犬を手放す。
絶対にあってはならない事。
そう思っていた。いる。
どんな事情があってもいけないと・・・
でも、世の中どうにもならないことがあると知った。
犬友達が、家の事情で手放さなくてはならなくなった。
男の子のラブラドール。
仲良くさせてもらっていた。
長い時間をかけて話をしていて、涙が止まらなかった。
知人が飼ってくれることになったのだが、条件がひとつ。
「二度と会わないで欲しい」
当然の事。新しい家族となれるためには必要なこと。
それを告げるのが辛かった。
その言葉を告げたとき、悲しそうな顔が、苦しそうになってた。
大切なのに別れなければならない。
大好きなのに二度と会えない。
私にはかける言葉が見つからなかった。
ただ言えること。
新しい家族は大切にしてくれること。
おうちの中で飼ってくれるし、お布団にも入れてくれる。
病院にも連れて行ってくれるし、美容院にも出してくれる。
これ以上の良い条件で飼ってくれる人は、もう現れない・・・
これからが、辛い試練の時。
私は何もしてあげられないけど、いつも思っています。
お互いが幸せになれるようにと。
そして傷が癒える事を・・・