今日は絶好のお天気の中
しつけ教室の卒業証書授与式(ちょっと大げさな言い回し?)が行われた。
キチさん、リリィさんに先日プレゼントした一張羅を着させて気合十分で出席した。
「それでは、リリィちゃん。」と訓練士の先生に呼ばれて前に出る。
【認定書】
ウエルシュ・コーギー・ペンブローグ リリィ号
【指導手】
オマヌケ キチ。
家庭犬訓練 全課目終了を認定する。
・・・・この瞬間をどれだけ待ちのぞんだか・・・。
キチさん、ドキドキしながら先生から証書をいただけるときを待ってた。
・・・って、リリィさん。あなたこの大事なときにドコ見てるんですか・・・。
そして、いよいよ我が手に・・・・。
イェ〜イ
キチさん、テンションあがりすぎで
高島忠夫の親指ばりの右手の突き上げ方で嬉しさを表現。
冷静沈着な大人のふりをしているジュンさんから
「オマエハアホカ」と注意を受けてしまったのだが
今日はそんな言葉など耳に入らんのです、ハイ。
嬉しいもんは嬉しいのだ〜
単純バカ 自分の気持ちに正直なキチさん、ここに健在なのだ。
今日はお友達ワンコである、ぽてとくんも卒業証書をもらった。
ぽてとくんは、ジャンプが大得意のナイスガイ。
これからも一緒に訓練を楽しみましょうね
このしつけ教室に参加しはじめたころは
上級クラスのワンコを見て卒業なんてものは夢そして夢だと思ってた。
しかし、ワンコは少しずつでも理解してくれるもんだと実感。
そしてこうやって覚えていったことが、人間とともに生活をしていくうえで
とっても役にたつこともわかった。
もう何年も前のことになるが、
まだジュンさんの存在すら知らなかったキチ22歳のとき。
柴犬が欲しくて、なにも調べないまま購入した。
この柴犬がみごとに「アルファシンドローム」になってしまった。
「飼い犬に手を噛まれる」を地でやってしまったのだ。
何も出来なくなり、触れなくなった。お風呂どころかブラッシングさえ出来なくなった。
何年も過ぎた今でもキチの手には噛まれた傷が残っている。
手も痛かったけれど、心が本当に痛かった。
その柴犬は家から逃げ出して、交通事故にあって亡くなった。
まだ1歳6ヶ月だった。
首輪だけが私の手に戻った。
突然目の前から居なくなったこと、そして何もしてやれなかったこと。
泣くしかできなかった。
今度ワンコと一緒に暮らすときには、絶対過ちを繰りかえさないと決めた。
ルルというコーギーと暮らしてたときもしつけ教室に通った。
私が転勤になってしまって少しだけしか通えなかったけれど
それでも通ってよかったと思う。
訓練士の先生がおっしゃっていた。
「しつけに終わりは無い」
卒業したからと、リリィさんを野放しにしていたら
あっという間に赤ちゃん化してワガママになってしまう。
これからも、しつけ道まっしぐらなのだ〜。