三十路に近づく元トリマーの私とアメリカン・コッカースパニエル「もも」とトイプー「くりみ」の生活☆

PROFILE
★ももママ★

大阪でももちゃんとホッコリと暮らす「ももママ」ですぅ♪

☆もも☆

今年で8歳を迎えたオテンバ娘☆食べるが「命」ですぅ♪

☆くりみ☆

今は天国在中☆可愛いワガママ娘♪

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Feb 14, 2007
くりみ〜出逢いと別れ

くりみ可愛い今日はバレンタインですねぇ

そんな日に私はストレスから口元と腰にヘルペスがっっつ痛いの何の

 

今日は大好きな相手に愛を伝える日なので「くりみ」の事を書きたいと思います。

 

先月、5歳で天国にいきなり行ってしまったくりみ・・・。

 

出逢いは、私がトリマーの専門学生の頃。

プードルのカットをもっと勉強したくてプードルを飼いたいっと言う気持ちにかられ、親からも意外にあっさりOKしてもらい学校の先生に相談・・・。

そして数日後、「関東のブリーダーさんの所に血筋の良い女の子おるねんけど・・・ウケグチやねん・・・。」っと話始めました。

 

血統はバリバリ良いがウケグチの為にショーにも出れず値段も安くでOKとのコト。

 

私はカットができ、女の子でブラックが良かったので、すんなり「お願いします!」っとバイト代10万を先生に渡しました。

 

そして一ヶ月後・・・・待ちに待った「くりみ」との出逢う日

 

ももちゃんとは別に新しいゲージやらオワンやら買い揃えていざ学校に

 

「はぁ〜い!この子やで!」

手渡された・・・その子は今日から我が娘家族です。

手の平に乗る、ちまい子顔を見ると・・・噂通り、出っ歯・・・。

ゴムパッキンみたいな口元(笑)

友達は薄ら笑いだけど、私には可愛くてしょうがない

 

そして、当時付き合っていた彼氏に来るまで送迎してもらうのでIN

キャリーバックに入れてるくりみは何度も何度もファスナーを中からこじ開け私の膝の上に座り寝る・・・。

この頃からママ好き発揮のくりみ

そして家に着き「くりちゃん♪今日からココがお家ね今から先輩からの洗礼受けるけど頑張ろうね

くりみに、そぅ話かけるがキョトンとしている。

 

ただいま〜っと私がリビングに行くと家族は待っていました!っとばかしに集合

皆さん、「出っ歯!出っ歯!」っと興奮

そして先住犬・猫の2人が・・・もも様とは一歳違いになるくりみ。

ももは匂いを嗅いでチェック

そして猫のもか様は遠めからチェック

 

終始くりみはオドオドしながらも楽しそう

 

そしてすぐ私の膝に来て寝る・・・。

 

小さくて出っ歯なくりみは成犬になっても重くても2、3キロ・・・普段は2、1キロでした。

私は一人暮らしする時も、ももとくりみは一緒に連れて行く気満々なのでペットOKのマンション探し。

そして1ルーム8畳の部屋でワンワン泣いても大丈夫と言われたマンションに住み始めた初日・・・私が学校に行き家に戻ると玄関ドアに「犬うるさい!殺すぞボケ!」っと貼られていました・・・。

さすがにビビリ父に相談・・・。

父は不動産屋に話をつけてくれて、またも即、引越し。ちゃんとお金も返して貰えて、父が新しいマンションを探してくれました。

大家さんがワンコを飼っていて、大型犬も住んでいるマンション。

そして鉄筋作りなので音漏れがほとんど無い!

そして何よりも1ルーム18畳、ベランダ10畳

これは、もも、くりみにとっても広びろしている!

