土曜日、道頓堀で会社の送別会と言う名の飲み会であった。毎回飲んで騒ぐ行為に変わりないが、こじ付け感が否めないもタイトルは重要のようである。
飲み会が近づくにつれて社内は活気にあふれ、やたら馴れ馴れしく話し話されみんなソワソワであった。この時ばかりは社内が一体感で包まれていた。
僕もこの波を逆立てる事無く凱旋、夜の戦場に備えしばしうたた寝、嵐の前の静けさであった。が、目が覚めると6時59分、飲み会は7時開始である。
あまりの大遅刻に頭が働かず、とりあえず我を忘れようとナッティと遊んだ。が、数秒でこんな事をしてる場合では、と気づく。まずは上司に電話しすぐに用意していざ道頓堀へ。
すでに一時間遅れ、上司達が完全出来上がっている事を祈りつつ、第一声をアレコレ考えお店へと急いだ。在阪企業ではウケればおとがめなしである。
と散々ネタを考えて挑んだが時すでに遅し、完全に出来上がっており僕がいつ来たのかもわからない状態であった。
そしていきなり落ち着きなくさまよう主役に変わり、上座の席に座らされる。周りは偉いさん、そして宴会部長であった。こんな緊張感はりつめた席でのフル出場は無理である。
15分に1回ペースで乾杯がくり広げられ、「飲んでるか?」と5分に1回ぐらい聞いて回るのは宴会部長のこころ配りのようであるが、実際ウザいものである。しかし飲み会と言えどお仕事、途中出場ながら最後までアゲアゲに貢献した。
結局遅れてきて1次会で帰る訳にはいかず、3次会までしゃべりたおし、タクシーで帰宅した。が、タク代ボラれた事に後日気づいた。大阪はデンジャーな街である。
深夜の凱旋をナッティは階段途中までお出迎え、僕と確認後すぐに寝室へと消えて行った。社会人は大変だな、と思いにふけながらお風呂に入った。海外旅行帰りのように、やっぱり我が家が一番だと思った。
人付き合いも犬と同じで難しいものである。言葉は話せないも素直で純粋な犬の方が、楽なのかもである。