★9月27日★今日は学校の研修で、動物愛護センターの見学に行ってきました。
愛護センターは県内の保健所を統括する施設で、いわゆる犬・猫の処分場・・・です。
業務内容は、愛護に関する業務(動物のふれあいや仔犬の譲渡会など、動物愛護を啓発する業務)と管理業務(犬・猫の収容、殺処分など)の2つに分かれているそうです。
最初、愛護センターという名前なので、処分はしていないのかなと思っていました。
保健所と名のつくところが行うと思っていたんです。
でも、センターに着いて煙突らしきものが見えて、もしかして・・・と思い、さらに業務内容について聞かされて、やっぱりとなりました。
愛護という名前なのに、殺処分があるなんて、とってもかなしいことです。
実際に処分を行う場所の見学も行ったんですが・・・
深く静かに心に突き刺さるものがありました。
今まで、本や雑誌などで、処分場について読んだことはあって、なんて冷たい場所なんだろう・・・ひどい・・・と思っていました。
しかし実際に見ると、さらにもっとひどい思いでいっぱいになりました。
静かに悲しさ、むなしさが起こってきました。
とっても無機質で冷たい印象の場所なんです。
コンクリートの床に、金属の格子。
そして、犬を死に追い込むための、スクイズゲージや最期に歩く道など・・・
なんの温かみもなく、合理的に無慈悲に犬を死に追いやるために作られている場所でした。
しかも処分を行うための操作は、ボタン1つで簡単に行われてしまうんですよね・・・。
そんな風に簡単に処分が行われてしまうから、平気で持ち込む人も後を絶たないのではないかと思いました。
ちょうど、見学したときに収容場に白い雑種の子が収容されていました。
ケージ内で伏せをして、悲しげな顔をしていました。
でも職員の人がいうには、飼い主が引き取りにくることはないだろうとのことでした。
収容期限は29日でした。
あの犬の姿が忘れられません。
焼却場も見学しました。
焼却場の小さな扉の中をのぞいたら、ここまで我慢していたんですが、涙がでてきました。
とっても真っ暗で、どんよりした中に、灰が溜まっていました。
こんな中でこの世の最期なんて、ほんとにほんとにひどいと余計に悲しくなりました。
きちんと飼われていたら、ふかふかのお布団においしいご飯を食べて幸せに暮らしているはずなのに・・・。
最後に、これから譲渡される予定の仔犬たちを見ました。
しっぽをはりきれんばかりに振って、寄ってくる仔犬たちに、ぜったにいい飼い主に飼われるんだよと、声をかけずにいられなかったです。
直前に見た光景と、仔犬のかわいらしさと明るさがとても対照的でした。
そして、くぅのことを考えて、何が何でもずっと幸せに飼ってあげなくてはいけないと思いました。
今回見学してみて、正直かなりのショックでした。
見学して3,4日経ちましたが、処分場の様子は、目に焼きついて離れないです。
でも、動物を飼っている人は一度、行くべき場所だと思います。
犬を捨てるということがどういうことか・・・
本当に良くわかります。
そして、こうした現実があることを知った上で、今の現状を変えていこうとするべきだと、私は思います。
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