居間を走っていたみかんが、突然、「キャンキャン!」と鳴いて右の後ろ足を引きずり始めました。
びっくりして獣医さんへ連れて行くと、
「あ、これは脱臼ですね」
先生は少しも驚かずに、すぐ処置をしてくださいました。
何かの衝撃で関節の[おさら]が外側へずれてしまったらしいのです。
獣医学的には「膝蓋骨脱臼症候群」といって、チワワやヨーキー、ポメ、トイプー、シー・ズーなどによく見られる症状とのことです。
放っておいても、おさらはひとりでに元に戻るんだそうですが...
クセになって脱臼を繰り返すうちに、やがて関節がボロボロになり、そのうち腱が切れてしまうなど大変なことにもなりかねない...とのお話でした。
「予防がいちばんなんですよね」
先生はそうおっしゃいます。フローリングの床で足を滑らせて脱臼する小型犬が、昨今すごく多いんだそうです。
3日分の消炎剤をいただいて家に戻りました。相当、痛かったらしくて、みかんはハウスの猫ちぐらに潜り込んだまま、出てきません。大丈夫かなぁ?