仕事から帰宅直後、実家に住んでいる弟から1本の電話が入った。
「姉ちゃん、ルルが緊急手術になった。」
あまりに突然の言葉に状況を理解することが出来ずに聞き直した。
「えっ!? なに? 手術?」
何度か紹介しているが、ルルはリリィの5歳上の姉(写真右)である。
7歳半になった今、自然に囲まれた私の実家で悠々自適に暮らしているのだが・・・
何でいきなり手術!?
いったい何があったんや〜!!
ルルは3歳のとき、尿路結石を患った。
尿の回数や出方がおかしいと思った母が近所の病院に行ったのだが
その病院の獣医がとんでもない対応で
「犬なんて尿路結石になるもんなんですよ、ほっといたら治る」なんて言われ
薬も出してもらえなかった。
結局ルルは快方に向かうどころか血尿を出すまでになり
心配になった母が私に電話をしてきたのだ。
私は以前大変お世話になった獣医に連絡を取り実家がある県で良い獣医が居ないかと相談した。
すると快く、「大学の先輩で腕も良いし信頼できるから」とある獣医を紹介してもらい
その日の夜中、私と夫は実家に帰り、翌朝同じ県内とはいえ高速で1時間半かかるその病院に駆け込んだのである。
その結果・・・・尿路結石で早急に手術が必要との診断。
そして、その後も通院が必要と診断された。
高速で1時間半かかる病院に通い続けることは実家には出来ない状態だったので
その獣医さんに通える範囲で信頼できる獣医を紹介してほしいと頼み
車で30分で行ける今のかかりつけ病院で膀胱にたまった砂を取り除く手術をしたのである。
4年後・・・・・・それが再発をしてしまった・・・・・。
ルルは私が出会ったワンコ。
8頭も兄妹がいたなかで、私が「この子!」と思って迎えたワンコ。
私が精神的に参っているときにずっと側にいてくれた相棒。
そんな事情をよく知っている弟は
「心配をかけることになるとは思うけれど、やっぱり言っておいたほうがよいから・・・」と連絡してきたのである。
約2ヶ月前から、尿の出が悪く病院に通っていて、薬を服用しフードも病院食に変えてきたらしい。
この2週間ぐらいは、見た目にもだいぶん良くなってきていたらしいのだが
今日の夕方、トイレをしようとしても一向に尿が出なかったらしく
ルルの状態が見るからにしんどくなってきていたようで
弟が時間外だったらしいが病院に駆け込んだ。
そして、そのまま・・・・・手術となった。
獣医から、「心配するようなことは無いよ。
ちょっと大き目の石が尿管につまってしまったから、それを取り除くから。」
と、説明を受けたらしい。
信頼している先生なので、大丈夫だとは思っているが
目の前でルルを見ることが出来ないことが本当にもどかしい。
手術が終わったら、弟から連絡が入る。
いまはそれを待つしかない。
ルル、頑張れ。
また一緒に寝よう。
ジュンさんとリリィと一緒にまた遊びに行こう。
ルルの存在があったからこそ、いまの私が居る。
本当に辛かったとき、ルルを抱きしめて泣くことができたからこそ、立ち直ることもできたんだから。
ルル、頑張れ。