なんか真面目な話ばかりが続いてますが。
先日のブログにちょっと書いたチコちゃんは、私が初めて飼ったワンコです。
私が小学生のとき、姉弟3人でお小遣いを出し合い、親と掛け合い
どうしても犬を飼いたいといって何回も何回も訴えて、
やっと両親の許可をもらい、ペットショップに連れて行ってもらいました。
確か母があまり犬が好きではなく、反対していた記憶があります。
なので、最初は3人とも小型犬・・・
当時なのでマルチーズとかポメラニアンとかだったと思いますが、
を飼うつもりでいました。
田舎の小さく狭く暗いペットショップ、
その店の店先の2段重ねになったケージの
下の方にもう割とおおきくなったそのワンコはいました。
いかにも狭そうなところできちんとお座りをして
上目遣いでこちらをみていました。
ペットショップの人は
「その犬はもう大きくなっちゃったから割引するよ、
買ってくれる人が居なければ処分することになっちゃうからね」
といいました。今でも忘れられません。
3人と父で外に出て
「小さい犬が飼いたかったけど、あの子を連れて帰ってあげたい」
と話をしました。
当時父は
「もう大きくなっちゃってるから慣れないかもしれないよ?」
といったのを覚えてます。
それでもいい、といって連れて帰りました。
お小遣いが足りない分は父が足してくれて
そのワンコを連れて帰りました。それがチコちゃんです。
そのとき、たしかチコちゃんはもう1歳近くになっていました。
大きくなってからうちに来たのでしばらくは本当に「わん」とも言えない子でした。
だまってご飯をたべて、だまって寝て。家の人の側にもなかなか来ない、そんな子でした。
慣れるまでずいぶん時間がかかりました。
犬が余り好きでなかったはずの母が一番よく面倒をみていました。
一番一緒にいる時間も長かったし、チコも母が最初にすきになったようです。
その後は徐々に家族になれていきました。
一番下の弟は子分かなにかと思っていたようで、
父が弟を怒ると、必ず間に割って入って弟を守っていたのを覚えてます。
でも、やっぱり感情を素直に出すのが苦手のようでした。
チビ(チコの子供)と比べると全然控えめだったと思います。
なんというか、人間でいうと一歩さがった古風な女性というイメージでしょうか。
最後まで家族以外の人間はあまりすきではありませんでした。
チコちゃんは最後目が見づらくなりましたが、最後まであまり甘えることを
好まなかったようです。極力自分でご飯を食べ、排泄をすることを好んだと
記憶しています。
今思っても、ちこちゃんの子供のチビちゃんは「愛嬌がある甘え上手な子」で
ちこちゃんは「控えめでおとなしい子」です。
幼い頃からどこかの家庭で育ててもらえればもう少し人が好きになれたかもしれないですが
あのケージに一日閉じこめられていたらそう言う性格になるのも仕方ないと思います。
14年という長い間一緒に居てくれて、天国に旅立っていきました。
チコちゃんの子供がチビちゃんですが、この子は本当に愛嬌がある子でした。
チビちゃんの話はまた今度にしたいとおもいます。