犬の病気、猫の病気などを詳しく解説しています。

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Mar 18, 2006
抜け毛に「ピロコーム」

抜け毛に関してピロコームが良いとのご意見を頂き早速調べました

 

ピロコーム

 

 

 

 

貯まった冬毛をゴッソリ取り除き抜け毛を処理
毛の飛び散りがないから絨毯にも汚れナシ

ペットの毛があらゆる所に飛び散ってしまう、毛の生え変わりの時期。クマデの原理を使ったこのブラシがおススメです。ピン先が深く滑り込むので通常のブラシでは取りづらかった毛の生え際の死毛までしっかりキャッチします。普通にブラッシングするだけで驚くほどたくさん取れるので、今までのようにカーペットやスーツなどにペットの抜け毛がベッタリなんてこともなくなります。しかも力を入れずにサッととかせ、ブラッシングが手間をかけずに終わるので、面倒なシャンプーの回数も減ります。


▲数回とかすだけでゴッソリと取れる。


▲内側に向いている先端が抜け毛をしっかりキャッチ。

 

ペットの毛が飛び散らない

 

Jan 08, 2006
季節ごとに気をつけてほしい事

季節ごとに気をつけてほしい事

 

春のニュース!!









●犬フィラリア症について。

予防薬を忘れずに!

フィラリアの別名は、犬糸状虫といいます。蚊が媒介する寄生虫です。蚊にさされ感染すると、心臓(肺動脈)に成虫は寄生して、心臓病、肝臓病、腎臓病など、いろんな病気を引き起こす、とても恐い病気です。

蚊が発生してから約1ケ月後を目安に予防薬を愛犬に与えて下さい。獣医さんの指示を守ってちゃんと飲んでいれば、感染の心配はほとんどありません。

もし感染してしまったらどんな症状がでるのでしょう?

初期にはあまり目立った症状がでませんが、放っておくと●咳をする●お腹に水がたまる●毛づやが悪くなる●呼吸が早くなる●食欲がなくなるなどの症状がでます。

何らかの症状を見つけたら、とにかくすぐに動物病院で見てもらって下さい。










春のニュース!!









●狂犬病について。

狂犬病は発症してしまうと人も犬も100% 死亡する恐い病気です。

昭和32年までは日本の犬にも狂犬病が流行しており、病気の犬に噛まれて亡くなった方も大勢いました。現在の日本では、絶滅しているといわれています。

しかし、アジア、アメリカ、ヨーロッパ、アフリカ地域の多くの国では、犬や家畜、そして野生動物に狂犬病が発生しており、感染動物に咬まれた人のうち、年間3万〜5万人が命を落としています。

そして日本には、そんな世界各地よりいろいろな種類の動物が輸入されているため、いつ狂犬病が再び流行するかも分かりません。
狂犬病の唯一の予防方法が、ワクチン予防接種で発症を未然に防ぐことなのです。毎年一回(4月〜6月)の予防注射は犬を飼われる方の法的な義務です。
法を守る事はもちろん、愛犬のためにも、自分たちのためにも、必ず予防接種をして下さい。










夏のニュース!!









●暑い時は水と食事に要注意!!

暑い時に一番気をつけて欲しいのは「水」です。

犬は水を飲む事によって、水分の補給だけでなく、身体を冷やすなどして体温を調節しています。水入れにいつも新鮮な水が入っているか、空になっていないか、注意深くチェックしていて下さい。

また、炎天下に水を置きっぱなしにすると、暑くなってしまい飲めなくなってしまう場合もありますので、置き場所にも注意をはらって下さい。

食事にも気を配りたい。

食事も置きっぱなしにすると、腐ったり、からからになってしまい、お腹を壊す原因にもなりかねません。暑い夏は犬も夏バテを起こしますので、食べる量などをチェックし、食欲がなさそうな場合などは、食事を与える時間を変えたり、食べやすくて消化の良い、ささみなどを混ぜて与えるなどしてみて下さい。あまりにも食べなくなってしまった場合は、勝手に判断せず、動物病院などで診てもらいましょう。










初夏のニュース!!









●草むらのダニについて

草むらに要注意!

ダニは主に春から夏にかけてが活動時期と言われますが、草むらのダニが愛犬には要注意です。ダニは草むらにいるのです。愛犬の身体に散歩中に付着してしまうのです。そして、頭や耳などの皮膚が薄くて柔らかいところを狙って皮膚にくいこみ、吸血をします。大量にダニに寄生された場合は、犬が貧血を起こしたり、自分でとろうとして掻いてキズができ、そこから細菌が感染したりすることがあるのです。このように他の病気を引き起こす原因になる場合もあります。ダニぐらいなどと甘く見るのはぜひやめましょう。

愛犬がやたら身体を掻いたりするような時は、皮膚の柔らかな部分にダニがくいついていないかどうかチェックして下さい。ダニの予防薬はいろいろあるようですが、動物病院に相談される事をおすすめします。










秋のニュース!!









●毛の生え変わりについて。

最近では、室内で犬と暮らす方たちが増え、私たち人間の近くで、共同生活をはじめています。冬はぽかぽか暖房で、夏はクーラーの中で涼しくというのが、今日この頃の生活環境です。季節が一年中同じようになってしまっているのです。

そのため、犬の毛の生え変わりが不定期になってしまっています。以前は、だいたい2月と10月ぐらいが生え変わり時期とされていました。それでも、多くの犬達にとってみると、今の時期が生え変わりの季節です。そこで、ブラッシングが必要になります。

ブラッシングは小さいうちから習慣付けておくと、やりやすいです。ブラッシングをすると、皮膚のマッサージにより、血行が促進され、健康によいです。さらに、飼い主さんとのコミュニケーションが図れ、愛情いっぱいに育てられます。もちろん、家の中や、犬小屋の回りの抜け毛による汚れが防げ、ダニなどの発生も予防できます。

ぜひやってあげて下さい。










秋のニュース!!









●愛犬の目にも普段から注意をはらおう!

