今朝の大阪はよく降りました。特にトーサンが出勤する時間はザーザー降りでした。でもその後は回復していって昼前には雨が上がって今は大分明るくなってきています。
さて、ちょっと今日は私の考えを書かせてもらいますね。
最近時間があるのを利用して、食事のことから始まってしつけのこと、病気のことと色々と勉強しています。
その中で時期的なフィラリアに関する知識を得る機会があり疑問に思ったのです。
「どれだけの人が正しく知識を持ってるんだろ?」と・・・。
というのも去年も獣医さんで「フィラリアの予防もしましょうね」と言われて「はい」という感じで始めたわけですが、「フィラリア」ってどういう病気か知ってますか??
そう、本当に詳しい内容は聞いていませんよね・・・。
今回私が知った情報の中で「知っておくべきでしょ!」と思うことを書かせてもらうことにしました。
まず、たまたま図書館で手に取った「獣医さんの体験談」みたいな本に書いていた話。
ある女性が「8ヶ月も多いわ」と思ったので半分をご近所さんにおすそ分けをしたそうです。するとその分けてもらった人の犬が突然ショック症状で倒れたそうです。あわてて病院に駆け込んできてその事情を聞いたこの獣医さんは絶句したそうです。
この話を聞いて「フィラリアの薬ってコワイんだ!」と思った方はいらっしゃいますか?
それは大きな間違いです。この後の話をよく読んでください。
何故こんなことになったか分かっておられる方。すごく勉強されていると思います!
この本にも理由は書いてありましたが、その後にもっと詳細な説明を聞いたのでそちらから・・・。
まず、フィラリアというのは通称のようなもので正式には「犬糸条虫症」といいます。
そして蚊によって運ばれはしますが元々生まれるのは犬の血管の中です。そして生まれた場所では成虫になりません。そこで蚊がこの犬を刺した時に移動して寄生し、蚊の中でもう少し大きく育ちます。ある程度の大きさになると蚊が次に刺した犬に寄生しなおすというわけです。
で、「予防薬」とはいいますが実はこの「予防」は成虫になるのを予防しようというものであって「体内に入ってこないようにする」ものではないということ。投薬したものは幼虫を駆除する薬で「月に一度一斉駆除」するためのものだったのです。
で、先ほど血管の中に寄生すると書きましたね?では駆除された幼虫は?そう、すぐに血管から排除できませんから体内をめぐっているのです。だから大量に一斉駆除すると血管が詰まってしまいます。なので月に1度なのです。
先ほどのショックを起こした犬はまさにこの状態。駆除された虫で血管が詰まってしまったというわけなんです。
2年目から獣医さんで薬を出してもらう前に検査をしますよね?それは体内に幼虫がいないかどうかを確認し、こういった事故が起きないようにしていたということだったのです。
そして投薬する回数(月)ですが「駆除」なわけですから最後が一番肝心なのだということ。早々と切り上げてしまってはその後に寄生された幼虫が大きくなってしまう・・・ということで蚊がいなくなった頃の1月後ぐらいまで必要なのでした。
ですから先ほどのおすそ分けしてあげた女性の犬はしっかりとフィラリアに陽性だったそうです。本末転倒ですね。
では、「やっぱり危険な薬じゃ・・・」と考える方が多いと思うのですが、危険なのは飼い主が認識不足であること、犬のことを考えていないことだと私は思います。
蚊に刺されずにひと夏を過ごすことが出来ますか?不可能ではないでしょうか・・・私は1日で5,6箇所刺されてます♭
そして糸条虫の成虫を見たことがありますか?教えてもらったこのサイトに本物の写真が載っています。ぜひ見て下さい。(http://members2.jcom.home.ne.jp/pepara/pet-byouki-firaria.html)
こんなものが心臓の中で移動しているんですよ?ツライわけがありません!そして治療は手術で心臓から取り出すか、この虫を駆除する薬を打つかだそうです。この薬は劇薬なため後遺症が残る可能性がかなり高いということ。状況がわるければこのどちらも選べずこの成虫が死ぬまで容態が悪くならないよう観察しながら暮らすのだそう・・・。勿論心臓に虫がいるわけですから途中で死亡ということもあります。
私はどの選択も嫌です。それならば獣医界で安全とした「予防」を選びます。そしてこの「予防薬」も健全な犬であれば2,3日で排泄するとのこと。逆に副作用を起こすということは犬の体内が健全でない可能性を重視するべきだそうです。
ただ、コリー、シェルティは先天的な遺伝により副作用を起こす可能性があるということ。これは獣医さんの方がよく分かっているとは思いますが飼い主さんは記憶しておいたほうがいいと思います。