 

即入居そぅ今のこの家が私ともも・くりみの1ルーム・ファミリー生活の原点に。

 

そして学校に一緒に行ったり、お留守番したり、スゴクいい子

 

とある時、学校内で大きな大会に出る選抜を決める試験が!!!プードルを飼っている子は自分の娘や息子を連れて来る人がほとんどなので、私も「くりみ」をだが、くりみは毛質が柔らかくカットが難しい試験前は毎日のように一緒に学校に行って試験に望む!!

試験開始

いつもは大人しいくりみが・・・暴れる!暴れる!そして・・くりみがバリカンを蹴りバリカン飛ぶ事5メートル・・・。

私は心の中で「あっ〜!!!!」っと叫ぶが「がちゃ〜ん!!!」とスゴイ音・・。

しゃべってはいけない試験中・・・私はどぅしても試験に受かりたい気持ちでいっぱいだったが、すぐさま諦めた・・・くりみに「いいんやでゴメンナ・・・」っと話かけバリカンを拾いに一緒に動いた・・・。普段大人しいくりみを知っている先生やクラスメイトもビックリの様子・・・。

私はトリマーを極めたくてプードルを飼い始めた、もちろん大会に出る為もある・・・けど、それは私の思いでくりみは私とももと一緒に暮らしたいだけなのかもしれない・・・そぅ思うと自分の愚かさに反省した・・・試験は途中で辞めるコトは出来ない・・残りの時間はユックリ、ユックリとくりみがイヤ無い程度に進めた。

そして試験終了・・・先生のチェックが入る。

いつもは怖い主任の先生が私の所に来て「それで、いいねんで。あんたが頑張っていたコトも、大会出たいのも分かってるよ・・・くりみもくりみなりに頑張ったんやで、途中で放棄したんじゃ無くて、くりみの気持ち尊重したあんたはそれで良いねんで!無理やりやらなアカンコトも就職したら出てくるけど、今は学生身分や!気にするな!」っと言い「くりみ〜偉いな〜!チョットしんどかったんやね〜」っとあやしてくれた。

そして担任の先生が「バリカンの歯かけてないかみたるから貸してみ!気にしたらアカン!いつも大人しいくりみが暴れたのは本当に辛かったんやで!」っと言いバリカンを直してくれる。

友達も「くりみ〜どしたん!!!!」「残念やな・・・」「ビックリしたわぁ!」と駆け寄る。

私の大事な大会であったけど、この日から今まで以上にくりみが愛しく感じた。

そして、また平凡な日々・・・。

常に私に付きまとうくりみ。

オモチャに興味無いのにももが遊んでいると横取りして遊ぶくりみ・・・そして怒らずオモチャを譲るもも様。

機嫌が悪いのかもも様の長い耳を噛むくりみ・・・ももは少し威嚇するが噛まない・・・けどスネテもも様、就寝すると始めは別々で寝ているのに「ゴメンねぇ・・」っと言わんばかしに、もも様のお腹の所に・・・いつもの定位置で寝るくりみ・・・それを受け入れるもも様・・・。

 

そんな生活がまだまだ続くと思っていた。

そして・・・やって来た悲しい日。

くりみが大人しいおかしい!!!っと思い急いで彼氏と病院へ・・・。

体温34度・・「この体温で生きているなんて奇跡ですよ。」っと言われ治療をして帰った・・・。

いつもの病院はお休みでネットで調べて行った病院・・・。

そして家に帰ると少しづつ元気になり温かいミルクを飲ましてあげようと思いキッチンに行った瞬間・・・「くりみが痙攣してる!!!」彼氏の大きな声・・・「また、また〜冗談いって・・・」っとくりみを見るとすでに固まっている・・・。

