犬のナギの日常。

November, 2010
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ナギ

臆病だけど元気いっぱい。前足に障害がありますが、後ろ足がとっても発達しました。

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Jan 03, 2006
もうじき1年になる。
私と犬が出会ったのは、まだ寒さのある2月だった。
家では金を出して犬を買うのには抵抗があった。
そういう出会いもあるとは思っていたが、家族になるべき存在を買うのはやめる、というのが暗黙の了解になっていた。

やがて、出会った。

一緒にいた兄弟犬たちはみな死んだそうだ。
ただ1匹の生き残り。
ミニチュアダックスの奇形児。どんな生まれなのか分からない、たらい回しにされた子犬だった。
無理なブリーディングの結果なのか?
尋ねても犬は、ただおどおどと物陰に隠れるだけ。

私はその日、友人宅にいた。
だから来たときのことは分からない。妹がトイレをしつけたそうだ。すぐに覚えた。
どこかの家で、あらかじめ教えてあったのだと思う。
次の日、帰ってみると子犬がいた。

小さかった。よろよろしていた。足の関節がいびつに曲がっていた。
物音がすると、すぐに陰に隠れて、震えていた。

抱いてみれば、おとなしくしていた。
私はこの犬を愛そう、と決めた。
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Jan 02, 2006
我が家には犬がいる。
名はナギという。
障害をもつその身にも、凪いだ海のように平穏な一生が訪れるようにと、妹がつけた名だ。