あんなにも辛いと感じた矯正トレーニングだったけど、人間も犬も
一週間を過ぎる頃になると、段々とその環境に適応してくる。
最初は辛い面しか見えなかったけど 次第に良い面がチラホラ顔を出してきた。
常にリードをつけて私と一緒に行動しているため はぴぃは陰で悪さをすることがなくなった。
そうなると、私もはぴぃに対して「こらぁ〜〜っ!!何やってるの〜〜っ!!」
と怒ることがない・・。
あんなに毎日「コラ」だの「ダメ」だの言ってたのに。
ロボット犬はぴぃも一時のショックな状態から立ち直り 時々反抗するそぶりを
見せれるまでに元気になった。
そうそう それでこそはぴぃらしいよ〜〜
そうなると私もリードをピシャピシャと引っ張って 心置きなく叱れると言うもんだ。
そして、トレーニングの課題の「部屋の中をリードを付けて連れまわす」
をする時に教室でしているトレーニングの復習を取り入れることにした。
すると、教室の時は「先生がいるしぃ〜、みんなもやってるしぃ〜」と言う渋々な感じで
トレーニングをしていたはぴぃが この時ばかりは尻尾フリフリで喜ぶようになった。
喜び過ぎてテンションが上がってしまって、体がクネクネして褒め辛いんですけど・・・・
はぴぃの動きも今までにないキレがある。
やる気が体から溢れている。
私もこの時ばかりは、いっぱい褒めてあげることができる
はぴぃも褒められることに喜びを感じてくれているようだ。
なんか、私とはぴぃの関係・・いい感じ
今まで私の一方通行だった私とはぴぃとの関係が、ほんの少しだけど
気持ちが通じあった感じがする。
何となく、この矯正トレーニングの意味する所がわかってきたような気がした。