この週末は久しぶりにジュンさんと買い物・食事に出かけたキチさん。
いつもの休日は平日ずっと留守番をしているリリィさんを中心に考えて
ドッグランやアジリティーに出かけているのだが
今回は人間の都合=気持ちを優先しちゃったのである。
しかし、土曜日はしつけ教室、そして日曜日は夕方からドッグランと
いつもよりはかなり短い時間ではあるが、リリィさんに親の愛情っちゅうもんを見せてきた。
ねぇ、リリィさん。たまにはいいやんね〜。いいやろ〜? いいに決まってますわよね。
そんなキチさんだが、現在育児ノイローゼとまでは行かないがリリィさんに対して悩みがある。
リリィさん2歳8ヶ月。体力的にも精神的にもいい大人である。
そんなリリィさんが行きつけのドッグランに出かけたら・・・・・・・・・・・・・・・
「要求吠え」をするのである。
「世界の中心で、愛をさけぶ」ではなく、「ドッグランの中心で、要求をさけぶ」イヌなのである。
まったくもって理解が出来ない。
パピーのころから要求吠えなんてものはしたことがなかった。
こちらが教育するまでもなく、ここで吠えたらいけないということを理解していたのだろう。
しかし・・・もうすぐ3歳になろうかというときに
何を言いたいのかわからないが、今頃になって要求しまくりなのである。
ドッグランの横のスペースでクリッカー教室が行われていたのだが、
クリッカーが鳴るたびに「ワンワンワン」= 私もクリッカーしたい! と1つ要求。
まわりに誰も居ないのに1人で「ワンワンワン」= 誰か遊ぼうや〜! と、また要求。
そのたびに私の「リ〜〜〜〜〜〜!!!!!」との雄叫びが・・・。
↑怒るときは出来るだけ名前じゃなくて「リー」と呼ぶ。
結局、ドッグランで何度叫んだことかわからない。
リリィさんどころか、飼い主まで吠えたくっているという
キチ自身が最悪と考えていた状態になっているのだ。
要求吠えは飼い主がその要求に応えると、吠えたら要求が通るとワンコが勘違いをしてもっと酷くなるので、
無視をすることが一番いいのだが、いかんせん大人数が集まるドッグランで吠えるのを無視し続けることは出来ない。
そこで、いまのところは要求吠えが始まると
私の側に呼び「お座り」などのコマンドを複数出し
それに従ったら褒めるという方法を取っている。
しかし、わからないことが1つある。
行きつけのドッグラン以外では吠えないのである。
自宅・他のドッグラン・カフェ・オフ会などのイベント会場・他人の家などなど・・・
すべて、リリィさんは吠えない。静かにじっと待てるのだ。
自宅では、何処にいるのかわからないほど気配を消せるくの一に変身する。
なんでじゃ〜〜!!!
リリィさんの行動の真意を見抜けない情けない飼い主キチ。
リリィさんの動向を見つめていると、あることに気がついた。
・リリィさんが吠えている相手はすべて自分より年下のワンコだということ。
・以前、喧嘩をしかけてしまったワンコもリリィさんより年下ワンコだったということ。
どうやらリリィは自分より年下の相手に「姉さん風を吹かしている」のである。
当然、すべての年下のワンコに対して吠えているわけではない。
実際4ヶ月のラブラドールのパピーに対してお腹を見せることもあった。
二面性にとまどうオマヌケカイヌシ。
実はリリィはこんな行動を取るようなったと同時期に、アジリティーを始めた。
リリィと楽しくアジリティーをするという目的で始めたのだが
ハードルマニアになるぐらいリリィ自身がのめり込んでいるようだ。
ハードルを跳びたい!というリリィの強い要求が飼い主にもそしてお友達にも伝わるぐらいに。
あきらかに性格が変わったと思えるぐらいに。
そんなわけで・・・訓練士・お友達とも相談をして、そして夫婦で話し合った結果
アジリティーから数ヶ月離れることにした。
リリィは「家庭犬」である。
しつけの延長上でアジリティー楽しんでいった結果、大会にまで出ることが出来たのだが
あくまで最終目的はそこではない。
家庭犬として、いま「要求吠え」という支障が出ている以上、
原因の1つかもしれないものを取り除く、例えそれが楽しいものであっても遠ざける勇気を持たなければならないと考えている。
誤解が無いように・・・ドッグスポーツをしているワンコがすべて当てはまるということではない。
リリィのお友達にもドッグスポーツを楽しんでいるワンコがたくさん居る。
しかし、お友達はスポーツ犬でもあり、ちゃんとした家庭犬でもあるのだ。
悲しいことに今のリリィは家庭犬としての求められるべき項目が達成できていない。
もしかしたら、要求吠えはアジリティーが原因では無いのかもしれない。
原因では無いとわかったときに、また復帰すればいいのだ。
スラロームなんかは、身体で覚えるものだから長期間しなければ忘れてしまうかもしれないが
忘れたら忘れたで、また最初から覚えなおしていけば良い。
しつけ教室での大先輩に言われた言葉「困ったら最初に戻ればいいだけよ。」
そう。最初に戻って、しつけ教室に頻繁に通い
リリィと飼い主の関係をお友達ではなく主従関係をきちんとしたものに戻したいと思っている。
・・・というわけで、12月3日(日)に行われるアジリティーの大手団体であるOPDES主催大会の出場を1つの区切りとして
冬〜春にかけて、最初に戻ってリリィさんを「しつけ教室」通い詰めにしてしまおうと考えている。
毎回、淀川河川敷で行われるしつけ教室。
冬になると、おやつを握る手がかじかんでしまうぐらい風が冷たく寒い。
そんな中で、リリィさんと一緒に精神修行をしていこうと決心をしたキチさんなのだ〜。
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