犬の目は、明るさは敏感に感じ取れますが色は良く分からないのです。

犬の目は、構造上暗い所でも物を見ることできます。その代わり色はモノクロにわずかに色がついている程度なのです。

そして、目の水晶体が厚いため、遠くの物にはピントがあわない「近視」です。ぼやけていても動く物にはとても敏感ですが、100メーター先だと、飼い主さんがいても静止していると認識できないと言われています。

でも犬はそんな目で周りの様子や、飼い主さんの様子を一所懸命見ているのです。

普段から目の病気にも気をつけてあげてましょう。

毎日チェックして、目の中にほこりやまつげなどが入っていないか、目をパチパチとしばたいていないかなど見てあげましょう。角膜炎などの予防になりますし、他の目の病気を早く見つける事にもつながります。

 

冬のニュース!!









 









 

 

●寒い季節に気をつけて欲しいこと その1

「犬は寒さに強い」っていうのは間違いじゃないんだろうけど、やっぱり震えるぐらいの寒さはつらいのです。

外飼いの場合、犬小屋を日当たりのいい場所に移動したり、入り口を仕切りで覆うなどして冷たい風や雪などの侵入を防いであげましょう。また、毛布や敷物などを入れてあげて下さい。やはり暖かい寝床は風邪などの予防にもなります。

毛布や犬小屋などは、暖かい日に虫干しもしてあげて下さい。これも気管支などの病気の予防になります。

室内飼いの場合も暖房機具の温度調節に注意が必要です。

散歩に出た時に、室内と極端に温度差があると、風邪の原因になります。また、高齢の犬などは温度差に身体がついていかないので、様々な病気の原因になりますので、注意して下さい。

冬でも新鮮な水はいつでも飲めるように!!

新鮮な水が欲しいのは夏だけではありません、冬でも大切なのです。飲水量の不足は、膀胱炎など泌尿器系の病気の原因にもなるのです。わんちゃんは自分で水がくめないので、飼い主さんが注意してあげて下さい。

















●寒い季節に気をつけて欲しいこと その2

体を動かすことが減って、水をあまり飲まなくなる「寒い季節」は、泌尿器系の病気にかかりやすい季節なのです。おしっこの量(少ないなど)や、色(いつもより茶色いなど)に注意して、ちょっとおかしいな、と思ったら、かかりつけの動物病院で診てもらいましょう。

泌尿器系の病気には、

●腎臓・尿道・膀胱の病気●尿道結石●尿路感染症●前立腺肥大(オスの場合)●膀胱炎、などがあります。

何を気をつけたらいいか?

●普段と比べて、オシッコを少しずつ時間をかけて出すとか、間をおいて何度もする場合に注意! こんな時は、痛みを感じている可能性があります。●オシッコの姿勢をしているのに、いつまでも出ない時も要注意! 結石で尿道が詰まっている可能性も考えられます。●飲んだ水の量に対してオシッコの量が極端に少ない時も注意して下さい。膀胱炎にかかっている場合があります。●オシッコの色が普段の色と比べて、血が混じっているような色の時も注意です。泌尿器系の病気の場合があります。










 

この記事は「FUNNY PET」さまのご好意で掲載いたしました

http://www.fujita-web.com/funnypet/konna.htm

犬の抜け毛について

犬の抜け毛について

 

 

 

犬は犬種によって、春と秋の抜け毛の時期(換毛期)がある種類と、ない種類があります。換毛期のない種類の犬はヨークシャーテリア、マルチーズ、チワワ、プードル、ボクサーなどで、毛が硬い上毛のみで(シングルコートと言います)、春と秋の季節の毛の生え変わりがなく、年間を通して少しずつ抜け変わるのです。

・・・だいたい、温暖な地域で犬種が改良された場合に、寒さから身を守る必要性がないため、シングルコートになった場合が多いようです。

・・・でも年中少しずつ毛は抜け変わっているので、皮膚のマッサージの意味も含めて、ブラッシングなどはまめにして下さい。


犬の春と秋の抜け毛のシーズンを「換毛期」と言います。この「換毛期」があるのは、毛がダブルコートと言って、硬い上毛と柔らかい下毛の2段構造になっている種類の犬。コーギー、柴犬、ポメラニアン、レトリバー、ハスキー、などです。

春の換毛期では冬毛が抜けて夏毛に換わり、秋は逆に夏毛からびっしりと密集した冬毛に換わります。この毛の生え変わりによって体温を調節し、暑さや寒さから身を守っているのです。

ですから、同じ犬種でも生活環境(外飼いか、室内飼いか、または住んでいる地域の気候など)で、換毛期や、抜ける毛の量などが違ってくるのです。また、高齢犬の場合も換毛の時期がずれる場合があります。

換毛は、気候(温度、日照時間、湿度)が自律神経を刺激して内分泌腺が働き、また、皮膚の周期調節能力によって行われます。

犬が季節を肌で感じて、「あっ、これから暑くなってくるぞ」とか「寒くなってきそうだ」と思うと、むくむくっと毛が抜けてくる、って感じです。だから、微妙な季節の変化でどっと毛が抜けてくるのです。

そして、換毛は全身同時に抜け換わるのではなく、多くの犬種は横腹→頭部→四肢→胸→背→大腿部の順で抜け換わります。でも全部抜けてしまう訳ではなく、ある一定の毛はそのまま残るのです。


この毛の生え変わりの時期に、抜けた毛をブラッシングなどせずそのままほっておくと、抜けた毛(死毛)が身体に付着し、新陳代謝が妨げられ、体温調節がしにくくなる原因となるのです。

その事により、高温多湿の時期には熱射病にかかりやすくなったり、皮膚病にかかりやすくなったりするのです。

だから、換毛の時期には特にブラッシング、シャンプー、湯ぶき、ハンドグルーミングなどでスムーズな換毛の手助けをしてあげて下さい。


なーんて怒らないで下さい。上記で説明したように、抜け毛は犬にとって暑さや寒さから身を守るための大切な「生理現象」なのです。お互いが清潔に健康に暮らせるために、しっかりとした毛の手入れと、まめな掃除を心がけて下さい。


換毛期に犬を連れておでかけする時は、抜け毛がちらばるのが気になるし、やっぱりマナー違反だし、でも自然現象で止められないし、なんて悩まれている方は、洋服を着せてみてはいかがでしょうか?

