍、
皮膚、被毛の成長、色素、光沢、脱毛、生え替わり等皮膚病
に関係が大変深く関係しています。

犬は先天的に甲状腺ホルモンの生産、分泌が少ないので血統書のある特定の犬種では特に甲状腺低下が多いのです。精密に検査をしないと診断が難しく 誤診をし易くなりますから丁寧に検査して、その数値を参考に診断、治療するのが大切です

 

 


          立体的なホルモン相互関係の画像 
      

脳下垂体と各ホルモン分泌腺の関係
  脳下垂体は 直接に成長ホルモンを分泌しますが各ホルモン分泌腺をコントロールしている、睾丸、卵巣、副腎、甲状腺、各ホルモンの生産・分泌の指令する上位重要な機関の役目を持つている。
  脳下垂体からの指令で末梢分泌ホルモンの生産・分泌はコントロールされている。

      
ホルモン相互の干渉作用
  各ホルモンは正常に分泌が行われて 正常に健康が維持出来る仕組みになっている、上図の各ホルモンを車輪に例えれば 均等に生体を維持(加重)して健康体の生命を保っている。しかし 去勢・不妊手術によるホルモン分泌が無くなれば ホルモンのバランスが崩れて、残る他の車輪(ホルモン分泌腺)に負担が掛かる結果、疾病、病気、皮膚病が起き正常な方向に進めなくなるのです。

 

   

 

 

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去勢・不妊手術の方法

去勢・不妊手術の方法  

去勢手術
 

  両睾丸の摘出手術 

   (男性ホルモン分泌不能・精子造成不能) 更年期障害有り

  両睾丸の精管の結紮切断

   (男性ホルモン分泌温存・交尾受精不能) 更年期障害無し


不妊手術

          

  1 子宮・両卵巣全摘出 (女性ホルモン分泌不能・欠如  不妊)

    更年期障害有り

  2 子宮・一側卵巣摘出 (女性ホルモン分泌能有り  不妊)    

    更年期障害無し
        
  3 子宮のみ全摘出 (女性ホルモン分泌能有り  不妊)      

    更年期障害無し

  4 両卵巣のみ全摘出 (女性ホルモン分泌不能・欠如  不妊)  

    更年期障害有り

 

獣医師先生によって、賛否があると思います。

しっかりした裏付けのあるご意見をお待ちしております。

 

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去勢・不妊手術の目的

  

去勢・不妊手術の目的


1 産児制限
         
  雑種を産ませたくない 純血種が少なく雑種が多く かつて狂犬病が在った時代

   お産が面倒だ お産がかわいそうだから

2 優性保護

  股関節形成不全  膝蓋骨内方脱臼 被毛退色 ベーチェット病 骨形成不全等

   その他色々の遺伝学的因子を優性・劣勢に保持している事が判明している場合

3 飼い主の勝手

  発情期になると出血で汚れる 煩くなる 吠えることが多くなる 気性が荒くなる

   スプレイ 放尿回数が多くなり 臭気が強くなる 人に纏わり付く

4 獣医学的視観

   
 乳腺腫瘍  癌の発生を未然に防止する

   
 子宮蓄膿症の発生を防止する

  
 ハ
 前立腺肥大 癌の発生を防止する

   
 肛門周囲腺腫瘍  癌の発生を防止する

  
 ホ
 気性の激しさを緩和させる

  以上 
イ−ホ
の項目は学術的に確実に立証されているものでは在りません

  
何故ならば 人では未然に幼齢青年期に去勢・不妊手術は実施していません


  色々な 利害因子を含んでいるので 意見の温度差が存在しています

 

  獣医師先生によって、賛否があると思います。しっかりした裏付けのあるご意見を

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避妊・去勢のすすめ

 

 

避妊・去勢手術は、ネコちゃんの健康にとっても効果があります。

 ワンちゃんの体を繁殖できない(仔犬をつくれない)体にすることで、メスに対して行われる手術を避妊、オスに対して行われる手術を去勢といいます。これにより成人病の予防にもなり、また寿命を延長させます。飼主側から見れば居住地域における社会的責任の一部を果たすことになります。
 手術の前にワンちゃんをお預かりする際、十分な身体検査を行っていますが、やはり体の中を直接見ることはできません。そこで手術を受ける前にいろいろな検査をして、体の中の状態をできるだけ詳しく知っておくと、

1.手術をより安全に行うことができる
2.手術後の回復状態をある程度予測できる
3.病気の早期発見ができる

 などの利点があります。
 そこで、当院では手術前に次の検査を最小項目としておすすめしています。

  • 室内飼の猫:血液中の細胞の検査→白血球数、赤血球数など(10項目)
  •   〃  :血清の化学検査→肝機能、腎機能の検査(5項目)
  • ノラネコ出身猫や野外飼育猫、室内飼であってもよく外に出ている猫などの場合は、伝染病の検査もおすすめします。 猫エイズ、猫白血病、猫伝染性腹膜炎

避妊手術
犬猫の避妊手術は、単に望まない妊娠を防ぐという効果だけではなく、以下のような効果も期待できます。
1.子宮蓄膿症、卵巣腫瘍、乳腺腫瘍、鼠径ヘルニアなどの疾病の予防効果
 猫の乳腺腫瘍では、約80%以上(犬の場合は50%)が悪性であり、そのほとんどが生後1年齢以内の避妊手術で防ぐことができます。

2.発情時のストレスの解消
 発情時の猫の異常な鳴き声、犬の発情時の出血など、発情のわずらわしさを解消することができます。

3.子猫、子犬の時期の幼い性格の維持

去勢手術
犬猫の避妊手術は、単に望まない妊娠を防ぐという効果だけではなく、以下のような効果も期待できます。

1.前立腺の病気や精巣、肛門周囲の腫瘍、会陰ヘルニアなどの病気の予防

2.発情期のストレスの解消
 尿のマーキングが減るなど、発情のわずらわしさを解消することができます。
(特に雄猫問題となるスプレーは、去勢手術により80〜90%防止できます。)

3.子猫、子犬の時期の幼い性格の維持
 性格が穏やかになりケンカが減るなど、攻撃性の低下が期待できます。

 去勢、避妊手術を受けた犬猫は受けていない犬猫に比べて長生きする傾向にあります。

 以上は、ヒトと犬猫の生活において大切なことです。
お互いにより快適に生活するためにも、金町アニマルクリニックでは犬猫の去勢手術・生後6ヶ月を過ぎた犬猫の避妊手術をおすすめします。
(手術を行う時期などは、個体差があるので担当獣医師に相談して下さい。)

 

メスで生理が始まったら

  子宮周辺が異常に膨らんできます。約2ヶ月は避妊手術が出来ません。

  ご注意下さい。

  もし、避妊手術をしようと思っておられるなら、早めに獣医師にご相談下さ        

  い。

この記事は 「金町アニマルクリニック」の提供です

   http://www.k-a-c.net/chisiki/neko/hinin.html

 

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