寸又峡温泉から奥泉駅へ
なんでも、ボクたちも一緒に電車に乗るんだ(ワクワク)
だけど・・ママは心配そう。。 いったい何で?
それはね・・電話で確認したけども
果たして 入れ物 は大丈夫かしら
駅長さんは、ボクたちの入れ物を見て切符(手荷物)を切ってくれたよ
おまけに 「帰りの金谷まで切符をきろうか?」 とまで言ってくれた
とっても嬉しかったけれども、SL(蒸気機関車)は
たちは乗せないことにした
アブト鉄道だけでも往復2時間以上、そのうえ千頭〜金谷まで
1時間10分も乗ることになる。
たちに、初体験で長い時間(窮屈) 可哀そう・・
ボク 準備OK
凛ちゃんもすずも スタンバイOK
井川線のミニ列車が ホームに入ってきた(ドキドキ)
ボクたち一緒に乗るんだね
アブトいちしろ駅まで、後押しのディーゼル機関車だ
ブルルル〜ン 唸りをあげ後押しの形で走りはじめる
アブトいちしろ駅では床下に歯車(ラックギア)を持つ機関車と連結する
レールの間にはギザギザ(ラックレール)が敷かれている
急勾配の助っ人ともいえる電気機関車だ
うわ〜っ きれい〜
うわ〜っ 登ってる〜
車内が うわお〜 うわお〜 と騒々しい
ほなら ボクも
立つんじゃないのっ とママに頭をポカされて
またまた入れ物(乳母車)に沈む
お兄ちゃんはいいわよ あたちは籠のなのよ (すず)
ボクだってな〜んにも見えないんだ
見えるのは人の足だけだよ (凛)
かんぞう駅に到着する
ただ じ〜っとしているのも疲れるよね
ここから接阻峡温泉まで歩くんだ
途中道に迷ったりもしたが、里山歩きのようで気持ちがいい
暗〜い長いトンネルをくぐったり、お茶畑が広がったり
楽しいハイキングコースだね
接阻峡温泉に着くと・・ママたちおでんの匂いに釣られちゃった
お昼 食べ損なっちゃう。。からとか言っちゃって
デザートの柏よもぎ餅まで
さっさとお店の中へ消えてしまった
ボクたちは ただのお水だけで 行動食は?
頭にきたから 泣き叫んじゃった
ママは 「静かにしててっ お蕎麦がのびちゃうでしょ」
叱っておきながら、お蕎麦から離れる気はなし
パパがお蕎麦を持って、ボクたちの側に来てくれた
ママは子を思う気持ちよりも、食い気なんだわっ
忠犬ハチ公・・・凛公がいた
凛ちゃんはじ〜っと何も言わずに、一点だけを見つめている
電車を待つ間・・八つの吊り橋を渡るトレッキングだ
夢の吊り橋で自信のついたボクたちは・・へっへ〜ん
こわくない。。こわ〜くないない。。だわ
ママ、あたちに着いてらっしゃい
すずちゃん、ご機嫌ね
吊り橋なんてと前よ〜(朝飯前?)
お天気も良くて、あたち気分がいいの
ボクが思うのには・・・
きっと、窮屈な籠(ケージ)から釈放されてから
すずの頭は 陽気になっちゃったんだよ
あまりにも陽気なすずちゃんに・・・
これから籠のさんは 可哀そうだけど・・堪忍ね
ニッコリ(笑ゴマ) ママもすずと笑ってる
続く・・・