「犬に洋服を着せるなんて…」と思われる方も多いかもしれませんが、毛が飛び散るのを防ぐ事ができるので、周囲の方や、公共の場所での配慮・マナーになると考えられます。もちろん帰ってからは服を脱がせて、ブラッシングなどでしっかり手入れをしてあげて下さい。

 

毛並みと逆の方向にブラシをかけ、次に毛の流れにそってブラッシング。仕上げに濡れたタオルで体を拭き取り、その後乾いたタオルで拭けば完璧。


まず毛に分け目をつけ、毛の流れにそってブラッシング。毛玉ができやすいので、仕上げにはコームを使って、毎日念入りにして下さい。


背中や腰など、ブラシをかけやすい部分からはじめて、尾の周辺、耳の後ろ、四肢の内側、お腹、足先なども丁寧にブラッシングします。首や胸は、頭が邪魔になって、ブラッシングしにくくなるのであごを手で支えて、上を向かせて行います。体の内側をブラッシングする場合は仰向けにさせるとしやすくなります。下腹部をとかすときは、前肢を持つとよいでしょう。


お湯で濡らしたタオルを多少きつめに絞って、犬の身体をなで上げます。毛の流れに逆らってゆっくり湯ぶきすると、良く抜け毛が取れます。これは体表のフケや汚れも取れるので効果的です。

タオルの代わりに直接手を軽くぬらして使います。指を広げて毛の流れに逆らって被毛をなで上げるのです。こうすれば手のひらに抜け毛がたくさんついてきます。手についた毛はそのつど水で洗い落とします。この方法だと皮膚のマッサージにもなります。その他の方法として、多少細目のくしやスリッカーブラシなどを使うのも良いでしょう。

 

また、犬の抜け毛には「自然な抜け毛」と「不自然な抜け毛」の2種類あります。「自然な抜け毛」は換毛期になって抜けたもの、そしてもう一方の「不自然な抜け毛」は病気によるものです。ごっそり毛が抜け、その後がはげになってしまっていたり、抜けたあとの皮膚が炎症を起こしていたりする場合は、何らかの病気の可能性があります。「いつもの抜け毛となにか違うな」と思ったら、すぐに動物病院などで診てもらって下さい。

この記事は「FUNNY PET」さまのご好意で掲載いたしました

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犬の暑さ対策

人間は普通、暑いとき汗をかく事によって体温調整をしています。この汗が出る「汗腺」が犬にはあまりないのです。犬の汗腺がある場所は鼻と足の裏だけなのです。そのため、体温調整がしにくい犬は、熱くなってしまった自分の身体を冷やしにくいため、暑さに弱いのです。


もちろん、暑い時は足の裏に汗をかいています。でも足の裏の汗だけでは、とても体温を下げる事は出来ません。そこで、口をあけて舌を出してハアハアしながらよだれを垂らして、気化熱を利用して体温を下げようとするのです。ただこれも効果がない場合は、水を飲む事で、体内から身体を冷やそうとしたり、冷たい場所に横になって、身体を冷やすなどして、体温を調整しているのです。


犬の毛には太くて長いオーバーコートと綿毛のような短くて細いアンダーコートがあります。春から夏にかけてはアンダーコートを脱ぎ落とし、暑さに対応しようとします。そしてこのアンダーコートは涼しい日が続けば伸びて、暑い日が続けば抜け落ちる事を繰り返して、外気に対応しているのです。

それだけでなく、犬の毛は暑さや太陽の熱から皮膚を守ったり、熱を遮断したりする意味合いもあるので、「毛が生えているから暑い」というものではないのです。

最近サマーカットにして、夏だけ毛を短くカットしている犬もいますが、多少のカットは良いですが、あまりにもカットしすぎてしまうと、毛による身体の保護や調整ができないため、風邪をひいてしまったり、肌に直接日光が当たってしまう事で、身体が熱を持ってしまい熱射病を起こしてしまう場合などもあるので、注意して下さい。


アスファルトの路面は、熱を吸収しやすくまた反射しやすくなっています。日中の表面温度は50度近くになっているのです。こんなところを歩いたら、犬は足の裏(肉球)をやけどしてしまいます。朝夕の時間帯だったとしても、犬は私たち人間よりかなり地面に近い場所にいるため、路面の輻射熱でけっこう暑い思いをしているのです。

できるだけアスファルトの熱の少ない早朝か、日がかなり傾いてからの涼しい時間にする事をおすすめします。

・どうしても日中に散歩しなければならない時は、時間を短くしたり、公園のような草地に行ったり、できるだけ日陰を歩くようにして下さい。

・肥満や高齢の犬の散歩は、特に途中で休憩をとったり、水を飲ませる事もして下さい。

・また、エアコンの中にずっといた犬の散歩は、身体が急激な温度変化についていかない場合(熱中症を起こす場合があります)があるので、出かける前にしばらくエアコンを切っておいて、身体をならしておいてから外に出るなど、急激な温度変化にさらさないようにする事も大切です。


ちょっとだからと、車内に犬を置いて離れる事は、とても危険です。夏の車の中の温度は、閉め切ったとたんあっという間に50度近くまで上昇します。窓を開けていても、日陰でも安心ではありません。こんなところに犬を放置しておくと、体温が上昇し、体内に熱がこもってしまい熱中症を起こします。


暑い中を歩いていたり、家で留守番をさせていた時、犬が突然へたりこんだまま動かなくなったり、異常に速く荒い呼吸をしだしたら「熱中症」の可能性があります。

そんな時はすぐに応急処置をして下さい。迅速な対応が犬の命を守る事になるので、良く覚えておいて下さい。

・涼しい場所に急いで犬を移動させ、足を少し高めにして横に寝かせます。

・水をゆっくりとかけながらマッサージをします。首もと、脇、股を主体に冷やして下さい。

・脱水症状を起こしてしまってる事がほとんどなので、少しずつ口元に垂らすか流すようにして、水を飲ませて下さい(冷たすぎない水を使う)。一気に大量に飲ませないように。

・以上の応急処置が終わったら、急いで動物病院に連れて行って、診てもらって下さい。

 

