「キチ、ちょっと話があるねん。」
先日、夕食も終わり、まったりと家族タイムを楽しんでいたときだった。
夫の改まった口調が、何か私を不安にさせる。
何かしたのか。何か悪いことでも言ったのか。
も、もしかして・・・・・・離婚!?
・・・と、焦る私を横目に、彼はかまわず口を開いた。
「キチ、俺は”オマヌケ夫婦”というフレーズに納得がいかんねん。」
はっ!?
彼は続ける。
「キチは間違いなくオマヌケやわ。それは自分でも認めるやろ?
でも、俺はオマヌケとは違うねん。違うはずやねん。」
・・・・・・・。
確かに、夫であるジュンさんはオマヌケではないかもしれない。
妻の私が書くのも気恥ずかしいところがあるが
物事を常に理論的に考え、冷静に対処する能力は高いように思う。
動物的直感で動く私がこれまでやらかしたオマヌケなど、彼は絶対にしないだろう。
例えば、会社までリリィさんのおもちゃを持ってくるとか・・・。
例えば、サザエさんのように財布を忘れてスーパーのレジに並ぶとか・・・。
しかし、この場を借りてジュンさんに言いたい!
あなたは普段の生活ではオマヌケではないと思う。
それは私も認めざるを得ない。
でも、それは1点を除けば・・・の話なのである。
その1点とは・・・・
もちろん「リリィさん」である。
ジュンさんは、リリィL・O・V・E!なのである。
もう、メロメロだ。
お友達が、リリィさんを抱きしめるジュンさんの顔を見て
「あんなジュンさんの顔、今まで見たことが無い〜!」と言っていた。
いつもは冷静沈着な大人のふりをしているので、あまり顔に感情を出さない。
しかし、リリィさんが絡むと話が違う。
「満面の笑み」という見本をみせているような最高の笑顔で抱きしめる。
・・・アレ?
これって、「オマヌケ」とは違う・・・?
違う?
・・・・・・・・・・・。
えぇ〜。これから私たち夫婦を示す言葉は
「メロメロ・オマヌケ夫婦」ということで・・・・って、長っ!!
・・・・・ジュンさん。これでよろしいでしょうか。
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さて、ジュンさんは何て言うのか!?
「メロメロ・オマヌケ夫婦」を認めてくれるのか!?
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