はぴぃが子犬の頃 私は育犬ノイローゼになった。
私は犬を飼うのは全くの初心者
そんな若葉マークの元にやって来たはぴぃは気が強くて 驚くほど我の強い子だった。
その上、手を見れば噛みつくので撫でることも抱っこもさせてくれない
こんな子正直言って初心者向けではありませんっ
毎日がはぴぃとの格闘だった。
子犬相手に感情的に怒ってばかりで自己嫌悪に陥って、そして泣いてばかり。
そんな日が続いて限界が来た頃・・
ふと、犬を捨てる人の気持ちが何となくわかってしまった。
縁があってうちに来た子はどんなことがあっても最後まで面倒を見る!!
と言う決心の元 はぴぃをお迎えしたはずなのに・・・
そんな時
「そんなに嫌やったら おふくろにはぴぃを引き取ってもらうか?」
とまさちゃんは言った。
まさちゃんのお母さんは マルチーズを13年間育て上げた人。
きっと私なんかよりもはぴぃのことをりっぱに育ててくれるだろう。
だけど「絶対に嫌だ!!」と言う思いが咄嗟に出た。
「捨ててしまいたい」と言う気持ちに一瞬でもなったのも事実だけど
「絶対に嫌だ!!」と咄嗟に思った自分の方を信じたい。
まさちゃんの一言で目が覚めた。
覚悟ができた。「はぴぃを育てるのは私しかいない」って。
今でははぴぃがいない生活なんて想像できない。
こんなこと思ったことがあったなぁ〜って今だから話せるお話。。。