土曜日仕事から凱旋後、地元で開催されていた夏フェスにユウコとお出かけ、ナッティは残念ながら入場不可、お留守番であった。
僕のこの日の1番人気の『マキシマム ザ ホルモン』2番人気の『YO-KING』を普通に見逃し、遅ればせながら夫婦でチャリでツーリングで駆けつけた。
チャカの取引がおこなわれてそうな、港の倉庫街をすり抜け、民生のイージューライダーに乗ってのご入場であった。
駆けつけ3杯を引っかけていい気分、この日は大して楽しみのアーティストもおらず、生のBGMでも聴きながら飲み喰らいの予定であった。
が、次のステージは筋肉少女隊、あまり良く知らんが開始直前でも人がおらず、8年ぶりの仲直り、いや再結成だし冷やかし程度に前線におどりでた。
もう始まると言うのに未だ人は集まらず、見かける人はホルモンのTシャツをきた若者と、明らかに次の次のモンパチファンばかりであった。
その中でも1番人が少ないエリアにポジショニング、ふと見わたすと筋肉少女隊ファンの方々が…。ショッキングピンクのTシャツ着た人や真っ青のジーパンツの40代の方々が。。。
筋肉少女隊ってゆうか、贅肉中年隊、ファンキーな臭いに包まれた、入ってはイケナイ聖域に、僕は踏み込んでしまったようである。
そうこうしてるまにメンバーが登場!僕は目からウロコがボロりであった。まず、唯一名前を知っているボーカルの大槻ケンヂ、グレーのモヒカンに特攻服、北斗の拳のザコキャラのようであった。
続いて目を奪われたのは向かって右のギター、全盛期のアンルイスをほうふつさせる気合のヘアーに水玉ジャケット、水玉ホットパンツ、レースのパンストに水玉ブーツ、ギターももちろん水玉である。アルフィーの高見沢の上をいくインパクトであった。
そして向かって左のギター、日焼けサロンの経営者風で、蛍光の黄緑のTシャツに黒のパンツと一見普通であるが、腹にギターが食い込み、ギターを弾くというより腹芸にもうかがえた。
投げキッスをくりかえし、ピックを客席に投げ入れるも風にあおられ、結局どちらも客には届かなかったようである。
そして最後にキーボード、キム兄にそっくりで、蘇我入鹿のような服装で機嫌が悪いのか考え事かライブ中終始気難しい顔でキーボードを叩いた。あと何人かいたかもだが、彼らのキャラの濃さに覚えておらずである。
大槻のトークはもちろん、音楽も意外と入りやすく、続々と後ろから人が集まるのを背中に感じた。人生初のヘビメタであったが、演奏がすごいんだな、と聴き入った。
高木ブー伝説やカレーを食わせろの歌は僕もサビだけ知っており、盛り上がりは酣に。そして気づけば僕は感動し涙していた。リリックや音楽に感動したわけじゃなく、周囲やメンバーの懸命さにやられちまった。
まず周囲のオヤジども。突き上げられた拳には太い血管が浮き上がり、現実にはドロドロ血かもだが、僕には酸素を懸命に運ぶヘモグロビンが暴れ、魂がやどる拳にうかがえた。
「イエイ!」のかけ声もXジャンプもどきもこなし、第3の演奏者のようであった。この日を8年もの間待ち続けたのであろう。時折子供の授業参観のように見守っていた。何がとかわからんが僕にはものすごくカッコよく映った。
続いてバンドメンバー、まずは大槻のボーカル、間奏も空いた口がふさがらず、オーバー40のヘビメタのキツさ、それをこらえ懸命に歌う姿、助けるメンバーの姿に心を打たれ、欽ちゃんのマラソンよりも感動した。
僕は涙が止まらなかった。それは目にしみる臭いとかじゃなく、ごく自然とあふれでた。Tシャツ交換を許す勢いであった。やはり好きなことをしてる人や、それを心から楽しむ人はとてもステキで、とにかく最高のライブであった。
その後モンパチや木村カエラと出てくるも大して何も感じず、最後のCoccoは子守唄となり爆睡であった。
最後に小さいながらも終わりを告げる花火が上がった。本当にに良い夏の経験となった。また来年、どんな出会いが待っているのであろう。また鬼に笑われるかもだけどソワソワである。
そして8年後、好きな事を楽しみつつステキな大人になりたいものである。