必ず風通しの良い日陰になる場所に、犬がいられるようにしてあげてください。

・コンクリートの上はかなり高温になるので、犬の居場所がコンクリートの上にならないように、工夫する。

・犬小屋によしずなどで日陰を作る、水をまいて地面を冷やす。

・水はできるかぎり新鮮なものを常に用意。水に日が当たると熱くなってしまい、飲めなくなってしまいます。

・土など身体を冷やせる場所が、動ける範囲にあるとなおいいです。

まずは部屋が暑くならないようにする事が大切です。南や西の窓がある部屋の場合、カーテンやよしず・すだれなどで室内の気温が上がるのを防ぐといいと思います(閉め切った部屋で留守番をさせる場合は特に)。

・自由に家の中を動ける犬は、自分で少しでも快適な場所を探しますが、サークルなどに入れている場合、犬は自分で移動できないので、サークルを涼しい場所に移動するか、それが出来ない場合はサークル内に、水を入れて凍らせたペットボトルなどを置いておくと効果があります。

・エアコンをいれている場合は、冷やし過ぎに注意して下さい。犬の大きさや種類にもよりますが、ドライの28度以下で、少し人間が暑いと感じるぐらいでいいようです。あまり冷やしすぎると風邪を引く場合があるので、注意して下さい。

犬は暑くてつらくても、飼い主さんが声をかければ嬉しそうにしっぽを振るし、自分が苦しくても「大丈夫?」と心配そうに声をかけられれば、飼い主さんを元気づけようと手や顔をなめたり、しっぽをしっかり振ったりします。

犬は暑さで自分の身体が大変な事になっている事には気づかず、一生懸命飼い主さんの様子を見ています。そしてどんなに辛くてもギリギリまで我慢して、我慢しきれなくなって初めて、倒れたまま動けなくなってしまうのです。ですから、普段から暑さに対する予防をして、犬の身体が自分で冷やせないほど熱くならないように注意して下さい。

この記事は「FUNNY PET」 さまのご好意により掲載いたしました。

http://www.fujita-web.com/funnypet/konna.htm

 

「ペットの病気大百科」もぜひご覧下さい。

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高齢犬の世話

通常の排泄の場所がわからない。

飼い主の静止がきかない(怒ってもわからない)。

便などで身体が汚れると、きれいにしてもらうまで鳴き続ける。

狭い所にはまっても、後退せずに前進しようとする等、あるいはその場で鳴き続ける等。

こんな状態が見られるようになったらぜひ高齢犬としての食事の仕方や睡眠を取らせてあげましょう。

※詳しい情報は情報BOXページをご覧下さい。



足腰が弱っているので、腰を両手でかかえ少し上にもちあげて支えます。

前足に負担をかけないために、食事台を作る。

※食事台の高さは首が普通にたれた位置で。

※天板の回りを食事の器が落ちないように少し高く囲ってあげましょう。

※3〜5回程度に少しずつ分けて与えてください。胃腸の負担が減って快調に便をします。


夜の徘徊の危険性(頭や身体を家具等にぶつける)を避けるために、安全な囲いを作ってあげましょう。

囲い板に綿を乗せる。綿の上にカバーを乗せミニタッカでカバーを囲い板に固定する。

囲い板は昼間などは取り外せるように固定しない。使用する時に囲い板を立てるために金具を付ける。


囲い板の範囲以内で、徘徊したりぐるぐる回ったりしますが、クッションで囲ってある状態ですからかなり安全です。

 

この記事は「FUNNY PET」さまのご協力で掲載いたしました

http://www.fujita-web.com/funnypet/konna.htm

 

 

 

Jan 06, 2006
飼 育 基 礎 知 識

 飼 育 基 礎 知 識 

ペットも飼い主もしあわせになるために次のことを守りましょう


犬を飼い始めたら
○犬を飼うには登録と狂犬病予防注射が義務づけられています。
登録・・・生後91日以上の犬は生涯に1回行います。
狂犬病予防注射・・・生後91日以上の犬は毎年行います。
※犬の登録は平成7年度より生涯に1回の登録となりました。
○飼い犬が死亡したり、飼い主が変わったり、住所が変わった場合は届け出が必要です。
※これらの届け出を行わないと、法律により罰せられます。



飼い犬・飼い猫の不妊・去勢手術について
手術の時期・・・生後7ヶ月から1年未満が最適です。
※但し、体の成長の早い、遅いには、それぞれ個体差があります。基本的には、体がだいたい出来上がる生後7ヵ月以降から9ヵ月頃の手術が理想ですが、性的な発育の早い子などは7ヵ月目では遅い場合もありますので、状況や個体に応じて、動物病院で手術の時期を相談して下さい。
(生後半年までの早い時期での不妊手術も可能であり、体が成長するまでの早い時期の手術を勧めている動物病院や団体もありますが、長期的にその子自身の体の事を考えると、安易に早い時期に手術を行なうのはあまり好ましくないと思います。又、妊娠中や、発情中でも手術は受けられますが、体への負担が大きいので手術にはリスクも伴います。いずれにしろ動物病院でよく相談するようにして下さい。)



フィラリアの予防をしよう
フィラリア症とは・・・フィラリアが蚊を媒体として犬の心臓や肺動脈に寄生しておこる病気。
感染経路・・・蚊がフィラリア感染犬の血を吸い、ミクロフィラリアが蚊の体内で幼虫となり、その蚊が再び犬を刺して犬の体内に入り、成虫となって血管を通して心臓に寄生する。
予防するには・・・内服薬を月1回(毎年5月から12月頃まで)飲ますことで防げます。
※地域によって差があります。