私は取り乱すが毛布に包んで夜間病院に電話しながら彼氏とタクシーへ・・・。

病院に着きみて頂くが・・・すでに遅かった・・・。

私はとにかく泣くことしか出来ずズット病院で泣いた・・・。

泣いた所を見たことが無かった彼氏も泣いた・・・。

くりみは3秒ぐらい痙攣して亡くなった・・・そんなに苦しまずに・・・。

そして、私の前では無く彼氏の前で亡くなった・・・。くりみは優しい子です。いつも「ママ!ママ!」っと言うくりみは自分の辛い最後の姿を私に見せまいと思ったのでしょう・・・本当は私に最後を見て貰いたかったはず・・けど、私が苦しまないように・・・っと思ってくれたと思います。

私は泣きながら家族に電話をした。

ママは終電で、妹は仕事帰りの姿で、父は仕事中に抜けて・・・。

 

一番に来た妹に「コレでお花いっぱい買って来て・・。」っとお金を渡した。

くりみが最後に使ったペットのベットに寝かせ、その回りにお花をいっぱい入れた・・・。

一晩中、私は泣いた・・・。

そして次の日・・早朝・・・くりみをお寺に連れて行き火葬と供養をした・・・。

火葬が終わったくりみの骨・・・私はビックリした・・・元々、小さい体だったが骨は想像以上に細すぎる・・・「爪楊枝みたぃ・・・」彼氏と骨を骨壷に上げた・・・。

「コレは喉仏ですよ・・。」っと教えてくれる。

いつも「ワン」では無く「ニャン」っと鳴く、くりみ・・・不思議な声はコレから発していたんだ・・・。「コレは肋骨ですね・・」「コレは頭蓋骨ですね・・」っと、小さいくりみの骨は形として残っている部分は少なく、残っている部分を教えて貰っている時に「コレは下顎ですね・・。」っと。

くりみらしく感じた瞬間だった。

くりみの特徴である下顎・・・。

 

最後の最後まで自分を主張しているような・・・。

 

帰り道、私はお花が欲しくて彼氏に花屋に寄って貰った。

一ヶ月前ぐらいに、その花やの前を通るとカーネーションで作ったプードルがあった。

それが欲しかった・・。

私は花屋に着いた。

忙しそうに花を作る、おじさんと少し怖そうなおばさん・・・私はおじさんに「カーネーションでプードル作って欲しいんですが・・・。」っと伝えた。

「あれは目とか下とか作る材料がいるから、後日になるなぁ・・・」っと。

「そうですか・・じゃぁ・・・ブーケをピンクとかで女の子らしく作って下さい・・。」

その時、怖いおばさんが「この子は今プードル必要やねん!!あそこに飾っているの造花のプードルやけどいい?」っと声をかけてくれた。

「えっ・・いいんですか・・?!」

「いいねんで!今、必要なんでしょ?ワンちゃんのお墓に備えたいやろ?」っと私が握っていたお寺のパンフを見た。「ちょっと待っていてな!女の子らしいのつくるからね!」っと言ってくれた。そして造花のプードルを真ん中にまるでお花畑にくりみがいるように・・・。

そしてお金を払う時「偉いね・・・」っと頭をナデナデしてくれました。

くりみを連れて帰り骨壷の横にお花を置いた・・・。

 

その日からくりみのいない生活が始まった・・・。

いつも心の中で「ねぇ、くりみ・・・」っと話かけるのが日課に・・・。

まだ、まだくりみのいない生活は変な感じです・・・もも様も甘えてくれるけれど、私に元気出して欲しい時に甘えてくる・・・。

私が元気にしていると、もも様は一人で遊ぶ・・・くりみは自由気ままでとにかく甘えてじゃれる・・・。

 

ねぇ・・・くりみ・・あんたのワガママで気ままな性格はママゆずりやわぁ・・・くりみのパパが言ってたよ・・・ワガママって言われるの今までイヤだったけど今となってはくりみと一緒と言われているから嬉しいよ・・・。

5歳と言う短い間だったけど、本当に教えて貰ったコトがたくさんで、内容が濃い日々だったね、ママが実家出る時に一緒に出て本当に良かったと思う・・・。ズット一緒にいれて本当に良かったよ、ありがとう