フィラリアはかつて犬にとっての脅威でした。予防薬が出来るまではフィラリアによって命を落とす犬は大変多いものでした。しかし今は1ヵ月に1回の予防薬の内服でフィラリア症を防ぐことが出来ます。
犬の飼い主さんは絶対に忘れずに愛犬のためフィラリア対策を行なって欲しいと思います。
1ヵ月分予防薬を飲ますのを忘れたため、フィラリアに感染してしまった、という例もあります。
1度感染してしまうと、命の危険に晒されるのは勿論の事、駆虫には体にかなりの負担がかかります。
フィラリアを殺してしまうことで死骸が心臓や肺の血管につまり危険な状態になることもあるため、状態を見て獣医さんが判断しますが、虫を落として(殺して)しまうことが出来ない場合は、予防を行ないながら自然に虫が死んで体の中で吸収されていくのを待たなければなりません。完治するまで時間もかかり、その間、犬も体力的に苦しみますし、完治するまでに命を落としてしまう場合もあります。
きちんと予防しなかったがために、落とさなくても良い命を落とすことになってしまわないよう、また感染によって苦痛を負わせないよう、飼い主さんは獣医さんの指導の元、フィラリア予防を行なうようにして下さい。
フィラリア薬は体重によって値段が変わりますが、大きい犬になるほど値段は上がります。
動物病院によって使用している薬も違い、値段も差があるでしょうが、ゴールデンレトリバークラスで1ヵ月2000円から3000円位です。
高いから、と言って予防をさせない人もいますが、必要最低限これだけは行なって欲しいフィラリア予防の、この費用さえ出せない人は最初から犬を飼うべきではありません。
また室内飼いだから、という人も居ますが、散歩の時は外にも出ますし、家の中にも蚊は入ってきます。絶対に蚊に刺されない生活を送る事は不可能です。蚊取線香だけでフィラリアの予防は出来ませんし、蚊取線香や電子蚊取器は動物にとっては害です。散歩の時も四六時中犬に蚊取り線香をぶらさげさせる訳にも行きませんので、室内飼いであろうとなかろうとフィラリア予防は必要であることを理解して頂きたいと思います。
しかしそのフィラリア薬も種類によっては副作用の強い危険な薬もあります。
予防のためフィラリア予防薬を愛犬に内服させるのは当然ながら、飼い主として安全な薬を選ぶ必要もあります。
現在一般的に広く流通し使用されている薬が比較的安全なようですが、飼い主さんも獣医さんに薬の説明を求め、相談の上安全性の高い薬を選んでもらうようにして下さい。当会の「飼い主のための獣医療」のコンテンツでも今後取り上げていく予定ですので御参考になさって頂きたいと思います。



ノミ対策をしよう
ノミは一度大発生をすると駆除するのが大変です。したがって、ノミ対策は春ごろから始めるのがいいでしょう。
ノミによる被害・・・ノミが血を吸うときに唾液を動物の体内に注入するためその反応としてかゆみが生じます。また、アレルギーとなり、皮膚炎を起こすこともあります。※人間にもうつることがあります。
身体をなめることで、ノミを食べてしまい、瓜実条虫の感染にもなります。※便に白い米粒の様なものが見られます。

ノミ駆除薬のいろいろ錠剤、液体、スプレーなどいろんな種類があります。また首輪タイプのものやシャンプーもあります。
どれを使えばいいかは、ノミの発生状況や飼育環境によって違ってくるので、動物病院で選んでもらうといいでしょう。
しかし駆除の薬やシャンプーは犬や猫の体にもあまり良い事はありません。中には重篤な副作用が起こる例もあります。また長期にわたって使用することに不安も感じます。
ノミ・ダニなどが嫌がる匂いで寄って来させなくするハーブなどがありますが、薬と違い完璧ではない場合もあるかもしれません。しかし、害もないので安心して使うことが出来ます。また、普段から無添加のオーガニックフードを食べていれば、害虫が寄ってきにくいと言いますので、状況に応じて体に負担の無い上手な使い分けをしたいものです。
(当会の「飼い主のための獣医療」のコンテンツでも取り上げていく予定ですので御参考になさって頂きたいと思います。)



高齢期をむかえて
小さかった子犬や子猫もやがて大きくなり、飼い主より老化が進みます。医療の発達や、食事の改善などでペットも高齢化が進んでいます。それにともなうのが、病気や世話の問題です。だからと いって、捨てたり、安易に安楽死をしたりするのは決して許されることではありません。ペットを飼うときは、その時のことも考慮した上で飼いましょう。一度飼った以上は最期まで看取るのが飼い主の責任です。


犬猫カレンダー
犬猫の年齢を人間に換算してみると...

 【犬猫】・・【人間】・・【行動や特徴】
生後1ヶ月・・・1歳・・・よちよち歩き、そろそろ離乳
2ヶ月・・・3〜4歳・・・しつけもこの頃から始める
3ヶ月・・・5〜6歳・・・社会化に最も大切な時期
4ヶ月・・・7〜8歳・・・この時期までの経験が一生を決める
6ヶ月・・・9〜10歳・・・乳歯から永久歯に生え変わる頃
7ヶ月・・・11歳・・・1回目の発情期を迎える
8ヶ月・・・12歳・・・すこぶる成長がみられる頃
9ヶ月・・・13歳
1年・・・16歳・・・成犬、成猫と呼ばれる頃
2年・・・23歳
3年・・・28歳・・・落ち着きがでてくる
4年・・・32歳
5年・・・36歳
6年・・・40歳
7年・・・44歳・・・高齢期と呼ばれる頃
8年・・・48歳・・・身体の衰えが始まる
9年・・・52歳
10年・・・56歳
11年・・・60歳
12年・・・64歳
13年・・・68歳・・・白内障などが出てくる頃
14年・・・72歳
15年・・・76歳
16年・・・80歳
17年・・・84歳
18年・・・88歳
19年・・・92歳
20年・・・96歳
※犬と猫、またはその種類によって若干違いはあります。

この記事は「プラーナ」さまのご好意により転載いたしました

 

 

「ペットの病気大百科」もぜひご覧下さい。

飼育のウソ、ホント

飼育のウソ、ホント(正しい飼い方Q&A)
Q1、犬はたびたび洗うもの?

人ほど体温調節機能がありませんので、相当の体力の消耗にもなり、たびたび洗うのは体にもあまり良くないようです。また皮膚を培菌から守る天然の保護膜である体の油分も取れてしまい、湿疹が出やすくなってしまうこともあります。また市販のペット用シャンプーの中には、殺虫成分や合成洗剤のようなものが含まれていることが多く、皮膚や体にも良くありません。しょっちゅうシャンプーをしてアトピーになってしまう事もあります。シャンプーもフードと同じように天然で無添加のものを選びましょう。
お手入れは、出来るだけこまめにブラッシングする事です。長毛種の場合は時々ブラシにホホバ油をつけて、油分を補ってあげても良いでしょう。うっかりすると毛玉が出来てしまうので、早い内にほぐすか、カットしてあげましょう。


Q2、犬や猫は寒さに強いって本当?

いいえ、人ほど体温調節機能がありませんので一般的に寒さ、暑さには弱いです。夏は日陰で掘った土で体を冷やす必要があります。(だから、夏の暑い日、犬はよく穴を掘るのですね。)冬(特に夜)は場所や犬種にもよりますが、15キロ未満の動物には湯タンポやペットヒーターを与えてあげた方がいいでしょう。外で飼われている犬も出来るだけ夜は家の中に入れてあげて下さい。


Q3、室内飼いしたいのですが、夜は外に繋ぐ方がいいのでしょうか?

いいえ、逆です。トイレが心配なら、寝る前にトイレの習慣をつけます。室内にトイレやペットシーツの場所を設けるという方法もあります。普段屋外で飼われている犬でも、夜は出来るだけ玄関先など、室内に入れてあげて下さい。特に冬場は子供の犬は必ず家の中に入れましょう。逆に暖かで穏やかな日中はビタミンD不足にならないように日光浴させてあげたいものです。
また犬は集団の一員として生活を営む動物です。ですから番犬として飼われるより、家族の一員として家族と同じスペースで飼育する方が望ましいです。
よくある1匹でポツンと庭で繋がれて飼われている状態は、犬にとって家族という群れから排除された状態に感じられ、そういう飼い方は精神的な虐待になると言われます。
動物を隷属するものとして捉えるのではなく、動物と人間が家族として、また、対等なパートナーとして共に生きていける世を目指し、番犬のような飼い方を少しずつ日本から減らしていきたいものです。
それがどうしても無理で外で飼う場合でも冬や夜は家の中に入れるようにして下さい。
家が汚れるからとか、狭いからと言われる方もいますが、人間の子供だって汚します。犬は置物ではありません。感情ある生き物です。家族として共に生きていく気持ちも持てず、こういった世話も出来ないのであれば最初から飼わないで下さい。

Q4、不妊手術は生後2ヵ月が最適って本当?
いいえ、基本的には生後2〜3ヵ月でも手術は出来ますが、動物の体の事を考えると生後7〜9ヵ月位が最適です。
猫の場合、外国では生後2ヵ月〜5ヵ月で不妊手術を行なう事もあり、近年、日本でも早い時期の手術を勧める愛護団体や獣医も出て来ています。確かに、生後2ヵ月でも手術を行なう事は可能でしょうが、人間で言うとまだまだ5才〜8才の小学生位。体の負担や将来への影響を考えると、いくら大丈夫と言われていても、不妊ばかりを優先に考えての早い時期の手術には全くの不安がないとも思えません。ですから、私達は、安易な早い時期の不妊手術には反対です。只、日本の猫でも早熟な子は居ます。5ヵ月位で生殖能力が出来上がる子もいますので、その個体に合わせた手術の最適時期を獣医さんと相談してみると良いでしょう。

Q5、不妊手術は1回経験した後の方がいいって本当?
いいえ、体が大人になって、精神が大人になりきっていない生後7〜9ヵ月の間が最適な時期です。手術の時期が遅れて1度でも性的な気持ちを経験してしまうと、その後手術をしても、性的欲望が残ってしまう場合があります。そうなるとそれが相当のストレスになってしまう事もあるので、適切な手術時期を獣医さんとも相談して下さい。

Q6、子犬や子猫が産まれたらいつ頃親元から離せばいい?
本来であれば、生後4ヵ月位までは、親は子育てをするものです。その間に子供は母親のお乳から免疫をもらいます。危険な事やルールなど教わらなければならない事もたくさんあります。そうして一人だちしていくものですが、子犬や子猫を里親に出そうとすれば4ヵ月では大きくなりすぎてもらいてが付きにくいという事があります。育てやすさの面でも、生後4ヵ月すぎの方が体力も付いているし理解力も出てくるので楽なのですが、なかなかそうもいかない場合が多いです。状況が許すならば、せめて3ヵ月までは親元に置いて下さい。それが出来ないのなら始めから産ませるべきではありません。仕方ない状況は別にして、生後1ヵ月以内で親から離すのは、限りなく虐待に近いという事も理解して下さい。

Q7、人間の食べ物よりペットフードの方が栄養が偏らないって本当?
不自然な加工食品であるペットフードは、体に有害な添加物なども含まれている場合が多く、これらが腫瘍や膀胱炎、腎臓病の原因になっています。確かに、栄養バランスは整っているかもしれませんが、それは、科学的に合成された栄養であり体に吸収されにくいばかりか、長期にわたっての摂取は副作用がでる場合だってあります。あげるなら無添加で天然の材料を用いて作られているオーガニックフードを選んで下さい。
(★詳しくは「ペットフードの害とオーガニックフードの情報」の項目を御覧下さい。)

Q8、ペットフード以外の場合、何を食べさせたらいいの?
人間とは中毒を起こすものが違うので注意が必要ですが、スーパーマーケットで売っていて、人間が食べているものであれば大抵まかなえます。人よりライフサイクルが短いので、成長促進剤を使った輸入肉や防腐剤入りの加工品は与えないで下さい。まれに米アレルギーの動物もいますが、大抵は白米飯を主食にするのがベストです。
(★詳しくは「ペットフードの害とオーガニックフードの情報」の項目を御覧下さい。)

Q9、猫にもワクチンがあるって本当?
何十年も前からあります。病気を予防する上でワクチンは有効な手段でしょう。
しかし、ワクチンの中には重篤な副作用の起こりやすいワクチンもありますので、飼い主さんも獣医さんと充分お話し合いをされて、自分の猫に安全かつ最適なワクチンを選び、上手にワクチンを利用していきたいものです。またワクチンでは防ぎきれない病気もあります。猫エイズや伝染性腹膜炎などです。もとは輸入動物から持ち込まれたと言われていますが、現在全国的に蔓延してきており、都市部ではキャリアの猫も多く見受けられ、猫にとっての新たな脅威となっています。また猫白血病も、猫エイズや伝染性腹膜炎と並び増えてきた病気です。稀にこの白血病予防ワクチンによって発病したという例もあり、接種にあたっては注意が必要です。
(★詳しくは「飼い主のための獣医療」のワクチンの項目を御覧下さい。)

Q10、蚊にかまれなければ、犬にとって致命的なフィラリア症にはなりませんか?
どうやって蚊にかまれなくするのでしょう?網戸や蚊取り線香が必ずしも完璧だとは言えません。今はフィラリア予防の薬もちゃんとあり、シーズン中、月1度飲ませるだけで、確実に過去1ヵ月に体内に侵入したフィラリアを駆除することが出来るので、必ず、投与してあげて下さい。これ以上、体内のフィラリアを増やさないため、直ちに対処することが大事です。

Q11、蚊取り線香は犬の体に有害ですか?
有害です。体内の酵素が人間とは違うので注意が必要です。犬も蚊に刺されれば当然かゆいです。ストレスや皮膚炎の原因になることもありますから、近くに置いて蚊が寄ってこないようにするのは有意義ですが湿っけた日は消えてしまいますし、散歩の時蚊取り線香をくっつけたまま歩かせるなどということができるでしょうか?あまり役に立たない上に不確実で有害で費用や手間も案外かかる蚊取り線香に頼りすぎるのは感心できません。蚊よけなら、動物に無害で蚊の嫌う物質(ハーブなど)を使う方がいいでしょう。

Q12、初めて飼うのですが、何か月位の子犬が飼いやすいですか?
御家族に飼育経験があれば子犬でも構いませんが、飼育経験の無い方は、体得すべき動物への接し方自体が分かっていないので、最初の一匹目はしつけや訓練をした成犬を動物愛護団体等の指導の元に飼われることをお勧めします。

(以上「シロの家」ネットワーク制作資料を一部参照)

この記事は「プラーナ」さまのご好意により転載させて頂いております

 

  

「ペットの病気大百科」もぜひご覧下さい。

 

Dec 31, 2005
【イヌの本能(生活)】

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動物のことを理解する上で最初に考えなければいけないのは本能です。
現在、人間は本能に基づいて行動することが少なくなってしまいましたが、動物は本能によって行動や生活形態が決まります。
ですから、本能を理解することがその動物を理解する上で非常に重要なのです。

●動物の本能の根底にあるのは「自己保存」と「種族保存」です。
●自己保存とは自分がいかにして生きるかを司っているもので、生活形態や食事、自己防衛などがあり、種族保存はいかにして子孫を残すかということですがやはりそれに基づく生活形態が重要になります。

この二つの本能において生活形態、いわゆる社会生活をいかにしておくるかということが動物にとっては重要なことで、また人間が動物と暮らすうえでも重要なポイントとなります。なぜなら、人間と動物が一緒に暮らすということは一緒に社会生活をおくることだからです。

●ここでは、イヌの祖先であるオオカミの本能をベースに、イヌの社会生活を理解するうえで重要と思われる群生本能・権勢本能・服従本能について簡単に説明したいと思います。(家畜化・改良によってオオカミからだいぶ変化している部分があります)
☆群生本能とは名前の通り群れで暮らす本能なので、人間と一緒に暮らした場合にも人間のことを群れの仲間という認識を持つのです。決して自分のことを人間だと思っているわけではありません。
☆オオカミも群れ(家族)で生活しており、オオカミの群れには全ての者に順位がありその中の1番の者をアルファ(リーダー)と呼んでいます。今までイヌも同様と考えられていましたが、最近の研究では、イヌは一対一の上下関係で成り立っているといわれています。

☆オオカミの上下関係は絶対的なもので、群れの統制を図るために支配と服従の関係で成り立っています。基本的にはイヌも同様ですが、イヌでは状況によって上下関係に変化が見られるといわれています。

☆上下関係はそれぞれの能力を自分達で比較することによって決定されるので、人間のように下になったからといって不平不満を持ったり、ストレスを感じたりすることはありません。

☆下位者は上位者に奉仕(服従)することによって、生活の安定や保護(褒美)を受け、上位者は下位者を支配することによって群れの生活を守り(安定させ)、餌の確保や外敵からの保護をします。
この行動(考え)は服従本能と権勢本能に基づいています。

☆しかし、群れ社会での順位は不変ではなく、イヌは他者との能力を常に比較しながら生活しており、下位者の能力が向上したり、上位者の能力が低下したりした場合には順位が入れ替わります。
これは、イヌの持つ優勢階級性という本能に基づくもので生後約15週齢になると目覚めます。この週齢までの仔イヌは、支配と服従の関係になってはいません。

非常に簡単な説明ですが、イヌと生活する上で最低限これらのことを理解して生活することが重要だと思います。
特に認識しておいて欲しいことは次の点になります。イヌには平等という価値観はなく、支配or服従によって生活している。
イヌは日常生活の人間との様々な関わりで能力の比較をし、常に勝ちor負けかを考えているので、人間が勝利者になることが重要である。
上記をもとに、イヌは自分のとるべき行動を決定している。

●結論としては、人間が上位者になることが最も重要なことである。

上記のことをふまえてイヌとの生活を考えることで、イヌとの幸せな生活が送れるのではないかと思います。


 

以上の記事の内容は    Pet・Clubさまより許可を頂き転載しております。
http://imahome.fc2web.com/dog-koinuerabi.htm
                                                            

「ぺっぱら編集室」で記事の内容を補足した部分も含まれております。ご了承下さい。

【イエイヌの起源】

 

1136008564517178.jpg【イエイヌの起源】
Pet・Club
http://imahome.fc2web.com/dog-koinuerabi.htm

約1万5000年前に、東アジアでオオカミを家畜化

イヌの起源が二つの国際研究グループによる遺伝子解析で明らかになり、2002年11月22日発行の米科学誌「サイエンス」に発表された。
約1万5000年前に東アジアでオオカミを家畜化したことから始まり、世界に広がったという。
大規模な遺伝子解析でイヌの起源を解明したのは初めてである。
オオカミの家畜化がイヌの起源であることは知られていたが、今まで発祥地や時期には諸説があった。

スウェーデン王立工科大のサボライネン博士(Peter Savolainen)らによると、アジアや欧州、アフリカなどの654種(匹)について、母系に引き継がれる(母系遺伝する)「ミトコンドリアDNA(mtDNA)」と呼ばれるDNAの塩基配列を調べた。
イヌは同じタイプの遺伝子を共有しており、共通した起源を持つことが分かった。(祖先にあたる雌オオカミの系統を個別的に突き止めることができた)
東アジアのイヌが最も遺伝子の多様性に富んでいることから、東アジアが発祥地と判断された。(中国、タイ、カンボジア、チベット、韓国、日本などはヨーロッパ、西アジア、アフリカ、北米、北極圏のイヌと比べて独自の遺伝型(ハプロタイプ)が数多い)
オオカミ(ユーラシア大陸の38種)の遺伝子との比較などから、時期は約1万5000年前と推定された。
数種類(最低4系統)の異なるオオカミから分かれたとみられ、同グループは「偶然飼われ始めたのではなく、同じ時期に東アジアのいくつかの地域で家畜化が進んだ」と分析している。

アメリカ・カリフォルニア大学のレナード博士(Jennifer Leonard)らによると、南北米大陸のイヌと、アジア、欧州のイヌの塩基配列を比較した。
欧州の開拓者が米大陸に到着する以前からいた中南米やアラスカのイヌも対象に含まれていたが、いずれも塩基配列は類似していた。
同グループは、東アジアで出現したイヌがアジア全域や欧州に広がった後、1万4000〜1万2000年前に南北米大陸に渡ったとみている。(少なくとも5系統のイエイヌ)

また、ヨーロッパ人が定住する以前のメキシコ、ボリビア、ペルー、アラスカの遺跡から発掘されたイエイヌの化石についてもmtDNA解析を行った。
その結果、アメリカ大陸土着のイヌは、アメリカのハイイロオオカミよりもユーラシア地方のイヌやオオカミと近縁であることが判明した。
このようにイヌが登場した時期は正確にはわかっていない。Savolainenの研究グループの試算によれば、今から40,000年前までさかのぼる可能性もあるが、イヌに関する考古学的証拠には決定的なものがない。

「イヌの化石は、そのほとんどが今から7,000年前までのものであるため、今から15,000年前でも早すぎるのです。」こう語るのは、ロンドン動物学協会(英国)で家畜哺乳類の歴史を専門に研究するJuliet Clutton-Brockだ。

〈この情報はネイチャーより抜粋〉

【イヌとネコの違いについて!】

イヌとネコは2大ペットとして長い年月人間と共に暮らしてきましたが、性質や行動は非常に異なります。

■イヌ科動物とネコ科動物は元をたどるとミアキスと呼ばれる肉食系の森林生活をする小型の動物だったと言われています。ミアキスは体長30cmくらいの小動物で胴長短足で樹木上での生活でした。今から約5千万年〜6千万年前に生息していたようです。まだその頃には恐竜もいたと思われています。
動物は子孫を残し絶滅しないためにも生活環境にあわせて変化してきたもので決して進化ではありません。
■ミアキスから森林生活を選んだものと、草原に生活を選んだものに分かれたと考えられます。

【ネコ】
■森林生活者が小型のリビアヤマネコを祖先とし、もともとは単独生活者ですから、主人の命令に従うという行動はとりません。トラやライオンもネコ科です。
食器の前や冷蔵庫の前に座って待っていれば、好物が与えられるので、人間とは「母子関係」に似たきずなができます。
【イヌ】
■草原生活者がイヌ科動物になったと言われています。(例外はあります)
犬の祖先のオオカミは、リーダーに従って集団生活を営み、階級制もきちんと守られて行動しています。
現代の犬にも、この行動特性は遺伝子の中に組み込まれているので、家族を仲間として認識し、きちんとしつけをすればリーダーの命令に従い、愛情深く主人に忠実なになります。
■猫の一匹の留守番は平気ですが、犬はいつも仲間(家族)と一緒に行動することを楽しみにしていますから、買い物のお供や、散歩や運動が大好きです。

■動物が生きていく上で最も重要なことは食べることと、身を守ることです。これに基づいて様々な形態に変化していきます。その結果、次のような違いが生まれてきたのです。
■森林で生活する場合、獲物を追跡して捕らえるよりも忍び寄ったり待ち伏せたりして捕らえる方が効果的で、待ち伏せて獲物を発見するには獲物の足音などで確認するのが都合がよく、そのため聴覚が発達してきました。それに対して草原で生活する場合は隠れるところがほとんどないので追跡して獲物を捕らえる方が効果的で、見えない獲物でも発見することができる嗅覚が発達してきました。

また、それぞれの狩猟法に応じた身体的特徴として、ネコ科動物の多くは隠れる方法として小型化or擬態(黄色と黒の配色は光に反射する)し、一瞬で獲物を捕らえるためにしなやかな身体と俊敏さを身に付けました。それに対してイヌ科動物の多くは長距離でも追跡できる持久力とスピード、それに合わせて適度に大型化した身体になりました。

そして、それぞれの生活形態としてネコ科動物は単独生活(待ち伏せる場合は多数より単独の方が都合が良い)を選び、イヌ科動物は群れ生活(組織プレーで獲物を捕らえる方が確立が高い)を選んだ。

■単独生活をする動物は自分のことは自分でという考え方なので、人間と生活を共にしていても一緒にという考え方を持たないので、「自分勝手」とか「クール」といわれるのである。そして、自分で考えて行動するという生活なので人間から何かを学ぶということが少ないのである。(ネコには訓練が入らないと言われる理由)時々、イヌっぽいネコというのがいるが、それはネコと人間との関係が親子関係になった場合に起こると言われています。

■群れ生活をする動物は、元々みんなで一緒にという考え方なので、人間と暮らした場合でも仲間という意識をもつので良く馴れるといわれるのである。また、元々誰かの指示のもとに組織活動するので、人間の指示にも従うのである。ただし人間が組織の上位者である場合に限ります。

 

この記事は

Pet・Clubさまのご理解、ご協力で掲載いたしました。

次回は【イエイヌの起源】です
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